阿曽原温泉小屋

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最後の御奉公?

2025-11-05

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風呂仕舞いしました

昨日は、県防災危機管理センターにて

「北アルプス富山県側登山道維持推進協議会」計画・検討部会

に参加してきました。

今まで同じ様な話し合いが様々な形で行われてきましたが、ビジョン・基本方針・ゾーニングなんかをどのような形で行なってゆくか?的な話しでしたが・・・

富士山での入山料?徴収のシステムが出来上がって来たし、議論を進めて良い方向に向かえば良いかと。

私は現場の事しかわからないので、現場の実情を伝えてゆければと考えております。

今日から、阿曽原に入りダイブツ達のサポートです。

行って来まーす。

一晩で!

2025-11-04

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今朝の阿曽原(前日の写真と比べて見てください)

一晩で、阿曽原は黒部川床の高さまで白くなったようです。

例年通り、この時期に小屋締めだったら・・・屋根雪落とし・ストーブ炊いて屋根を乾かして・何するにもメチャ寒いだろうし・・・考えると大変だったことでしょう。

ダイブツ達は、仕事になるのか???

取り合えず向かってみるとのことでしたが、急斜面の枯れ葉の上に雪が積もって足元悪いだろうし、なにより寒くて確保用のロープワークも指先冷たくて操作も気合入れねばならないだろうし・・・

御安全に!

ギリギリ・・・

2025-11-03

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阿曽原谷上部には新雪が

今日入山したダイブツより、阿曽原の写真が届きました。

新雪が水平歩道の高度の直ぐ上まで来てしまい、午前中は強い雨風だったので今日の作業は中止となったそうです。

下界も朝方は荒れ気味の雷雨でしたが、現在は冷たい小雨が降って入るものの大人しい降り方です。

新雪が鉄塔の高さまで降りてしまうと、急斜面なので足元が雪で隠れてしまえば伐採どころではなくなるのでギリギリセーフ??

冷え込んだおかげで紅葉が一気に進んだようですが、明日以降は日差しが戻るので紅葉真っ盛りの中での作業になるのでは?

こちらこそ、ありがとうございます。

2025-11-03

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先日の飛龍峡

クラウドファンディングの返礼品が送付された直後から、温かいお便り等が届いております。

こちらこそ、御一人御一人に直接感謝を伝えねばならないところを・・・本当にありがたいことで、「黒部で頑張る事!」を御返しにしてゆかねばと改めて感じている小屋主なのでした。

阿曽原に先週行って来た時には、暖かかったせいか?紅葉も遅れ気味でしたが・・・昨日から寒気が入って来て荒れ気味の天気になってしまいました。(天気予報サイトでは、標高1300m付近まで積雪ってことです)

悪天ですが、ダイブツ達は今日から送電線鉄塔の線下伐採サポートで阿曽原に入り作業予定なのですが・・・私は、明日富山市内で開催される登山道関係の会合に出席してから明後日酒のつまみを持参して?阿曽原に入り小屋閉めに入る予定です。

寒そうなので、冷やしたウイスキーよりも燗酒になりそうなので・・・ツマミは何が良いか???心を砕いております>

「黒部」に翻弄されっ放し・・!

2025-10-30

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丸太橋直上の滝壺! 元々は広く深く底が見えなかったのですが土砂で埋まって・・

昨日は、雲切新道の仙人谷の流失した 丸太橋の現場 まで環境省職員&ダイブツと調査に行って来ました。

元々上流域で崩壊が進んで、土砂が押し流されて来て川床が荒れ始めていたのですが、腐食・消耗して来ていた丸太を補充して、変わってしまった川床ですがルート変更で来シーズン以降も橋を架ける目途が立っていたのですが・・・

9月14日の大雨で~更に崩壊が進み~鉄砲水が発生~丸太橋が流失~両岸が抉られ~巨岩が堆積・・・今年ヘリコプターで搬入した丸太材は予備を残して流失してしまいました。

上流部の川床には、斜面崩壊で堆積した巨岩・土砂・岩屑で谷が埋まっているのが見て取れており今後も大雨が降れば鉄砲水となって流下して来ることも予想されるので・・・ある程度の橋の高さが確保されていないと橋が流出してしまうのではないかと?

幸いなことに?トロッコ列車の運行再開は、上手く行って来年10月初旬となっているので、登山者が歩くとしても梅雨前線・秋雨前線の大雨が予想される次期を過ぎてからになりそうなので同様の丸太橋は架けることが出来るかと考えるのですが・・・

「橋の高さの確保という根本的な問題」をどうするか・・・吊り橋は作れないか?対岸に構造物が作れないか?・・・黒部に翻弄されております!

クラウドファンディングの収支について

2025-10-27

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「十字峡」を皆さんに楽しんでいただかなければ

皆様からご支援頂いた「クラウドファンディング」の収支をお知らせさせていただきます。

●収入

 クラウドファンディング(支援者総数 1,184人) 支援総額 13,799,004円 

●支出

 〇営業休止施設  五施設×各100万円=500万円(阿曽原温泉・祖母谷温泉・猿飛山荘・鐘釣温泉・美山荘)

 〇一部営業施設  名剣温泉      50万円(砂防事業臨時宿舎として一部運営中) 

 〇施設損壊見舞金 祖母谷温泉     50万円

 〇登山道維持基金 遭難対策協議会   200万円

 ※その他諸経費等

 〇サイト運営費用(支援金の5%余) 〇ロゴマークデザイン 〇返礼品ステッカー制作代金

 〇礼状制作費用  〇タックシール封筒等代金 〇礼状・ステッカー送料 〇事務費用 

 〇Tシャツ制作費用(240万円余) 〇Tシャツ発送代行(送料含52万円余)

※関係機関の方々には、事情を汲んでいただきディスカウント等配慮して頂きましたことこの場を借りて御礼申し上げます。

等々を差し引き、150万円ほど出る見込みの余剰金については黒部観光旅館組合の予備費に充当させていただく予定で、先日開催された峡谷鉄道の復旧見通し説明会の後に組合員に残っていただき説明して了承を得たものです。

他にも直接支援金を振り込み&持ち込まれた方もおられますし、全ての決済が終了していないので細かなところまでは出せていないのですが、返礼品発送が進んでおりますので取り急ぎご報告をさせて頂くものです。

この度は全国から多くの皆様から御支援を頂きましたこと、改めて深く深く御礼申し上げます。

組合員一同、この御恩を忘れずに「黒部を訪れる方々の為」「黒部を守ってゆく為」営業再開後に頑張ってゆかねばと心を新たにしているところです。

今回は誠にありがとうございました。

                     

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