阿曽原温泉小屋

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彼を知り己を知れば百戦殆うからず!

2023-10-03

写真

昨夜はガイドが持参して来てくれた蕎麦粉で「蕎麦掻き」作って一杯。

昨日午後、十字峡付近で男性が膝の捻挫で歩けないとの電話通報が現場の本人から入りました。

阿曽原に詰めている警備隊員二名が現場に走り、ヘリコプターで釣り上げられるポイントまで搬送して消防防災ヘリコプター「とやま」で救助され一件落着。

並行して、裏劔方向から阿曽原に向かっている3人組の男性から「阿曽原に着くのが遅くなる」との入電がありました。

現場の警備隊員へ、十字峡からの帰りに仙人谷ダムから雲切新道方面を確認しながら帰って来てもらうよう連絡しておいたら、17時前に下山して来る疲労困憊?高齢の3人組と仙人谷ダムで合流して阿曽原まで付き添って来てもらいました。

無事小屋に着かれたのですが、先に玄関先で到着してくつろいでいた登山者からねぎらいの言葉などを掛けられていたのですが・・・どうも裏劔が見えるまで粘っていて仙人池からの出発が9時半頃だったらしく・・おまけに一人が「バッチリでした」みたいなことを話しておられるのが受付に居た私に聞こえてきました。

私は、遅く届いたからと言って注意することはありませんが・・・。

私の親世代に対して、こんなこと言いたくありませんが・・「バッチリ」は無いでしょ!自分達が歩くのが遅いのは分かっているだろうから早めに出発すれば警備隊の世話にもならなくてもならずに済むし、今日はたまたま他の現場が有って対応してくれてラッキーだっただけです。

するとグループの1人が、逆切れ気味に??「こちらも遅くなると電話したでしょう」って。

電話すれば暗くなってもいいわけじゃないでしょう?

「イラっ」としつつも食事を早く済ませてもらわねばならないので、元気なリーダー的な方に小屋に上がってもらい受付すると年齢は82歳で同行者は一つ違いだそうでした。

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず!」

歩くコースの長さや難易度と自分達の体力・疲れ具合等が理解できていれば、冷たい様ですが?景色が見えるまで待っている余裕など無かったのでは・・・。

玄関先で事の次第を見ていた20年以上阿曽原に通って来ているガイドが、後から呆れて「ありゃ無いわ~」って一言、そういえば昨日もこのページでこんなこと書いてた様な・・・昨夜もワヤワヤな夜が過ぎていった阿曽原なのでした。

ちなみに反省されていた様で、今朝は挨拶をスタッフにして出発されたみたいです。

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