阿曽原温泉小屋

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下の廊下情報!

2024-09-12

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富山では「カニ」が並びだしました。(一杯780円)

下の廊下の整備状況について

・黒部ダム~黒部別山谷までの上半部分

 ほぼ整備は終了しています。

・黒部別山谷~仙人谷ダムまでの下半部分

 未整備箇所が多く、9月末を目標に取り合えずの通行できる程度までの整備を進めている感じ?

 秋雨前線の雨に降り方によっては進捗が前後しますが、十字峡上流で沢が荒れているとの情報もあるので絶対に先走って入山しない様に御願い致します。

※阿曽原へ

今日から小屋に入って、草刈り・内装工事等々に向かいます。

ボチボチ

2024-09-11

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今朝の剱岳(剣御前より)

室堂から帰ってきました。

室堂周辺は、さすがに涼しくて「岩イチョウ」が色付き始めていました。

一昨日ブラブラしてると、なんか見覚えのある面々が???「いってQ]のお世話をしていた山岳ガイド・旧文部省登山研修所講師を務めておられた大先生等々重鎮連?とバッタリ。

ツアー客を室堂ターミナルまで送ってから、引き続き室堂にやって来るお客さんを迎えるのだとの事でしたが・・・滋賀県内でサンダーバードが人身事故で遅れているとのことで、時間待ちがてら一緒に立山センターに行って「室堂の母?絹ちゃん」にお茶を御馳走になる事に。

絹ちゃんの歓待を受けてると「アンタら珍しい人間が揃ったから、一緒に写真撮ろう」って言い出されて・・・立山センターの食堂には来訪する名のある方々のスナップ写真が沢山張り出されているのですが・・・そういえば40数年通って来ているけれど絹ちゃんと一緒に写真撮ったこと無かったわ?(実は記念写真的なモノは苦手というか恥ずかしいというか、今回は無理やり引っ張り出された的な・・)

ってことで、玄関に出て絹ちゃんを中心に重鎮連と写真に納まって、絹ちゃんは早々にプリンターで現像したものを食堂に張り出しておられました。

なんで「絹ちゃん」の話ししたかというと!

昨年BSテレビ東京で制作放映された「秘境黒部百年物語 〜未来へ紡ぐ守り人たち〜」が海外の映画祭に出展されることに決まったとのことです。

「絹ちゃん」は、この中でも紹介されていたのですが、これまでも「所さんのダーツの旅 第一回村人大賞」等々、多くの番組で紹介されて来たのですが、小椋久美子さんを泣かせた「あの笑顔」が?とうとう世界デビューの運びとなったのでした。

それはさておき?「黒部峡谷」の険しさと電源開発で苦労して来た人間の事が、海外の方々に知ってもらう切っ掛けになるのは目出度い事です。

下の廊下情報! (ついでにバカンス?)

2024-09-08

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2020年9月6日にも立山に行っていました。

下の廊下整備状況

・黒部ダム~黒部別山谷間

 来週中には、ほぼほぼ整備を終わらせられる見込みとの連絡が入りました。

・黒部別山谷~仙人谷ダム間

 東谷吊橋付近を整備中で、今後十字峡等上流に向けて整備に入る予定だそうですが、黒部別山谷まではもう少しかかりそうです。

整備が終わるまでは通行してもらっては困るのですが、阿曽原も下の廊下の通行可能見通しが立つまではキャンプ場・露天風呂整備も行いません。

登山道・阿曽原温泉の整備状況は、随時このページでお知らせいたします。

※バカンスして来ます。

これから二泊三日ほど立山室堂へ。

今シーズンは、営業休止期間に普段の年なら行けないエリアを歩いて来ようかと密かに考えていたのですが動きが取れず・・・。

先月末には富山で飲み屋を七軒回って、ヘベレケになって仲間と別れて一人でホテルに向かったのに・・・目の前に現れた牛丼屋に吸い込まれて「カレー牛」食べて~目の前のホテルに入ればいいのに・・道路向かいのラーメン屋の人だかりに釣られて「ブラックラーメン」食べに入って~ベットに倒れ込んだのが午前二時頃??(数十年振りに青春?ただの暴走オヤジ・・)

先週は、市議会議員の面々に山小屋組合員の「今後の対応・対策」「困窮状況」等々の説明に出向いたり、他にも借地料等の減免について役所に御願いしたり・・・。

今月末から阿曽原の素泊まり営業の準備もしなければならないのですが、なんだかんだと頑張っているんだから?このままズルズル過ぎて行ってはモッタイナイ!ってことで行って来ます。

モノは考えよう?

2024-09-05

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快晴に恵まれて!

前の日曜日、早朝三時起きで朝日小屋のヘリコプターの荷上げの応援に行って来ました。

四時集合で、飲料・食材・生卵等の他に冷凍食品を保冷容器に個別梱包してとタックに積み込みます。

夜が明けて視界が利くようになってから、ヘリ会社の担当と天候などの最終チェックして北又ダム近くのヘリポートに向かい荷物を整理しながら吊り下げ用のモッコに梱包して荷崩れしない様にラッピングして~モッコの網を紐で締め上げたりと、お客さんが少なくなる季節なので大した量ではないのですが手間が掛かります。

近年の山小屋の会合に行けば、必ず話に出て来る「ヘリコプター代金の高騰問題」なので、なるべく効率よく運用せねばなりません。

実は朝日小屋で使われなくなったけれど、マダマダ使える寝具類を譲ってもらうことになったので、ただ貰うという訳にもゆかず助っ人として汗かいて来ました。

阿曽原小屋の営業再開は何時になるのやら???ですが、グダグダしていてもシャーナイので?その時に向けて「今、出来る事しておかねば!」なのです。

ちなみに今日は、黒薙温泉の元所長さんが79歳で亡くなられて葬儀に参列してきましたが、若造だった私の山小屋組合の運営をサポートしていただきました。 

普通に営業していたら、葬儀に参列できなくて最後の御別れで来てなかったかも?なんてことを考えると・・・。

布団を譲ってもらえたのも、可愛がっていただいた方に最後の御別れできたのも、地震災害の御蔭、目の前の事だけ見ると収入は無くなって困るけれど「思い悩まなくても、また頑張ればいい話」って考えるようにすれば・・・。(食わねど高楊枝!的な?)

そういえば「悪い事ばかりじゃないと 思い出かき集め・・・」って沢田研二さんも歌ってたわ?????

生きている証拠?

2024-09-04

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落ち着いているとは思うのですが・・・そこは黒部ですから!

前ページの同じ場所ですが、岩壁が崩壊~崩落して河原に堆積して川の流れが右岸側に少し曲がってしまいました。

幸いなことに?登山道は急斜面に狭く作られているので、登山道上には堆積した岩・砂は案外少なく、大部分は河原まで落ちてしまいました。(登山道が川床に近かったら埋まっていたかも?)

元旦の地震で崩落したものと考えられますが、雪崩・大雨・強風に曝されながら現在に至っているので、不安定な浮石等は落ちるものは落ちてしまい取り合えず安定していると考えられます。

しかし、現場を通過時にはノンビリ眺めたりせずに速やかな通過をお願い致します。

ちなみに奥に見える本流に架かるスノーブリッジは、雪の多い年ならば10月に入っても残ることがありますが、今シーズン整備が終わる頃には欠片も残っていないはずです。

ヘルメット!

2024-09-02

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正面上部が崩壊面はキレイです?(手前の巨岩は???)

「下の廊下」の整備に入っているダイブツ達から写真が送られてきました。

黒部ダムから向かって黒部別山谷手前の岩壁が崩壊して河原まで岩屑・岩塊が崩落して来ています。

登山道には案外と堆積土砂等が少ないみたいで、整備は順調に進みそうだとのことです。

今更ながら地震のパワーと黒部の険しさを思い知らされます。 

浮石がへばり付いているのでは?って心配になりますが、地震・積雪・大雨等で既に落ちるものは落ちてしまっているのではないかと思いますが、崩壊面はキレイですが縁は不安定な浮石が残ることもあります。

いずれにしろ「下の廊下」全体はヘルメットと強制はしませんが、岩壁の基部に作られている道だということをお忘れなく!

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