ドローン無しでは・・。
2021-12-19
昨日は、BSプレミアムの影響なのか?反響があったみたいで・・小屋のホームページへのアクセス数が40%ほど跳ね上がってました。(さすがゴールデンタイム)
テレビと言えば、月末の29日午後9時からの BSテレビ東京(7チャンネル) も、二時間スペシャルで黒部を特集してくれるらしいので興味のある方はご覧いただければと思います。
それにしても、昨今の迫力ある映像はドローン無しでは考えられなくなってきた感があります。
先日の「北アルプス山小屋協会」代表者会議の席でも、森林管理署によれば個人からのドローン飛行の届け出数が増えて来ているとのことで、実際に稜線・高原・キャンプ場を問わず見かけるようになって来ているそうです。(確かにYouTubeで沢山の映像が流されています)
そんな中で多く飛び過ぎていると、山小屋への物輸・レスキューヘリコプターが飛来した時に事故が発生しないか?雷鳥が猛禽類等の天敵と間違えないか?との心配する声が聴かれました。
ヘリコプターは、電車と違って決まった時間に決まったコース・高度を飛んでくるわけではありません。
それはドローンも同じなのですが「ここまで影響ないだろう」と気付いてくれるのは良いほうで、侵入方向によっては尾根の裏からイキナリ現れたりして直前まで気付かない人も出て来るのではないかと・・。
昨今の物輸ヘリコプターの料金高騰に頭を悩ませている山小屋業界なのですが、万が一エンジンへの吸い込み・テールローターへの接触等で墜落事故でも発生してしまえば「山小屋経営への影響が出て来るのは必至ではないか」と懸念する声が上がっていました。
今のところ規制が追い付いていないというか、物輸・遭難捜索等々ドローンの公益的な可能性が大きくなって来ている中では規制も出来ないのが実情なのだろうと。
取りあえずは、山岳地帯でドローンを飛ばされる方に対して様々な危険性・影響などを伝えて「飛行させる時には、周囲の状況に注意する等していただくように呼び掛けてゆくしかない」って話をしたところです。
この記事の URL : http://azohara.niikawa.com/news/2021/12/n20211219a.html