まさかの・・・?(予想外の行動をするから行方不明に)
2020-06-19
池ノ谷での救助の話を先にしましたが、道迷いの遭難って実は沢山あるのです。
多いのは道を失って川・沢を下ってと書きましたが、これはちょっと変わった道迷いの話です。
梅雨明け直後、天候が一番安定する頃の話です。
仙人谷ダム からの連絡で、
「黒部川を上流から登山者が流れて来て、勤務員が岸まで引き寄せて助けた」
との連絡が???
エーッ!流れて来たって・・・まだ黒部ダム方面の「下の廊下」は残雪で通過できるはずもなく?
梅雨明け直後の本流は、水量も多く冷たい雪解け水がゴーゴ~と流れる時期です。 当たり前の事ですが、漂着者は低体温症で言葉も発せられないくらい凍えていたそうです。
当時は雲切新道が作られておらず、登山者は阿曽原峠経由の旧道を通って仙人温泉と往来しており、仙人谷ダムより上流に向かう人はいないはず!流れて来たって・・・何処から来た漂着者なのか???
続く。
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