それでも山へ・・・
2021-03-31
写真は、室堂平から望んだ左奥の白いピークが「剣岳」です。(写真右側枠外に「剣御前小屋」があります)
険しい山ののですが、この方向から見ると頂上には丸く大量の雪が積もっているように見えてます。実際、冬の剱岳頂上は風下の源次郎尾根側には沢山の積雪があって雪洞を掘ってビバークした経験があります。
しかし頂上からどのコースに向かっても、凍った岩稜・岩壁となっていて技術・経験・装備・天候等が揃っていないと登れない山なのは見ていただければ分かるかと。
頂上から左側に下っているのが 「早月尾根」 で、小さな白いコルに挟まれた小さく黒く尖った鋭鋒が今回の事故発生現場「カニのハサミ」になります。
その左側黒く傾いた台形が「シシ頭」と呼ばれるピークになります。
早月尾根の稜線裏側の谷が、鍛冶さんが発見された「池ノ谷右股」になります。 ちなみに、「カニのハサミ」から手前に白く見えるのが「東大谷中俣」上部になります。地形図を見てもらえれば、どちらも大変な急斜面(崖)なのが分かっていただけるかと。(このページで、三月に「東大谷中俣」へ3人が転落して一名が生存していた遭難救助に出動した話を書いてあります)
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