紅葉情報!(便利過ぎで良いのか?)
2020-10-16
昨日夕方四時頃、欅平上部(標高800m)より後立山方面を眺めた写真です。(左奥の白が白馬鑓)
紅葉は稜線から進んで来ていますが 中背尾根 の途中までで、まだ谷の中まで下りて来ていないのが分かるかと?
見てもらいたいのは、奥の後立山連峰には日の光が当たっていますが、手前両側から降りてきている尾根に日の光が当たっていないことが分かるかと。
夕日が沈むのは、撮影場所の背中側の山の裏側になります。後立山連峰との間に深く切れ込む黒部峡谷は、夕日が沈む時には真っ先に日陰になってしまうのです。
という事は、黒部峡谷左岸に付けられた「下の廊下」「水平歩道」共に早く暗くなるという事です。
昨日夕方5時過ぎの暗くなり掛け、「今トンネルのある道を歩いているけど、道は間違っていないでしょうか?」って電話が???詳しく聞くと、東谷吊り橋を渡ったところで不安になって電話してきた様です。
阿曽原まで一時間ほどかかると伝えると「まだそんなに・・・」って驚いた様子、聞くとスマホの地図を頼りに歩いて来たとのことでした。(ちょっと叱ったら!反省していました)
スマホの狭い画面に表示されるマップは、コース全体の把握や研究・自分がどれ程のペースで歩いているのか等々理解されて使われているのだろうか?
実際以前にも、同じような救助要請を受けて警備隊員が迎えに行ったことがありましたが、使い物にならないとは言いませんが使いこなせなければ???(他にも、電源落ちたり落としたり壊したり・・・?)
スマホを見れば自分の位置やコース・その日の日没時間等が簡単に知れるし、トラブルがあれば電話が通じる便利な時代になりましたが、山の中に入るという事はもう一つもう二つを考えて・研究して・自分の力で行動しなければならないのでは・・・だから、面白いんじゃね???
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