少ないしキレイです。
2019-05-17
一昨日、様子を見に行ってきました。
毎年、この時期の写真がHPに残っているはずなので見比べてもらえれば解ります。
滝の落ち口もしっかり見えて、雪渓の表面に泥や藻くずが若干有りますが、色が薄くかなりキレイな雪渓なので早く解けてくれそうです。
雪渓がキレイなのは、強烈な雪崩が無かったから???
キャンプ場についても、去年とは大違いで雪崩で運ばれた石や折れた枝がほとんど有りませんでした。
黒部峡谷の雪渓は、白馬・剣沢等の高山帯に出来るものと大きく違うのです。
雪崩れる際に、標高が低い為に発達している樹木をなぎ倒し、根っ子を引き千切り斜面を崩し、大量の雪と共に谷底まで運んで巨大な汚れた雪渓が残ります。
夏場は、その低い標高の為気温が高く融雪のスピードも速いのですが、泥や藻くずが雪渓を覆っている場所は融けるスピードが遅くなります。
他にも梅雨時の雨量・気温にも大きく影響は受けますが、毎年黒部の雪渓は融け方・崩壊の仕方は特に目利きが必要になって来るのです。
この記事の URL : http://azohara.niikawa.com/news/2019/05/n20190517a.html