雪が少なくても、点検・調査は必須なのです。
2023-04-25
今年の冬は、降雪量が少なかったのですが???
場所によっては、倒木・斜面崩壊が例年よりも多く目立ちます。
写真は欅平駅の到着ホームですが、残雪上に岩・朽木等が大量に運ばれて来ているのが見えます。
元々雪崩が集まる場所で例年よりも雪崩デブリの量自体は少ないのですが、今年は残雪上に被さる岩・土砂・落ち葉の量が非常に多いのです。
この場所の上部斜面を観察してみると、細かな粒子の泥が残雪の上に載っていました。
ということは残雪が有る時期に雪の上を泥水が流れた証拠となる訳で、真冬の二月に大雨が降った日があったとのことでした。
想像するに、大量の降雨量が積雪を融かして水量が異常に増えて、濁流が斜面を壊しながら流れ下った痕跡なのではと?
積雪が少なくても、斜面を点検して不安定な斜面の浮石は処理しておかないと安全に黒部を楽しんでもらうことが出来ないのです。
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