長期間の捜索に! Ⅱ
2020-01-07
結局二人目の遭難者を発見できた7月11日まで、2ヶ月足らずほとんど毎日現場まで歩いて通うことになりました。(夏山相談会・小屋建て等で私が行けない日もありましたが、期間中は阿曽原の関係者は誰かが参加してくれました)
毎日通っていると驚かされること・なるほどと納得させられたこと等々、随分と山の勉強になりました。
雪渓横の斜面を、熊の親子が藪を駆け抜けてゆく速さに!
ブロック雪崩発生時の音と砕け降りてくる迫力に!
朝に通過してきた雪渓が帰りには崩壊していたり!
状態が毎日変わる雪渓や谷を観察していると、今後どこが危険な状態になるのか? (地形・高度・天候・痕跡・雪の融けやすい場所等々、なぜ変わってゆくのかが納得させられたような)
今はどうなのかは分かりませんが、小学生の時に夏休みに宿題で「観察日記」を書いた記憶がある方もおられると思います。(朝顔の成長とか)
毎日の変化に興味を持って「なぜだろう」と考えたり検証したりすることによって、山中で自分の身を守ることに繋がると教えられました。 前にも書きましたが、山菜取り・キノコ狩りにも通じることで闇雲に藪に入っても収穫があるわけではありません。
どんな事にも、それなりの理由が!
まだまだ???な事もも沢山あるのですけど、だから山に入るのが楽しいって思えるのでは?
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