阿曽原温泉小屋

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水平歩道は、まだ無理です。

2022-07-22

写真

折尾谷の隧道と左岸の残雪!

本日、黒部警察署の山岳警備隊員がパトロールに行って来てくれて状況確認して来てくれました。

「折尾谷」 左岸斜面に残雪が残って登山道を塞いでいるため、急斜面の高巻きを強いられます。

残雪は氷化しておりアイゼンを装着しても、かなり怖い思いをしなければなりません。

本谷と残雪の間に赤く見えるのはロープですが、登山道整備業者さんが行き来するために仮にフイックスしてあるだけで細い灌木を支点にしてあるだけで頼りないものです。

あと一週間もすれば?、残雪も小さくなってくれて迂回も簡単になると考えられますのでそれまでは業者さんの整備も進まないものと思われます。

②阿曽原~折尾谷の中間で斜面崩壊で登山道が土砂と樹木で埋められていて難儀したそうです。

以上の事から一般登山者の方々は、もうしばらくは水平歩道の通行は出来ないものと考えられます。

まだ危ないですから!

2022-07-22

写真

折尾谷左岸斜面遠景

写真は折尾谷の阿曽原側からの遠景ですが、本谷を過ぎた斜面(左岸)に大量の残雪が張り付いているのが確認でき、登山道レベルからかなり高い場所まで残雪が残っているのが判るかと思います。

かなりの急斜面で残って幅も広いのも見てとれますが、ここでスリップすると谷の中まで数十m滑落しないと止まりません。

次のページの写真は残雪の一部だけしか見えていませんが、全体を見ればどれだけ危ない場所なのか分っていただけるかと思い載せました。

水平道は、もうしばらく歩けません。

2022-07-16

写真

仙人ダム縁の登山道にて。

先程、水平歩道整備の業者さんに状態を確認したところ・・ヤッパリ「折尾谷」 の残雪の状態が悪く、迂回も出来ないので雪渓が落ち着き歩けるようになるのはもうしばらくかかりそうとのことでした。

折尾谷は雪の多い年にはネックになる場所で、無理に迂回しようとして道に降りれなくなってザックを谷底まで落としてしまう人、雪壁に阻まれて引き返した人等々おられます。

残雪をチェンソーで削ってステップを切ったとしても、標高が低く気温が高い場所なので毎日状態が変わってします。

更には、折尾谷の砂防堰堤内のトンネル内の水抜きは、周辺整備に合わせて行われるので折尾谷周辺整備が終わるまでは、泥水が登山靴に入るほど溜まっている様な気がします。

残雪が無くなるまで、間無しに通う訳にもゆかず、そもそも水平歩道の桟道補修・落石除去等整備も遅れ気味のところを無理して雪渓の管理して通行してもらうのも???

予約の登山者も7月中は3組だけなので・・・既に来週予約の2組には連絡してキャンセルして頂きました。

来週末に確認に行ければと考えておりますが、取り合えず来週は通行不可と考えていただければと思います。

(日本国内の営業中の山小屋で、7月に宿泊者が来ない小屋は阿曽原だけなのでは?)

※増えて来てる?

写真は、仙人ダム湖縁の登山道に咲いていた「クルマユリ?コオニユリ?」名前は分らないのですが草刈りの時期に毎年道端に咲いています。

毎回、草刈り機で刈り払う時に刈り取らない様にしていたのですが・・・なんか今年は花を咲かせているのが少し増えてくれた様な気がしています。

一般の登山者が歩き出す頃には花は終わっているはずですが、草刈りしている私だけの密かな楽しみみたいな・・・。

ダイエット週間?(丸太橋を架けてきました)

2022-07-15

写真

枝が広がった流木で、橋脚に引っ掛かっていては橋が架かりません。

一昨日・昨日で、大仏と二人で仙人谷下部の三連丸太橋を掛けてきました。

左岸側の橋脚岩が水流で動かされて高さが低くなっていて丸太を組んで一段高くする手間が掛かりました。

中間橋脚岩には、流木が引っ掛かっていて取り除かないと架橋の邪魔になるし大雨で増水して流木が押されると丸太橋を壊しかねないので大仏が小さなノコギリでバラバラにして撤去してからの架橋になりました。(岩に丸い金属のアンカーが見えるでしょうか?丸太の切れ端を番線で縛り付けて橋の受けを作ります)

丸太は6mの長さがあり、乾燥重量でもそこそこあるのですが大仏ならば孫悟空の如意棒のごとくクルクル廻しながら(少し盛ってます)捌くのですが・・・冬季間の保管場所が岩穴なので湿気を含んでやたらと重いし・・藻や泥に塗れていてゴム引きの作業用手袋で掴んでもヌルヌル滑って力が入らず、やっと対岸に渡したと思ったら途中で折れて使い物ならなくなったり・・・初日は夕方遅くまで頑張ってヘロヘロで阿曽原に帰りました。 (ちなみに、丸太橋の補強のために並べた丸太を何か所も番線で締め付けるのですが、跨って座る形でズ~ッと作業します。帰ってズボンを洗濯したら、洗濯機を二回洗いしても水がドロ色で・・・濯ぎも二回することになりました)

速攻缶ビールをプシュ―って空けたら、二人共動く気にならず風呂にもゆかず洗面所の水で髪の毛を洗い着替えただけで肉を焼き始めて八時には爆睡してました。

昨日は、大仏は橋の手摺りの支柱を立てて手すりロープを張ってリ滑り止めに桟木を打ち付けたりの補強作業を、私は仙人ダムサイトの道の草刈りをそれぞれ手分けして仕事しました。

二人で橋の補強に向かおうかとも思ったのですが、午後から数日間は雨予報だったので出来るうちに頑張っておこうと考えて、私は草刈りに向かったのですが・・今年は「マイマイ蛾」の幼虫の毛虫が多くて草刈りしていると飛び散る草に付いているし上から降って来るしで服や首に巻いたタオルやザックを見ると毛虫が遠慮なしにモゾモゾ動いているしで・・・もうすでに成虫になり始めていて、数は少なくなっているみたいですが苦労させられてます。

今週は雨予報が続くし水平歩道の整備が終わりそうにないとの情報なので、一旦下山して20日の荷揚げの準備やら溜まった郵便物の整理やら予約の整理やらあるのですが、二日留守にしていたら23件に着信が・・腕と腰がパンパンに張っていてしばらくFAXをプリントアウトする気になりませんのですこしお待ちください。

予約状況!(しばらく予約対応は出来ません)

2022-07-12

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キャンプ場には、雪崩で運ばれてきた倒木・石等が散らばっているので片付けねば。

※予約不可日

10月1日 3日 4日 7日 8日 9日 10日 13日 14日 15日 16日 17日 19日 21日 22日 23日 29日

※ソロソロダメな日

10月2日

となりました。

明日以降、丸太橋架け・雲切新道、キャンプ場、露天風呂までの草刈り・荷揚げの買い出し・食料等の貨車積み・荷下ろしして小屋までの歩荷・水平歩道の確認等々、しばらくは大変忙しくなり正直FAX予約に対応するどころではなくなるはずです。

夏場の御予約は、直近にて連絡いただければ対応出来ますし、二ヶ月以上先の秋シーズンの予約で週末は殆ど埋まってしまいましたので、慌てて予約を入れられなくてもそれほど影響はないかと思うのですが・・・。

二か月先の予約よりも、目前に迫った宿泊客の為に態勢を整えることを優先させてもらいます。 FAXには、丁寧に「忙しいところ申し訳ありません」と書き添えられているものが多いので心苦しいのですが、予約確認作業はしばらく後回しになるかと思いますので了承願います。

準備が遅い!私の予約はどうなるの?と思われる方もおられるかもしれませんが、元々忙しい時期なのに今年はFAX予約体制をとってしまいてんてこ舞いしている中で、次々と入って来る要望・依頼に対応するために毎日イッパイイッパイなのです。

※何度も書きますが、留守電対応は致しておりません!心配な方は、小屋の営業体制が整ってから小屋に直接連絡ください!

水平歩道の整備は・・・!

2022-07-12

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阿曽原谷支谷に向かう桟道はへし折られて。

水平歩道の整備は、もうしばらくかかりそうです!

写真は、一昨日現在の阿曽原谷支谷(キャンプ場横)の様子ですが、谷に降りる桟道は雪の重みでへし折られて・手摺り番線も千切られ・谷へのルートは不安定なスノーブロックで塞がれ・谷に架かる丸太橋は本谷支谷とも未だ架けられていません。

作業に掛かれるほどブロックが融けてくれれば数日で作業は終わるのですが、今週は明後日から天気回りが悪く作業に掛かれないと思われます。

なによりも阿曽原谷の残雪量を見る限りは、折尾谷本谷と左岸側の枯れ沢に残る残雪量を推察すると迂回するにもザイルを張って雪渓をカッティングしながらの危険な通過になるだろうし、草刈りが済んでいなければ足元も見え辛く・・・。

という事で、海の日を利用しての一般登山者の通行は無理ではないかと思われます。19日に小屋泊の御予約がありましたが、先に電話で薄々と伝えてありますが、テント場利用の登山者には伝えようがないのでこのページでお知らせいたします。

雲切新道の、仙人谷の丸太橋は明日だけ天気が良いので大仏と二人で頑張ってこようかと考えていますが、週末の雨が強い予報ならば丸太橋が流出してしまうかもしれませんので週明けにずれ込むかもしれません。

※昨日は、法事の準備で仏様をお寺にお迎えに行って法事を済ませてから御送りして、午後から依頼された作業の打ち合わせを二件こなしてからFAX予約の整理が40件余りをこなしたら夜になって一杯飲んで寝て・・・今日は他では出来ない「歩荷作業」の、下見に飛騨市まで行く予定が有るし、明日から阿曽原に入ることになるしで(貧乏暇なし?)・・・新規FAXの予約確認の電話を早朝から掛けてしまい申し訳ありませんでした。

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