阿曽原温泉小屋

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暑いし痒いし!

2023-07-11

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地元産コシヒカリを精米中!

九州地方の豪雨災害!お見舞い申し上げます。 これまで何度か大雨・洪水で痛い目に遭っている阿曽原小屋としては他人ごとではありません。

連日、食料・調理器具・風呂のスノコや壁の補修用コンパネ等資機材調達やらで飛び回っておりますが、今日は早朝から玄米の精米に行って来ました。

近所の農業法人で栽培しているコシヒカリを毎年秋に仕入れて、自宅の玄米専用冷蔵庫で保管しておいたものを荷上げの直前に精米します。

小作農の倅としては、どんな御馳走があっても「白飯」が美味しくなければダメなのです。

気温が上がる前に「力仕事」済ましてしまおうと考えたのですが、あえなく汗ダクになってしまい、他の用事を済ませながら夕方までにTシャツ三枚着替えることになりました。

毎夜エアコンが壊れた部屋で雨の合間を縫って窓全開にしても暑くて寝苦しいうえに、蚊の襲来で起こされるしで・・・早く阿曽原に行って、飲むだけ呑んで涼しい部屋で布団に潜って爆睡したいです。

※恐るべし・・・。

酒類の仕入れで、宇奈月の酒屋さんと連絡取っていたら・・・日本製のウイスキーは、レ〇ドの果てまで外国人観光客に買い占められて・・・角〇なんぞは、いつ入荷するか分からないとのことでした。

ちなみに・・・。

2023-07-10

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カツ丼大盛り+タラ汁! やられました。

ちなみに、

今月15日に発売される「山と渓谷」8月号に「仙人谷下部丸太橋」の架橋作業が紹介されるはずですので興味のある方は見ていただければ。

※富山県内の方限定!(放送注意報?)

14日金曜日午後6時15分から、KNB(北日本放送)ニュースエブリイ内の「金曜ジャーナル」にて、登山道の維持管理についての問題点を取り上げてくれる予定です。

我々も取材で、先週3日に僧ヶ岳の宇奈月コースを草刈りしているところに同行取材とお話をさせていただきました。(長野まで取材に行く予定とも聞き、気合入ってるなぁ~なんてことを)

今後良い方向に向かってくれれば良いのですが・・・。

※失敗しました。

先日、朝日町宮崎のタラ汁街道「近海」へ「タラ汁定食」食べに行った際に、奥のテーブルに運ばれてゆく「カツ丼の大盛り」が目に入って羨ましくなって・・・。

食べに行って来ましたが、駅ソバの丼にご飯がギリギリまで盛られた上にトンカツの玉子とじが載せられて・・・申し訳程度に載せられた蓋が役してなくて。

右奥に見えてる、1人鍋のタラ汁鍋の大きさと比べてもらえれば理解して頂けるかと!(タラ汁のボリュームも相当なのですが)

食べ切ってグロッキー状態で退散して来たのですが、大盛りの上に「カツ丼特盛」ってメニューにありましたが・・。

登山道情報!

2023-07-09

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増水と流木の激突で、流失した仙人谷下部丸太橋

登山道情報!(梅雨明け時期によって、予定が遅れる可能性があります)

〇白馬岳~祖母谷温泉・唐松岳~祖母谷温泉 週末の強い風雨の中を宇奈月方面山岳救助隊員・県警山岳警備隊員が登山道パトロールを行ってきました。

残雪は少なく倒木処理も済ませて来ましたが、今年は積雪が少なかった為か融雪が早く進んだせいで例年よりも早く雑草が生い茂っています。

草刈り整備が終了するまでは、一般登山者の方は困難が予想されます。

 草刈り整備は例年通り ・白馬線 7月24日以降  ・唐松線 8月初旬 を予定してます。

〇水平歩道(仙人谷ダム~阿曽原~欅平)

現在整備中ですが、阿曽原谷の丸太橋が掛かっていませんので降雨により増水量によっては渡渉が困難になる事も考えられます。

折尾谷の隧道(トンネル)は、砂防堰堤状?の中をくり抜いた形状となっており梅雨末期の豪雨時には隧道内に濁流が流れ込んでしまい水抜き穴に枯れ枝・土砂が詰まるとプールの様に水がミゾオチ高まで溜まることがあります。

〇雲切新道(仙人池~阿曽原)

・仙人谷下部丸太橋の架橋は、梅雨明けが終わるまでは流出が予想されるので作業は行えません。

写真右端の丸太橋の上に丸石が見えるのは濁流が橋を越流した証拠だし、大きな流木も増水で運ばれてきたものです。(何度も流されたことがあり、架け替えする資材も簡単には補充が出来ません)

・架橋が終わらないと、その先の草刈りにも向かえません。

・「仙人温泉直下の丸太橋」については、諸般の理由により本年は架橋する予定は有りませんので飛び石で歩いて頂くことになります。(少々の降雨なら、問題なく渡渉出来ます)

なので降雨で水量が増えれば、仙人池から阿曽原への下降はお勧めできません。(予定変更も視野に行動してください)

※整備状況は随時流しますが、どこのコースでも降雨で作業が中止となりますので整備も滞ります・・特に黒部は増水量が半端ないので、梅雨明けまでは無理をなさらぬ様に御願い致します!

(参考ですが、剣沢二股の吊り橋も12日以降に架橋予定だそうですが、天気次第で遅れる可能性も有るようです)

今日からパトロール

2023-07-07

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小黒部谷左岸尾根からの「唐松岳」は雪が見えません。(右下の谷に祖母谷に向かう道路が)

今日から、宇奈月方面山岳救助隊員と黒部警察署等の山岳警備隊員合同で「白馬岳~祖母谷温泉」「唐松岳~祖母谷温泉」 各登山道の事前パトロールに16人が入ります。

私は15日に予定される荷揚げの準備やら入山前の雑用処理?やらで参加しませんが、明日の夕方に祖母谷温泉に入って下山して来るメンバーを迎える予定です。

梅雨明けしてからにすればいい様なものの、毎年この時期に実施するのは夏山シーズン前に登山道の崩壊・倒木で道を塞ぐ等が発生していないか事前に調べておくためです。

本格的な草刈りは、梅雨明けしてコース上の残雪が無くなって草が伸びてから行わないと意味がありません。(二度三度と草刈りに入れる予算も人員も用意できません)

いわゆるアルプスと言われる高所のコースでは雑草も倒木も心配ないのですが、標高が低くなる黒部峡谷では猛烈に植生が発達するし、急峻な地形に加え豪雪地帯であるため雪圧で巨木が倒されてしまう事が時々あります。(台風通過時でも谷筋は強風が集中することも)

長大高低差のある黒部エリアの登山道の維持管理には、他のエリアとは全く違った苦労があるのです。

梅雨時で天気が悪いのですが、本格的な草刈り前に事前調査してある程度処理できるモノは処理しておくためにチェンソー・ノコギリも持参しながらのパトロールは時間が掛かってしまい、例年祖母谷温泉到着が日没前後になってしまいます。(ある意味無謀登山?)

みんな真面目に元気なうちから、雪渓に弁柄まいたり手間を掛けて下るのですが・・下ればそれだけ樹木も大きくなり沢筋の崩壊の確率も高くなります。

早朝から動き出して、疲れが出て来てからの祖母谷手前のエリアで困難にぶち当たり毎年苦労させられているのです。

明日は強い雨の予報が出てしまっているのですが、無事にパトロールを終えてくれますように。

これもアイノカタチ???

2023-07-06

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トロッコ列車が見えるでしょうか?

昨日の途中の尾根から見下ろした 小屋平 左側の小屋平駅をトロッコ列車が通過中です。

実はこの撮影ポイントの痩せ尾根は、小屋平側の斜面が崩落してしまい視界が利くようになっていたのです。

崩落したからこその景色なのですが、崩壊面は屑石が積み重なった形の斜面だったので崩壊が進行して大きな「ガケ崩れ」面になってゆくのではないかと・・・。

すでに尾根上の巡視路は、一部分が樹木の根っ子で作られた「ハンモック」状態で崩壊が進めば道として歩くことは出来なくなるので迂回路を作らねばならなくなります。

唐松岳~祖母谷温泉間登山道の、「餓鬼山」の大黒鉱山側の尾根道が一部このような状態になってしまい・・・今週末からの宇奈月方面山岳救助隊の登山道パトロールで確認して来てくれるはずです。

何処のコースでも同じですが、入山される際には最新の情報を仕入れてくださいますようにお願いいたします。

余談ですが、最近市役所に問い合わせが有って・・・

「いろんな山を行きつくして、下の廊下を日帰りしたい」

「下の廊下日帰りの情報がネットにどこにも出ていない」と言われて、

「不可能です。不可能だから出ていないんです」と返しておいたとのことでした。

トレランしている人ならば距離的なことだけならば全然余裕かも知れませんが、正しく地図を読んで情報を仕入れれば、走るには危険過ぎるし追い越しされる方だって迷惑な話だと分かるとは思うのですが???(黒部に怪我無し!コロナ禍前に11日間で5名の転落死亡事故が発生したコースなのです)

ましてや、そんな登山道利用をしていて滑った転んだの事故を起こされても・・・救助する人間からすれば口には出さないだろうけど「オイオイ!」って気持ちになると思うのですが???

以前放送されたテレビ番組で、非常識な行動で遭難騒ぎを起こした登山者を私が叱りつけるシーンが流れて怖がられているみたいですが??周りから怖がられても、叱らねばならない時は叱りますから!(これもアイノカタチ?)

これから荷上げの食材等々の調達が遅れているので頑張ってきます。

全ては、登山道の維持管理の為!

2023-07-06

写真

新しい傷はベタベタです。

昨日も7時11分発のトロッコで、小黒部谷左岸の尾根の巡視路点検に行って来ました。

冬の間に発生した倒木が道を塞ぐ、倒木が手摺ロープを引き千切る、ロープ・ハシゴを固定している支点が破壊されている、尾根道が崩落して迂回しなければならない等々が確認できたので持参したロープで応急処置しながらの調査でした。

急峻で積雪の多い黒部峡谷なので、送電線鉄塔の維持管理も他の山域とは比べ物にならない手間と労力が掛かってしまいます。

地味だけど大切な作業なのですが・・・鉄塔の維持管理業者さんも人材難で我々に依頼が来る様になりました。

先にも書きましたが、登山道の維持管理したくても継続して仕事が有る訳でもなく・・頑張ってくれる人材確保のためには「食べてゆける体制」を作ってあげなければならないと考えて引き受けることにして来ました。

山歩きに長けた人材の有効活用的な???発注側も受注側もメリットがあるのではないかと。

60歳過ぎた私なんぞは、現場から引退して若い人に稼いでもらう積りでいるのですが・・・今回は一部終了期日が迫っており、梅雨時で天気回りが怪しくなり・・晴れているうちに班を増やして終わらせようということで出て来ました。

蒸し暑くて汗だくになりましたが、奥山が普段見る角度と違って見えて面白かったです。

写真は、途中の針葉樹の根元に新しい熊の引っ掛き傷があり、樹液(マツヤニ)でベタベタになっていました。近くのブナの木の樹皮にもいたるところで引っ掻き傷が・・縄張りアピールと聞いたことがあります。 

山に入れば熊だっている訳なので、注意はしますが一々怖がっては仕事にならないのです。   相棒とワイワイ話しながら歩けば熊にも聞こえるだろうし・・ニンニクの食べ過ぎ?自分の汗臭さに時折むせ返る時が有るので臭いでも逃げて行ってくれるのでは???

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