阿曽原温泉小屋

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十字峡下流の紅葉!

2019-11-01

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やっと盛りになりそうです

バイト女子が、喜んで散歩から帰って来ました。

先ほどから、週末キャンプの問い合わせ電話がポツポツ入っております。

そこそこの入山者が有るのかも知れません。

今現在、阿曽原キャンプ場にはサルの群れが現れて騒いでおります。 明日、歩かれる方も遭遇するかもしれませんが、ひるまず・慌てず・刺激せず「ソーッと」遣り過すように・・・。

順調に!

2019-11-01

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布団はキレイに並べられて。

お陰様で、晴天続きで順調に小屋閉めも進んでおります。

明日下山予定のバイト女子達は、食器のハイター漬け、厨房機器・鍋釜等々の磨き込み等ほぼ終わらせて、今日は十字峡までお散歩に出掛けています。

男衆は、三回行わなければならない布団干しと梱包を受け持って。

内装・外回りをバラして片付けて、六日・七日の小屋の解体に向けて準備が進んでいます。

下山して、九日「講演依頼」 一〇日「白馬山案内人組合創立100周年記念パーティ」

その他の飲み会と下げ荷の整理と合間を縫って今シーズンの支払いに駆け回り、翌週末は石川県での講演依頼が・・・今年は暖かいし私的には、案外今がノンビリ阿曽原を楽しめているのかも。

※キャンプ場について。

今週末の連休も今のところ天候悪化の予報ではないので、それなりにキャンプ場利用者も見えられるのではないかと思われます。(昨年の11月3日は66人のキャンプ場利用者でした)

先にも書きましたが小屋閉めまでは、水場・トイレ・露天風呂については利用できるようにしてあります。

利用料金は、 キャンプ+露天風呂=1000円  キャンプのみ 800円

を頂きます。

ビール・ジュース等も冷やして販売しております。

登山道については、手摺番線が切れている場所が一部有りますが通行は出来ています。

先ほど昼前に、十字峡でテントを張って来た登山者が阿曽原に届かれましたが「写真が撮りたい」との理由で指定地外でのキャンプをされては困ります。(強く指導させてもらいました)

それぞれが自分の好き勝手に黒部峡谷を利用されては、みんなの黒部の景観を管理してゆくことが出来なくなります。(登山道近くでのトイレの後始末等、「自分一人くらい」がチリツモで大変な事になりますルールを守って下さい

営業終了!

2019-10-29

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最後のカレーの「名水ポーク」と「キザミニンニク」

昨晩で、営業を終了いたしました。

どうした事か?最終日も布団一組に一人で寝ていただく事が出来ました。

有り得ないとまでは言いませんが、終わりの三日間とも布団の数とジャスト同数の宿泊者数なんて!!!

おかげで二晩とも、食事の際に「部屋割り」の説明をしたら拍手が湧き起って・・・沢山の笑顔を見させていただきました。(「理想の山小屋」みたいな。いい仕事をさせてもらっているな~って「プチ幸せ」に浸ってしまいました)

写真は、最後のカレー用の食材です。 

先日、小屋に電話があって

「家で作っても、美味しく出来ないから、レシピを公開して下さい」

大仏は

「自分が家で作っても、同じ味にならないんだから無理!」

確かに大きな寸胴鍋で作ると美味しく出来る様な気がします。

しかし、なによりも黒部を歩いてお腹を空かせてやって来られるお客さんばかりなんだから、相乗効果?なんだろうな~って考えています。

来年も、お腹いっぱいカレーを食べにいらして下さいませ。

今日から、怒涛の小屋閉め作業が始まります。

今シーズンも、ありがとうございました。

今夜で宿泊営業は終了いたします。

2019-10-28

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露天風呂の真上の紅葉。毎年、一番キレイではと思っています。

昨日も、天候悪化の予報で予約の半分程度の宿泊、無事に届いた方はゆっくり休んでもらえたのですが・・・。

黒部ダムから歩き出して、しばらくして転倒して足首の骨折! 消灯直前に届いた3人パーティ! 等々、遭難事故や遭難寸前の事案が。

特に夜8時半過ぎに届いた方々は「ただ足が遅いだけ!」みたいなことを言っておられましたが、昨晩は冷え込んでいたのでビバークしようものなら、かなり辛い夜を過ごす事に成ったのでは!

予約してあったからと言っても、自炊予定で来ておられていましたが、長時間行動後(12時間)コンロを焚いて食事作るのも大変でしょうし、定員いっぱいで既に就寝しておられる方々の迷惑にもなります。(食材を担がなければ、もっと早く到着していたかも?)   

何度も言います、身の丈に合った計画を立てて黒部を楽しみに来てください!

奇跡の土曜日?

2019-10-27

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「餓鬼の田圃」やっと色付いて。

昨日は、小屋の宿泊は布団が一人一組!紅葉時期の土曜日では有り得ない数でした。

天気予報が悪かったので、キャンセルされた方が多かったのですが、黒部ダムは朝方だけ少し降っていたみたいですが阿曽原は雨は降っておらず、快適な山歩き日和で小屋も空いていて登山された方は大喜びだったのでは。(多くの方に「協力しまーす!」ってビールを沢山飲んで頂き、ありがとうございました!)

偶然ですが、キャンプ場の利用者も小屋泊と同数なんて!!!

直近の四日間連続で、遅い登山者の夜のお迎えが続いていたのですが、事故多発につき警備隊員が「下の廊下」のパトロールをしてくれた御蔭で皆さん事故も無く早目に届いてくれました。

どれもこれもスムーズにゆくなんて・・・秋の土曜日の阿曽原では、ある意味奇跡的な!

夕食も余裕を持っていただけたのか、みなさん「オカワリ」ラッシュで・・・カレーを多めに仕込んでいた大仏が鍋底を覗いて驚いていました。

(お腹いっぱいになってもらって、余裕で寝てもらえる小屋が理想なんだよな~。と改めて)

あと二日間、頑張らねば!(最終日が混雑しそうで・・・ちょっとコワイ)

大ヘツリのハシゴ場について。

元の登山道が歩き易いように、下流側のハシゴの取付きが細工されました。

連日連夜Ⅱ

2019-10-26

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鉄塔の根元で行き詰まっておられました。(踏み外せば、谷底まで真っ逆さま)

続き。

濡れた合羽・衣類を乾燥室へ、速攻食事を食べてもらい、すでに寝ている先着のお客さんの部屋に御願いして寝床を用意して1件落着!

この二人組は高齢の女性と中年の男性のペアでしたが、

・そもそも水平歩道を歩き通す体力に疑問が有ったのでは?

・強い雨が降る予報が出ていたのに無理をしていたのでは?

・暗くなって視界が狭くなったにせよ、ロープで塞いであり見回せば横にしっかりした道が有るのに・・・?

等々ありますが、とにかく全ては暗くなる前に小屋に届かなかったから!

雨天でずぶ濡れの中を長時間行動していては、注意力も散漫になり足元もふら付き・・・ちょっとした所で、躓く・滑るしてしまえば断崖が続く黒部峡谷です!

重大な結果に直結してしまうのです。

このペアを早い時間に追い越して来た沼津と福岡の元気な女子が「黒部が、どうして危ないのか解った気がする」って言い残して黒部ダムへ出発して行きました。

ちなみに、この場所(5号鉄塔)では同じ様なことが20年前位に一度ありました。

仙人ダム側の3号鉄塔の巡視路にも、ロープや立ち入り禁止の表示があるにも関わらず入り込んで迷う方・そのまま阿曽原峠から旧道を進んで転落死された方等がおられます。

阿曽原に居ると、防げる事故がいかに多いかに気が付きます。

このところ登山者の多い少ないに関係なく、連日遅い登山者の対応に追われております。

皆様、計画を立てられる際には基本に立ち戻り、自分の体力・技量等を今一度ご確認のうえ黒部に来られます様お願い致します。

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