山には敵いませんけど!
2023-05-11
写真は露天風呂から下流を写したものですが、左側上部から本流に向けての斜面が土砂崩れ・根返りが確認出来ます。(水平歩道も毎年路肩が撫でられている箇所)
写真には写っていませんが、本流との合流付近には樹木と土砂が更には右岸側河原にも倒木が何本も散乱しているのが見えました。
どちらも去年には確認できていなかったものなので、シーズンオフの間に荒れたものと考えられます。
左岸上部の荒れた斜面には急峻な涸れ沢があるのですが、そこで雪崩?雪水を伴った土石流?が発生して、斜面の樹木をなぎ倒し斜面を崩しながら本流合流まで流れ下り、勢い余って対岸の右岸斜面にぶつかったところで流されてきた倒木を散乱させたのでは???
本流上の河原に倒木・土砂が見られないのは、スノーブリッジになっていた上に堆積していたものが融雪で本流が出て流されてしまったのではないかと?
生きている木を引き倒すパワー!土砂崩れに伴い崩して来るパワー!本流上に堆積していたであろう土砂・倒木を洗い流すパワー!
険しい地形・気象の黒部では、雪が少なくても荒れることがあるってことです。
黒部は生きてます!
そんな所に身を置けば、人間の小ささを思い知らされるし・・自分が今思い悩んでいる事なんて???って感じれるのでは?
更に言えば「そんな黒部に、へこたれずに立ち向かって来た人間も頑張ってるなー」なんてことを考えてしまうのですが?
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