阿曽原温泉小屋

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やっぱり神様の掌の上?Ⅲ(謙虚さが・・・)

2020-05-13

写真

写真左端から中央右ピークに降ってくる中背尾根(右端のギザギザが唐松)

続き。

25,000分の1の 地形図 と遠方からの観察する限りは、稜線伝いに1715mピーク手前まで登ってから右側の尾根を伝って下り出して、1384mピーク辺りから祖父谷の谷底まで下れそうなルートを見つけるしかなさそうです。

祖父谷沿いは、工事中の砂防堰堤の上流から険しい近いが続き秋までは水量も多く、沢屋さんが遡行した記録があるものの森林管理所職員や一般の測量業者さんが通う様な道が作れはしません。

当時は、崩壊箇所が地形図に反映されておらず、どの辺りから崩壊面が出て来るのか?当然崩壊面を使うのは現実的ではなく、尾根から斜面を下り始めると直下から等高線の間隔が狭くなり急斜面が予想されます。

急斜面の距離を、少しでも短くするために尾根を下りてから谷底に降りようとするとゴルジュ帯(両壁が切り立った岩壁)が待ち構えているようです。

尾根には登山道があったと言われますが、なんてったって標高からして黒部の一番濃い藪エリアなので、草刈りをしなければ数年で原始の山?になってしまいます。

実際、十数年前まで使われていた「阿曽原峠~仙人温泉」間を去年様子を見てきましたが、道が何処に会ったら知っている山小屋関係者がたまに利用して、更に「藪が伸び切る前」に行ったにも関わらず、どこに道があったのか分からない箇所もありました。

(今年は、仙人谷の残雪量が少ないはずだから絶対入ってはいけません!数年前に入り込んだ登山者が、藪斜面から仙人谷の谷底まで滑落して亡くなっておられます)

「それなのにそれなのに」あの頃の我々は、若く・体力・気力充実!生意気に妙な自信?に満ちていて「面白そうな仕事」ってお気楽な気持ちが何処かに有った様な。

まだまだ続く。

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