阿曽原温泉小屋

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幸せってのは?

2023-04-05

写真

写真に4人いるのが解かるでしょうか?

昨日は8名で横一列に並んで、露天風呂脇斜面の点検してきました。

垂壁やオーバーハングしている部分もあって、間隔を開け過ぎると丁寧な観察点検が出来ませんし誰にでも手伝ってもらう訳にもゆかないので、信頼できるメンバーで点検回数を増やすしかありません。

昨日は気温も上がり乾燥していたので、どこを触っても土埃が舞い上がり鼻の穴が・・・。

秘境露天風呂を楽しんでもらう為に「俺達に出来る事!」

って、今夜「吉今日」に行って「白エビ」「ゲンゲ」「ホタルイカ」で呑んでくる予定です。

汗かいていい仕事して、美味しくお酒飲めてるって!こういうのを幸せって言うのだとおもうのですが???

連日!

2023-04-04

写真

朝どれ「白エビ」の色艶!

昨日までは少人数で黒薙温泉の倒木処理作業でしたが、今日からは長野・富山からの応援を得て山腹斜面の点検に行って来ます。

雪のズリ下りで斜面が荒れたり、倒木がでると根っ子で押さえられていた斜面が掘り返される形になって不安定な斜面になってしまいます。

事前の点検と危険要素の除去には大切なことですが、急斜面をザイルで下降しながら丁寧に目視して直に石を押したり引いたりしながらの作業は人手がかかります。

※白エビ解禁

写真はスパーに並んでいた「白エビ」ですが、解禁初日に手ごろな値段で並んでたところを見ると豊漁???

白エビ食べに、富山へ来てください。

黒部を楽しんでもらうために

2023-04-02

写真

奥の黒っぽいのが根元で、手前が引っ掛かってた部分。(こんなの押し出すって・・・)

下山すると、先のページの朽木が露天風呂下流広場に落ちて来ていました。

事前の作業しても絶対安全!とは言いません。

例えば強風が吹いて樹木が揺らされたり、大雨が降って斜面が洗い流されたりすれば斜面から落石が発生するかもしれませんが、そのような気象条件の時には外を歩く人もほとんどいないだろうし、サルやニホンカモシカが上部斜面を移動して小石を落とすこともあるかもしれませんが、致命傷になるような大きなものは発生させることは考え辛いと思われます。

訪れる方々に峡谷美と天然温泉を楽しんでいただくために「出来る事はやって迎えよう」ってことで、シーズン前の春先に点検して危険を除去しておくことが大切だと考えて、黒薙温泉・欅平(人食い岩)等での作業を行っております。

ここで、先の松本市で開催されたシンポジュウム「北アルプス山岳利用サミット~令和時代の山岳利用について考える~」が重要になって来るのだと考える次第です。

「山」は間違いなく人間を感動させるものを持っている!ってのは議論の余地は無いのですが、接し方・利用の仕方を間違えると自身の命にかかわってくるわけだし、それぞれが好き勝手な利用・接し方をしてしまい環境破壊に繋がってしまうようでは後世の人間に申し訳が立ちません。

我々も作業をすることによって「山」を楽しんでもらうために遣り甲斐を感じながら汗を流しておりますが、利用する方々にも「山に入るということ」を今一度考えていただいてから入っていただけたらと考えてしまう次第であります。

話しが大き過ぎて「何すれば??」ってことにもなるのですが、それぞれが少しずつ考えてもらえる体制作り・情報提供してゆくのが「山」に携わる者の使命?になっゆくのかな~・・なんてことを考えてみたりして。

春です。仕事が始まりました。

2023-04-02

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途中の道で引っ掛かってしまい太い枝を再処理中

十年ほど前に発生した カシナガキクイムシ 被害によって、立ち枯れした樹木が山中で倒れ始めています。

毎年恒例の 黒薙温泉旅館 露天風呂周辺の山腹点検に入っていますが、去年に続き今年も「山腹に朽ちた倒木が留まったままになっている」との連絡が入り、昨日処理に行って来ました。

写真のポイントの20ⅿほど上部の斜面で朽ちて倒れた巨木の根っ子部分が、不安定な岩盤を固定するために張り込んであったワイヤーに引っ掛かって留まってしまっていたのです。

朽ちた巨木をそのままにしておけば、近い将来ワイヤーに引っ掛かっていた朽ちた根部分が腐り切ってしまえば斜面を滑り出すのは目に見えていますし、それまでにも太い枝が折れて落下してくることもあるし、根が剥がれた山腹斜面は屑石が不安定に残っているので落石の不安除去のために処理して来なければなりません。

(営業が始まれば、この斜面下を歩かねばならないので、危険は事前に除去しておかねばなりません)

現地に着くと幸いなことに安定していてくれたので、上部からロープで下降して作業者と倒木をロープで確保してから真下に向かって倒れている朽木の先からチェンソーで適当な大きさに刻んでバラバラにして行きます。

切り離された部分はそのまま落下してゆきましたが、作業が終わり下山してみると一番大きな朽木部分が途中の道に突き刺さる形で止まってしまったのが写真です。

朽ちてはいますが、中心部分は身が詰まっていて太さも重量もあったのですが、太い枝をカットしてから前後に転がすように押すと、ゆっくりとズリ下がり出してくれて右側の斜面に落ちて行ってくれました。(こんなデカい朽木を押そうなんて・・・道具を知らない石器人?)

朽木が落下して行く時には、最初はスローモーションのように見えますが落下しだした瞬間は自分の身が引っ張られるような感覚がして「ヒェー」思わず叫んでしまうのでした。

ドタバタドタバタ・・・

2023-03-30

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黒部峡谷は、まだ芽吹いていません

松本市のシンポジュウム以降、観光局総会やら欅平~祖母谷温泉道路管理組合の会合やら法要やら飲み会やら飲み会やら??ドタバタしています。

4月に入ると、黒薙温泉作業~テレビ取材のガイド的な?~アルペンルート再開で登山指導員~トロッコ列車沿線作業~会議+会合~ゴールデンウイークには室堂平での登山指導等々もっとドタバタしてしまいそうです。

※あんまり見てほしくないのだけれど・・・(姿勢悪いし、ガサガサ声で、訛っています)

松本市のシンポジュウム 北アルプス山岳利用サミット~令和時代の山岳利用について考える~ がYouTubeで流されています。

恐るべし!

2023-03-26

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呑んで泊まった翌朝食には、旅行支援ポイント使って牛丼屋で「ウナギ二枚のせ」

松本の会場では、馴染みの山小屋関係者やガイドさんに加え富山から取材に来てくれた記者ちゃん?警察時代の元上司やらが来てくれていました。

そんな中で、地質学の大先生H先生から声を掛けられました。テレビではH先生の顔を見ることはあったのですが、直接会って話したのは十年振り位かも?

平成8年に阿曽原小屋をベースに一帯の調査に長逗留しておられ、お酒が大好きなのでお付き合いさせていただきましたし、浅間温泉で開催された北アルプス山小屋協会で講演して頂いたこともあります。(あの時も三次会?クタクタになるまで一緒に飲んでいた様な??)

昨年NHKが阿曽原に泊まって「餓鬼谷」野湯に向かった番組を作りましたが、そのアイデアと情報提供はH先生だったと取材班から聴いておりました。

テレビと言えば、会場で何人かに「テレビで登山者をかなりキツク叱っていたね」と笑顔で話し掛けられました。

昨シーズンも何人もの登山者から「遅くなると叱られる」みたいなことを何度も言われたのですが、改めて「テレビ恐るべし!」影響力の大きさを感じさせられたのでした。

昨年のNHKの餓鬼谷野湯の番組見て、「自分も」みたいな人が来られると困るんだけれどな~っ。

(放送でも伝えてましたが、泳いでザイル操作してのバリエーションルートですから)

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