阿曽原温泉小屋

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いい仕事!

2020-06-28

写真

「S]ちゃん製の蜂蜜!

ドキュメンタリー番組「沈黙の山」のカメラマン「O」君が新しい仕事にチャレンジすることになり、おなじみ「えび寿し」さんで控えめな激励会?が開催されて美味しい料理で飲んで来ました。

(そういえば、コロナ騒ぎで自粛になる最後の飲み会も「えび寿し」でした)

大学山岳部出身(大仏の後輩)の彼は、優しく控えめな男ですが番組制作の際には山の経験をいかんなく発揮して「いい仕事」してくれたのですが・・・本人が決めたこと、これからも「いい仕事」してくれることでしょう。

激励会参加者の中に、阿曽原小屋の元バイトで今でも時々手伝ってくれている賄い女子の「S]ちゃんが来ていて「最近、ミツバチの箱を用意して呉羽山とかで養蜂している」って言って、蜂蜜の瓶詰を分けてもらいました。

(翌朝泊めてもらったエーショウの家で、流行りの生食パンのトーストに垂らして食べたら二日酔いでも美味しいのがよくわかりました)

「O」君も「S」ちゃんも、それぞれ「いい仕事」して来たし、これからも頑張っていってくれるでしょう。

阿曽原小屋の朝は、出来る限り宿泊していただいた方々が出発する際に玄関で見送る様にしています。

靴紐の縛り方やスパッツの付け間違いのチェツク・登山靴履いてからの忘れ物を取りに行ってあげたり・登山道の注意点や説明等々の為なのですが、ほとんどの方が出発される際に「ありがとう」って言って出て行かれます。

お客さんたちは始めて来る方・リピーターそれぞれですが、休み潰して・汗かいて・怖い道歩いて・お金使って・オンボロ小屋に泊まってくれて・・・それなのに「ありがとう」なのです。

お客さんの「ありがとう」は魔法の呪文のごとく???その一言が「次も頑張ろう!」に繋がるから毎朝玄関に顔を出しに行くの自分がいるのだと。(時々、朝カレーを食べ食べ出て行く御無礼をお許しください)

人間は食べて(食べさせて)ゆかねばならないし、仕事すればお金のやり取りは付いて回るのが当たり前の事だし「キレイごと」言うつもりは全く有りませんが、そんな中でも他人様から「ありがとう」って言ってもらえるのが「いい仕事」なのだとおもうのですが・・・!

みんなそれぞれ、プライドを持って「いい仕事」をしていらっしゃるとは思うのですが、山小屋はダイレクトに毎朝「ありがとう」って呪文を掛けられながら食べて行けるので、特別「いい仕事」なのだと密かに思っているのですが???

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