復活させるために頑張っておられます。
2024-01-29
先日の会合の際に「立山の登山道整備促進協議会」から説明があって、称名渓谷に以前掛かっていた吊り橋を復活させてはどうか?との話がありました。
元々は、立山弥陀ヶ原~大日平 間には登山道が繋がっていて「称名渓谷」には吊り橋が架かっていたそうです。(称名滝上流約2Km)
昭和44年8月の集中豪雨で吊り橋が流失してしまい、以後橋が修復されずに「弥陀ヶ原~大日平間の登山道も使われることが無くなってしまいました。
元々、立山火山の噴火の際に出来上がった一つの溶岩台地でしたが、浸食によって称名渓谷で分断されてしまったとのことですが、2012年に「ラムサール条約」で保護指定されたのですが、弥陀ヶ原については遊歩道も整備されているが橋を復活させることによって
・貴重な湿原を広い範囲で観察することが出来る
・深く険しい「称名渓谷」これまで見ることが出来なかった「不動の滝」を間近で観察することが出来る
・弥陀ヶ原を出発すれば、大日岳へのアプローチが短くなる(称名滝下部~大日平間の急登がパス出来る)
等々のメリットがあるとのことでした。
調査の写真も拝見しましたが、当時の道形も残っているし加えて木道設置等で保全に配慮すれば環境破壊的なことにはならないだろうとの印象を受けましたし、素晴らしい取り組みだと考えますので私も応援してゆきたいと考えます。
もちろん、当時のように張り込んだワイヤーに太めの枝を縛っただけの恐ろしいものにはならないと思いますが・・・。
(ちなみに太古の時代の称名滝は、現在よりもずーっと下流の千垣駅付近 まで溶岩台地が続いていてその先で滝が落ちていたらしく、浸食が続いて現在の場所まで後退していると教えられたことがあります!)
この記事の URL : http://azohara.niikawa.com/news/2024/01/n20240129a.html