阿曽原温泉小屋

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紅葉情報!

2020-10-11

写真

今年のキノコは?

黒部ダム勤務の入山指導員よりの情報です。

アルペンルートの 「黒部平」 辺りが盛りだそうで、「黒部ダム」まで下りて来るのは、もう少し掛かりそうとのことです。

昨日は、朝方まで降っていた雨の影響でキャンプ場利用者は「11人」と、10月の土曜日とすれば驚くほど少ない数字でした。

混雑予想日には、入山を控えてください!ってお願いしているのが効いているのか? ともあれ、事故もなく過ぎてくれて胸を撫で下ろしているところです。

写真のキノコは、キツネの・・・みたいな名前だったか???名前は忘れたけど、図鑑によれば食べれる!とのことだったので食べたことがあります。(小屋の図鑑が、倉庫に仕舞われたままで)

インスタントラーメンの具として、皮をそぎ落として白くきめの細かいスポンジみたいな中身を切って煮込むと、マシュマロの様にポンポンに膨らんでスープの上に浮かびます。

いざ食べてみたら・・・泥臭くて粉臭くて???食べれるのかもしれませんが、美味しいとは思えませんでした。

平成8年はキノコの当たり年だったのですが、「下の廊下」が大雪で開通せず・・・暇つぶしに大仏と毎日図鑑片手にキノコ狩りして勉強したのですが、未だに解らないことが多くて奥が深い分野なのです。

誤作動にはご注意を!

2020-10-10

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フレッシュな?「シマ腸」には野菜を加えて!

昨日の夕餉は3人で、「味付けシマ腸」「餃子36個」「焼きそば」をメインに「筋子」をツマミに・・・。

呑んで喰って「バタンキュー~」、私は八時頃にはヨイ子?に布団に潜って爆睡していたのですが・・・突然電話ベルが鳴り出して、みんな寝ぼけて電話子機が何処にあるのか分からず、大仏が受話器を見つけて話しても返事が無く?遠い所でザワツク音が聞こえるだけ???

多分、スマホがポケットの中で誤作動しての呼び出しだったようです。

皆様におかれましては、「スマホの取り扱い」よろしくお願いいたします。

紅葉情報!

2020-10-10

写真

阿曽原谷上部は、やっと・・・。(稜線で1600m位です)

最近、紅葉情報の問い合わせがポツリポツリと。

黒部の紅葉は、黒部ダム(標高1450m)から寒さに従い順々に降りてきます。

例年は10月20日前後に十字峡から阿曽原にかけて見頃になるのですが、近年冷え込み時期が遅くなって来ており昨年は阿曽原付近での見頃は10月末から11月3日でした。

今年も10月になってから冷え込みが続かず、イヤイヤ色が変わってきている感じなので「下の廊下」の紅葉の盛りは10月20日を過ぎるのではないかと???

ただし冷え込みだけでなく、見上げた斜面は早く・黒部川沿いは遅く紅葉するので何処が一番良いかと質問されても答え様が無い事は了解していただきたく思います。

今夏は猛暑だったので、葉っぱの先が茶色くなってしまっているものがあるのですが、今後の冷え込みでキレイになってくれるかもしれませんが、キレイかどうかは人それぞれの受け止め方ですので「今年はキレイですか」との質問もご容赦ください。

(毎年見ている我々にすれば「それほど」って紅葉でも、初めて見る方にすれば最高!ってこともあるのです)

何度も説明していますが、11月に入ると日暮れが早くなり冷え込みもきつくなり何度も雪に降られております。

遅い時期に計画される方は、それなりの覚悟を持って入山されますように願います。

阿曽原キャンプ場の管理終了日は、今のところ10月末日を予定しています。

潤滑脂!

2020-10-09

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野菜の下には・・・!(目に見えるモノが全てではありません)

今シーズンは、今までのところ男ばかりの阿曽原なのですが・・・スタッフが少なく、なかなか調理に割ける時間が無いので、焼肉コンロが大活躍してきましたが急に寒くなってきたので鍋にすることに。

キムチホルモン鍋を作りましたが、具材の「シマ腸」がプルプル・ギラギラだったので脂タップリ鍋になってしまい、野菜を結構入れたつもりでしたが?食べている最中は口の周りがツルツルに、少し冷めると口の中は脂がまとわり付いてしまい・・・〆はヌルヌル雑炊に。(昨日から勤務の「脂大好き」I隊員は、喜びを爆発させてました)

もう一品は、アッサリと生ハラミ肉を焼いて焼肉のたれ付けて!(歯応え最高!)

更に、豚トロ肉をタマネギ・ピーマン少々と別のフライパンで焼いて・・・これまた脂満点料理に。

ギラギラの潤滑脂?を、赤ワインで洗い流しながらの宴は話しも弾み?男達だけの阿曽原の夜は更けてゆくのでした。

それもこれも、皆さんが事故なく阿曽原まで来てくれているからなのです。

あらためまして、ありがとうございます!

「高熱隧道」掘削当時!

2020-10-09

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右下辺りが、現在のキャンプ場水場・トイレに

欅平駅構内の展示物の一部ですが、「高熱隧道」掘削当時の阿曽原になります。(雪崩被害前)

現在の小屋は、中央左寄り「阿曽原工事現場」の印字の「原」の文字上に横に三つ並んだ暗い穴みたいなのが見えるのが現在の小屋の基礎になります。

写真では分かりませんが、小屋で乾燥室として使われているトンネルは、当時の鍛冶屋だったそうです。

現在は藪で隠れていますが、藪漕ぎしてみると至る所に整地され石垣が積まれた平地が隠れているのを見つけることが出来ます。

立ち昇る白い煙(湯気)は、高熱隧道の熱気を逃がす煙突?の役割をしている斜坑になります。(現在は隧道内の温度が下がり湯気は出ていませんが、露天風呂の湯元トンネルからは今も出ているので高熱隧道だと間違える人も)

左側二つの斜坑は、登山道を欅平に向かい水平道に出る手前の最高点付近から今でも暗い穴が開いているのを見ることが出来ます。(高熱隧道内に棲み付いているコウモリの出入口になっているのでは?)

写真右側中段の煙が少しだけ見えるのは、斜坑ですが現在は藪の中でコンクリートで塞がれています。

戦前で資材も道具も現在とは比べ物にならない時代に、こんな山奥に驚くほど多くの建物が建っていた「大規模飯場」だったのかが分かります。

この後「泡雪崩」の大災害に遭いながらも強行して作られた「仙人谷ダム」ですが、黒部の凄さ・人間の凄さを解っていただけるのでは?

書き出すと限がないので・・・阿曽原に来られる方は、是非とも「小説 高熱隧道」(吉村昭著)を読んでから来られますとさらに価値ある山行になるのは間違いなしです。 (数年前に増版されたってことを耳にしましたが・・・?)

雪が降って来たと・・・。

2020-10-08

写真

御前小屋前は!

先程、劒御前小屋の従業員から雪が降り始めたって連絡が入りました。

言われてみれば、10月8日は1989年に発生した真砂岳での 大量遭難 の日だから、雪が積もっても不思議はないのですが・・・。

阿曽原も寒く強い風が吹いているなか、昨日から悪天候で沈殿している方や雨の中歩いてきた方もポツポツとおられます。

この冷え込みで、紅葉が進むのだろうか???

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