阿曽原温泉小屋

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現場で慌てないために!

2022-04-05

写真

志合谷左岸上部から欅平方面(右側岩壁奥の、影の尾根裏側に調査に入ってました)

地形図リンク

「名剣温泉」から地形図で5㎜ほど欅平側(左)に下った道路から、緩い傾斜の藪に入って直ぐ急斜面を登り奥鐘橋~1,218mピークに向かう傾斜が緩くなった尾根上830mに向かって直登します。

地形図を見てもらうと等高線の狭さで・・どれだけの急傾斜か想像できると思いますが、岩が剥き出し部分は割と少なく、岩壁・灌木・雑草のミックス斜面で枝・草を握りながらの登高になりますが、枝が折れたり草が千切れたりすれば転落しなければならないのですが細かくピッチを切ってザイルを張り込んで登るほどでもなく・・・。(一面に見事な山菜の ゼンマイ が生えていたり、庭木にすればキレイであろう シャクナゲ が密生していて行く手を阻まれて大変でしたが)

安全をないがしろにしている訳ではないのですが、そこは経験で強い枝の樹種の見分け方や力の加え方を工夫したりしながら行動予定・地形・作業量・チームの実力や体調等々を総合的な判断で、何を優先させるかは現場で考えて行動してゆく!どんな仕事でも同じではないかと?

経験に裏打ちされた広く高い視点でモノを見て、独りで判断がつかない時の為の信頼できる相棒・メンバーです!って失敗も沢山あるのですが、それも経験値を上げる為に神様が与えてくださって試練!って??(失敗を恐れて、行動しないことの方が✖✖少々のことを乗り越える「突破力」も)

初めて入る山なので、帰りの下降ルートは岩壁の連続で困難が予想されたので、登りで時間を消費してしまうと明るいうちに調査しながら下山できなくなるかも??

実際に、何度か作業に手間取って真っ暗になってから道路まで降りて来た事も・・。

行って見て初めて分かった、困難なルート・巨大な浮石を見つけて作業に手間取ったりと想定外に遭遇しても、突破したり作業を終わらせないと帰ってうまいビールにあり付けないのですから?頑張るしかありません。

※再放送!

そういえば今夜「最後の秘境 黒部源流紀行 小椋久美子が黒部川の“最初の一滴”を目指す旅」再放送予定です。

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