山が荒れています
2025-05-22

雪崩で薙ぎ倒され~押し出されて来た倒木が山となって
欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト ご支援!応援メッセージ!ありがとうございます。
本日、信濃大町~扇沢経由で作業で入山しました。
二月に欅平「奥鐘橋」の除雪作業で入山した時にも雪崩デブリの中に巻き込まれていた太い倒木が見えていたのですが・・・
デブリの残雪が消えて全容が見えて、その倒木の量の多さに驚かされました。
写真は、扇沢ロータリー直下 の無料駐車場から扇沢ロッジに向けての道路を写したものですが、道路脇に積み上げられた倒木の多さと太さに驚かされました。
扇沢に向かう道路上部の枯れ沢が発生源なのですが、スノーシェッドを乗り越えて押し下って来る際に斜面に生えていた樹木をなぎ倒して来たモノがデブリの停止地点の雪の中で留まっていたものと推察されます。(スノーシェッドの上にも引き裂かれた樹木が沢山見えました)
驚かされるのは、倒木の太さ!この標高で自生する樹木は気象条件から一般的に成長速度が遅く年輪が詰まっていて硬いはずですが・・・なのに相当量の太い樹木が押し倒され~折れて~ぐしゃぐしゃに折り重なっていました。
ここまで太くなるには百年単位の年数が経っているのではないかと考えれば、今年は百年に一度クラスの雪崩が発生したのでは???(樹木の切り口が、生き生きしているのは新しい倒木の証拠)
高熱隧道を読めば、宿舎の場所選定には巨木がある場所だから雪崩は来ないだろうと決めた場所がホウ雪崩の被害に遭ってしまったとありますが・・・
大きな被害が発生していなければよいのですが。
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