阿曽原温泉小屋

k

登山道情報!(下の廊下)

2019-10-13

写真

新越の滝!

本日「下の廊下」を5時間で駆け抜けてきたペアの情報によれば、予想通りで登山道は損傷なく普通に歩けたそうです。(彼らは、「今日は空いているはず」って名古屋からやって来てくれました。正しく大当たりとなりました)

欅平方面の「水平道」については、トロッコ列車が午前中運休していたため誰も歩いていないのですが、同じ様に障害は出ていないのではないかと考えられます。

先ほどから、キャンセル電話で「新幹線に乗れない」「車が水没して」「家が被災して」等々、可哀想なお話が次々と・・・。 何れの方も、申し訳なさそうにキャンセルを申し入れて来られますが、大変なのはお客さんの方ですので気兼ねなくキャンセルしてください。 

「山は逃げません」次の機会を楽しみにしてくださいますように。

予約状況!

2019-10-13

写真

今日の阿曽原谷(やっと色付いて来ました)

今回の台風の影響で、11日・12日・13日の宿泊が二組を残して全てキャンセルになりました。

明日以降の予約も、交通手段の確保が出来ない・自分が被災した等でキャンセルが増えて来て、併せて宿泊予定を繰り延べて予約を入れて来られるお客様もおられて、手書きの予約帳がグチャグチャになりつつあります。

本日正午現在の予約状況!

・予約を受けれない日  19日・20日・21日・26日・27日

・若干の余裕がある日  15日・16日・17日・18日・22日・23日

・まだ余裕がある日   24日・25日・28日

となっておりますが、北陸新幹線の運休等まだまだ見通しが立たない状態です。

無事です!

2019-10-13

写真

先日強い雨の止み際に、厨房の窓から見えました。

大きな被害をもたらした台風19号ですが、こちらは雨風共それほど強くありませんでした。

小屋の被害も無く、登山道についても取りあえず心配しておりません。

ちなみに一昨日テントで来ていた男性の住所が、竜巻被害の出た千葉県市川市だったけど・・・もう一組千葉市内のペアも来ていたけど大丈夫なんかい?

大量発生していた「カメムシ」も寒くなったからか?激減してくれました。(大量に駆除もしましたけど)

被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

こんな所で・・・!

2019-10-11

写真

東谷吊り橋からS字峡に向けて5分余り。

昨日の、転落事故現場です。

歩道中央に左側斜面から乗っている細長い石の手前から、右側の斜面を転落した痕跡が有ったそうです。

躓くような石も無い登山道なのですが、石を避ける為に右側に踏み出し過ぎたのか???

いずれにしても、緊張を強いられる場所ではありません。

こんな所でも、一つ間違えば重大な結果につながる黒部峡谷なのです!

皆様、緊張感を途切れさせない様に歩いて来てください。

百円硬貨について

お陰様で、お願いした途端に急激に溜まり始めました。(宿泊費の一部の5000円分を百円硬貨で持ってこられたお客様も!)

先にも書きましたが、「おつりが出ない」程度の配慮をして頂ければありがたいので、わざわざ重い思いをして来て頂かなくてもよろしいですから。

異常気象の前触れ?

2019-10-11

写真

窓に張り付いた「カメムシ」

現在11日正午過ぎです。 やたらと暑くて・・・気温は25度・無風です。(嵐の前の静けさ?)

この時期は「カメムシ」が飛び始めるのですが、これだけ大量発生するのは平成5年からこの仕事を始めて以来見た事がありません。(気温が上がって活発に動き出しているようですが、数百匹どころではありません!)

こいつを刺激するとキツイ臭い(パクチー臭)がするので、ペットボトルを利用して簡易の捕獲器を作ってスタッフ総出で捕まえていますがキリが有りません。(猛烈な低気圧が接近すると、普段は人間に釣られることの無い「巨大イワナ」が釣れる事が有るそうです)

これも巨大台風の接近による影響か?キャンセル続出の今現在も阿曽原に向っている登山者が居るのですが、先日の黒部別山谷での遭難の様に天候を見誤って事故に繋がらねば良いのですが・・・連日の遭難事故発生に過敏になっている自分が居るのですが、皆さんが無事に家まで帰れるのか心配になって来ます。(って、小屋が無事に残っているのか???)

無事に台風が通過してくれれば良いのですが・・・・・・。(早速、王子が撒き散らした殺虫剤がガス漏れ検知器を作動させて騒ぎになってます)

非常に残念です(転落死亡事故発生)

2019-10-11

写真

日没間近の薄暗がりの中、バックに送電線が見えるでしょうか?

昨日午後、東谷吊り橋上流において「転落死亡事故」が発生してしまいました。

71歳の女性が、躓く・滑る等の何らかの原因で、何の事はない平らな歩道から黒部川側の崖の途中まで転落されてしまわれました。

阿曽原小屋に詰めていた、山岳警備隊員と王子が現場に向かい~県消防防災ヘリコプターによって現場からピックアップ~黒部市民病院の屋上ヘリポートへ搬送されましたが、残念ながら命を救う事は出来ませんでした。

黒部に怪我なし!

行動中は集中力を切らさぬ様にお願いいたします。

加えて、明日から影響が出始める台風19号が接近する中での入山は控えていただく判断をお願いいたします。

昨日の事故で、強風時の救助活動がどれだけ危険な事なのかと改めて痛感させられました。

「台風接近時の入山」は、事故が起きる確率が高まります。 自分の危険だけでなく、万が一事故が発生した際の救助隊員をも危険にさらす事に成る事をお考えください。

小屋としても、元々不便な場所での施設被害・停電等の不測の事態が発生が予想される中での宿泊を受け入れる事は避けねばなりません。(今日は行動出来ても、明日は???)

「自分に、不幸は降り掛からない」

等と、何の根拠のない思い込みは絶対に持たない様に願います!

※写真は現場に飛来した、消防防災ヘリ「とやま」ですが、日没間近で時間との闘いの中で、現場近くには「東谷吊り橋」・黒四発電所からの「送電線」が二系統V字型に張られて・斜面の樹木が近くにあって、ヘリコプターのローターが触れれば即墜落モノの現場を、掻い潜る様にアプローチした大変緊張する救助活動だったようです。 

アーカイブ

最近の記事