阿曽原温泉小屋

あなたは、神を信じますか???Ⅱ

2019-05-14

写真

小屋での一番大切な仕事が、現在では廃道になった北又雪渓コースを下って二又吊り橋までのパトロール兼客引き(誘導)でした。 毎日状態の変わる、谷底の雪渓を縫いながら多い日には4往復したことも。

ある日、小屋の主人が「玉子」をボッカしに宇奈月まで下るので、二日間はパトロールに行かず留守番をしていた日に登山者が三人雪渓崩壊の下敷きになって亡くなる事故が発生しました。

たまたま、その日だけ行かなかったのに「もしも通っていたら?」背中が寒くなったのを覚えています。

数日後、小窓雪渓で遭難事故が発生した際に小屋に泊まった警備隊員と剣沢小屋のTさんと話す機会を得る事が出来ました。

警備隊員のSさんは後の先輩として、厳冬期の清水岳での大学山岳部の救助活動等危険な現場を共にしたり、Kさんとはニュージーランド登山旅行に一緒に行ったりと、それぞれ濃い付き合いをさせてもらいました。

剣沢小屋のTさんには、新人隊員の頃からなにかとかわいがってもらっていたのですが、平成8年のGWに怪我をされた際、阿曽原を引き継いでいた私に、現在の「山小屋サミット」にあたる「夏山相談会」にTさんのピンチヒッターで参加する事になり、そのまま毎年東京でのイベントに参加させて頂いてます。

そしてTさんの怪我が思いの外重傷で、剣沢小屋での仕事の復帰は難しくなったと分かった頃に、剣岳の富山平野側の登山口「馬場島荘」の管理の後見人みたいな立場でいた私達でしたが正直持て余し出したタイミングと重なり、Tさんに馬場島荘の管理をお願いした経緯があります。

そもそも阿曽原を引き継いだことにしても、公務員志向の強い富山県で警察を辞めようかと考え出した私がいて、同じタイミングでまず外に後継者を求める事の無い「国立公園内の山小屋」が後継者を探しているなんて! 出来過ぎと言うか、偶然にしては話がうますぎると言うか・・・。

続く!

 

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