阿曽原温泉小屋

k

寒くなりました。

2022-10-05

写真

剣御前からは草紅葉が

昨日は、気温が上がってひり頃にはセミが鳴いていたのですが・・・。

一転して今日は気温が下がり、我慢できなくなり厨房に石油ストーブを入れました。

高山帯では紅葉が一気に進むのでは???

小屋の方は「下の廊下」が開通していないので今日の小屋の宿泊は4名の予定ですが、ここ数日テント場の利用者が少なくて昨日の利用者は0人で今日も今のところ3人?スカスカの阿曽原です。

※両方揃ってですから!

前のページで「中旬頃には」と書きましたが、休み明けの11日から作業に入れば15日頃には「下半」は取り合えず歩けるようになるかもしれない!という意味です。

「上半」の「黒部別山谷」の雪渓の安定は別物ですので、「上半」「下半」両方が揃ってなんとか歩けることになるのです。

登山道情報!(下の廊下)

2022-10-04

取り合えずの速報です!

白竜峡の雪渓が無くなりました! 

10月6日に、ヘリで黒部別山谷~白竜峡間の補修資材が空輸予定です。

順調に作業が進めば、黒部別山谷から下流の「下半」は完全に整備が終わらないかも知れませんが、中旬頃には取り合えず歩ける様になるのではないかと考えられます。

黒部別山谷から上流の整備も順調に進んでおり、黒部別山谷の雪渓が落ち着いてくれれば「上半」も整備が終わることになります。

既にキャンセルが入って空きが出ている日もありますので、開通時期が見通せた時点で空室状況をこのページでお知らせいたします。

(自分だけ先に!って、小屋に電話でキャンセル待ちの問い合わせをされると大混乱するのでフライングは御容赦ください!

※本日「十字峡」まで遊びに行って来られた連泊さんによれば、十字峡までは整備は殆ど済んでいたとのことです。

まだ歩けませんから!

2022-10-02

写真

黒部別山谷の雪渓は、これから崩壊してから落ち着くのです。(現在はもっと溶けてます)

下の廊下は、まだ歩けません! 

仙人谷ダムから上流については、補修工事は終了していませんが「S字峡」までは問題なく歩けます!

「十字峡」までは、不整地歩行がシッカリできる人であれば行けますが(一部ロープの箇所でヘつる場所があります)・・一般の方々にはお勧めできません。

十字峡から黒部別山谷までは、丸太桟道の補修が手付かず!転石だらけ!腰高までの草藪!等々、こちらも一般の登山者が太刀打ちできる場所ではありません。 黒部ダムから黒部別山谷までの区間については、補修工事がすすんでいますが「黒部別山谷」の雪渓が近々崩壊するであろうと予想されます。

崩壊後にスノーブロック(大きな氷塊)が落ち着くまでは、近付くことも出来なくなります。

いつ頃から歩けるのか?との質問については、工事の進捗も雪渓の崩壊も天候に大きく左右されますので小屋に電話で問い合わされても答え様がありません!

上半・下半とも、順次整備が進むはずですので状態に変化があれば直ぐにこのページでお伝えいたしますので、チョイチョイ覗いて頂くしかありません。

例年よりも少ない登山者とはいえ、大仏は道直しの現場に行ったまま小屋に復帰しておらずスタッフも少ない中で営業を続けておりますことを御理解の上で、基本的なことは御自分で調べる・二週間後の天気予報?などの答えようのない質問の為に手を止めることになりますと、届かれて腹を空かせて目の前にいるお客さんへの対応がおろそかになっては申し訳ありませんので、よろしく御理解のほどをお願いいたします。

※テント場の予約は受けていません!来た人順に場所を確保して頂きますが、混雑時は「周りへの御配慮」を御願い致します。

※10月中旬以降の予約の空はありません! キャンセルが出れば、このページでお知らせいたします。

頑張ってくれています!

2022-09-28

写真

黒部別山谷の対岸に道が見えますが、雪の下に潜るか?登って渡るか?どちらも無理ですから!

今年から「下の廊下」の作業に参加してくれているY君!頑張ってくれているみたいです。

阿曽原小屋の建て壊しの助っ人で来てくれている糸魚川市のI棟梁の紹介で、今年から「草刈り」「歩荷」「小屋建て」に加えて「下の廊下」整備にも来てくれています。

何を想ってか?チョイチョイ「僕みたいなものを使ってくれて、ありがとうございます」なんてことをメールで送って来てくれます。(多分酔っ払って?)

外仕事の心得の有るY君は、若く身体も強いし道具の使い方も上手だし作業の流れを読んで先に動いてくれたりと大活躍!こちらこそありがとうなのです。

私は山仕事の仲間については、チャンと仕事してくれれば身の上話や細かいことは聴かないし、信用できる人間だと思えば応援もするしサポートもしてきたつもりです。(ちなみにY君に人に言えない過去があるって訳ではありませんから!)

十数年前になりますが、チョット関りがあった男の子がヤラカシテして裁判にかけられてしまいました。

「情状証人」って聞き慣れない方も多いとおもうのですが、要は裁判官の前で「嘘偽りは申しません」と宣誓して「この男は悪いことしたけれども、良いところも沢山あるので寛大な処分を御願いします」って情状酌量のサポートに行ったこともあります。(「寛大な処分」なんて文言!・・・私も前職時に警察学校時代から何度もやらかして「始末書」で書いて来た文言で馴染みがあったりして・・)

ちなみに検事さんから「あなたは、彼は再犯の恐れが無いと言えますか?」と質問されて「それは心配ないと思います。私を裏切るようなことになれば・・どうなるか、本人は分かっているはずですから」って裁判官の目の前で「脅迫罪」みたいなことを答えてしまい・・・何しに行ったのやらと反省しながら帰って来た事があります。

他にも「チョットした知り合い」が、十年余り服役して出所直後から阿曽原で働いてもらっていたこともあります。

何を言いたいかというと、肩書や経歴も大切かもしれませんが「今現在、世の為人の為にどれだけ汗を流しているのか?」ってことに尽きるのではないかと?

「下の廊下」情報!(スポーツの日の連休は無理!)

2022-09-27

写真

昨日の黒部別山谷出合

上半の作業に入っている大仏から送られてきた写真を見ると、黒部別山谷付近の融雪はかなり進んで来ています。

高山帯の広く大きな雪渓と違い、黒部は標高が低く急峻な岩盤に囲まれていているので変化が激しいのです!

下流側本流がスノーブリッジの崩壊が進み流れが見える様になり、出会いから別山谷方向に向けて大きなクラックが入っています。

対岸(黒部別山谷左岸)にも登山道が見えていますが、谷が雪渓で埋まっており岩盤と雪渓には大きな隙間が開いていて直接取り付くことは出来ず、雪渓の下に潜れば行けない事は無いでしょうが・・・ハシゴを掛けて雪渓の上に登って渡るにはクラックが入り出したし・・・どちらにしても非常に危険なので、雪渓が落ち着くまで近付くことは出来ません。

下流側からの業者さんの作業も滞っている様なので、開通時期は未だにハッキリしませんが・・・常識的に考えてスポーツの日の連休までに通行出来るとは思えませんので、その前後に予約を入れておられる方はキャンセル又はコース変更の連絡を御願い致します。

電話で開通時期を問い合わせて来られても、このページでお伝えしている以上の事は答え様がありませんので!

ご利用は計画的に!???

2022-09-26

写真

黒部別山谷付近から上流(右斜面に登山道が)

※朗報です!

真砂沢ロッジ~ハシゴ谷乗越に向けての橋が流失していましたが、本日午前中に仮橋が架かることになったと報告が入りました。

※事故情報です!

〇単独女性登山者が仙人谷上部の登山道より谷に転落して、5mほど転がり落ちたところで大きな岩の間に挟まり停止。自力で這い出して、阿曽原までなんとか歩いて来たものの、肋骨骨折と膝の割傷で・・良く歩いて来れたものです。

〇祖母谷奥の白馬線名剣沢手前にて、木の根に登山靴が挟まり転倒して腓骨骨折。(長いコースで疲れが出始めるし、標高が低くなると樹木や木の根で滑りやすくなります)

※怒鳴りました!

細かいことは書きませんが、前泊で下山して行ったどちらも信頼できる人間から相次いで「水平歩道手前の欅平上部で、13時頃に阿曽原に向かうグループがいたけれど心配だわ~っ」って連絡が入りました。(心配で声を掛けたら「逆切れ気味」に返されたらしく)

確かに遅くなるとは連絡が入っていたそうですが・・・小屋に着いて夕食前に飲みだしたメンバーの話しが聞こえて来て

「○○小屋に遅く着いたら強く叱られたけれど、遅くなろうと思って歩いている訳じゃないのに・・・」

みたいなことを言いながら「コップを出してくれないか」って宴会モード?

普通ならば夕食を済ませたお客さんの食後の一時を過ごしてもらっている食堂ですが、気を利かせてくださって食堂を空けてくれているのに・・・!

遅く着きたくて・・・って、今回は初めから遅く届く計画で入山して来て、他の人に心配かけたり他の宿泊者に気を遣わせておきながら「他でも遅く着いて怒られているのに、何言ってんの✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖反省しろ!」って、強く強く叱りました!

反省している様だったので「良し」として、ここには書かずにおこうかと考えていたのですが・・・。(後から警備隊員が受け取った、メンバーの名刺には山関係の重い肩書がありましたが、尚更に模範になっていただかないと!)

「先のお客さんは既に休んでいるはずなので、部屋に入る時には静かにお願いします」とスタッフから言われていたはずなのに、翌日隣の部屋で早目に休んでいたお客さんから「遅く届いたお客さんが隣の部屋に入ってきた途端に話し声MAXで・・・」って迷惑な話しを聞かされたので書くことにしました。(少々強く叱られても応えないらしいです)

当たり前の事ですが、「山小屋は、みんなが利用するものです」自分達の都合で利用して他の登山者に心配かけたり迷惑になる行為(増してや開き直るとは)に対してはどんな肩書を持っていようが私は怒鳴りますので!(何様?って言われそうですが・・・)

アーカイブ

最近の記事