阿曽原温泉小屋

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天変地異の前触れ?

2024-10-16

写真

身動き取れないくらいビッシリ詰まってます。

天変地異の前触れ?

今週は天気回りのせいか?平日は宿泊予約は殆ど無いし、今週土曜日は荒天予報も出てしまい暇な日々を過ごすことになりそうなのですが・・・

昨日は「カメムシ」が大量発生して小屋の壁・床・窓・・・至る所で飛び回り歩き回られてしまい駆除に大わらわでした。

数日前から「今年は少し多いかも」と話していたのですが、昨日の昼前辺りから気温が上がり出すと半端ない量のカメムシが活動し始めて・・・。

少しの量ならば外に追い出すのですが、ここまで大量に出られては「蚊・蠅」以上に厄介です。

触れたり踏みつけようものなら強烈な悪臭を放つので「ウッカリ歩けない!」状態なので、自作の「カメムシバスター?」を作りダイブツと二人で駆除することに。

写真は「ウイスキー2ℓ」」「トマトジュース1ℓ」のペットボトルを中間で切断して~注ぎ口側を逆さまにして~少しの洗剤と水を入れて~団扇で掬って入れてやると~カメムシバスターの中で溺れてしまうのですが・・・二人で三時間程度、小屋の中だけで捕獲した量の写真を見ればその脅威が理解して頂けるのでは?

昨日歩いて来た登山者によると、歩いている最中にもブンブン飛び回っていたとのことでしたし、宇奈月温泉周辺・立山駅周辺等でも大量に発生しているとの話も聞こえてきました。

寒くなると狭い隙間等に入り込んで表に出て来なくなるのですが・・・ちなみに前回の大発生は五年前の長野で新幹線が水没する等大きな被害が発生した「台風19号」襲来前日でした。

連休初日は無事終了(こちらこそ)

2024-10-13

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「ツキヨダケ」美味そうですが???

昨日は、小屋の予約はキャンセルが入ったし、キャンプ場利用者も平年の3割程度の利用でしたが、前日までの0~一桁人数から見れば大盛況でした。(未整備なので控えられた方・扇沢が大混雑で諦められた方等おられました)

毎年「スポーツの日」の連休ともなれば大混雑する阿曽原なのですが、天気も良く楽しんでゆかれたのではないかと。

「下の廊下」が未整備であることを承知の上で歩いて来られた方々ばかりで、健脚の方が多いのでしょうか?早目に到着される方がほとんどでした。

怪我と言えるものではないのですが「靴擦れ」「股擦れ」のテーピング・塗り薬対応はありましたが・・・今シーズンは、食材・燃料を搬入することが出来ないので食事の提供もないし、収容人数も少ないので部屋割りも悩まずに済むし・・・なんだか平和な一日となりました。(混雑時には大概発生する「靴の壊れ」も無し!)

毎年顔を見せてくれる人・「以前知り合いが靴を修理してもらいました」・「小屋を開けてくれてありがとう」・「今年も黒部を楽しめました」・「オリジナルTシャツ無いんですか?」・「営業前に来てしまった知り合いが、お世話になったらしく・・」・キャンプ場利用の方も早朝帰りしなに玄関から「アリガトウ」言いに来てくださったり等々、たくさん声掛けと笑顔を頂きました。 (更には設置したばかりの登山道維持募金箱に志を入れてくださる方もおられて)

コロナ禍でキャンプ場だけ管理した年もでしたが、出来る事しているだけなのに・・・たくさんのアリガトウと笑顔をもらえました。

正直に言えば、今シーズンは小屋を開けずに「下界でアルバイト」しようかとも考えたのですが、事故発生時対応・歩きたい方々の多さ等々から「留守番程度」の気持ちで入っていたのですが・・・これだけ「アリガトウ」「笑顔」を直接頂けると「俺達、いい仕事させてもらってるわ」って思ってしまう訳でして「こちらこそアリガトウ」なのでした。

※絶対ダメ!

写真は「ツキヨタケ」ですが、この辺りで生える代表的な毒キノコ!

毎年数人の方が採って来て「食べれますか?」って聞かれるのですが・・・美味そうに見えるし、実際食べた人間によれば「美味かった」そうなのですが、絶対食べてはいけませんから!

ちなみに彼は、食後一時間で激しい嘔吐に襲われはじめ7時間続いたそうです。

登山道情報!(歩けない訳ではないのですが)

2024-10-11

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阿曽原谷上部は、ダンダン色付いてきました。

信頼できる実力のある知人が、昨日黒部ダムから下の廊下を歩いて来て今日引き返してゆきました。

明日からの連休前には全部の作業は終了しませんでした!(作業は週休二日なので、今日下山になります)

先にも書きましたが 

〇歩道上に乗っている小石・砂で足を滑らせる 

〇支点が怪しい?手すり番線・ロープに不用意に体重を掛けてバランスを崩す

等々の危険が考えられますので歩行を考えておられる方は、「足場確認」や手摺りにテンションかけてからの「慎重な体重移動」等等をお願い致します。

先週の土曜日以降の晴れた日は少ないながら登山者は歩いていますが、元々が迫力のある断崖が続く「下の廊下」ですので超怖がりの方は整備終了していてもビビってしまう場所も有りますので、ご自分のレベル・パーティーの実力等を考え合わせて判断ください。

(ちなみに昨日のキャンプ客の60歳代の男性は「最後に阿曽原への下りが一番キツカッタ!」とのことでした)

※参考情報

池の平キャンプ場は、連休終了後には利用出来なくなるとの事です。

下の廊下情報!(まだ整備中です)

2024-10-10

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ルート全体に残雪は有りません。

●十字峡上流の丸太桟道は修復されました。

●「白竜峡核心部」「半月沢上流」(昨年、崩落発生場所)等、未整備箇所があります。

昨日スタッフで確認してきましたが、結論として「怖がりの方」は整備が進むまで待たれることをお勧めいたします。(各人のレベルが当方としては解りませんので「私は大丈夫でしょうか」的な質問は御容赦ください)

昨日もテント泊の登山者3人が黒部ダムから歩いて来ていますし、作業員も行き来しているので歩けない訳ではありませんが・・・(昨日のテント泊の方は時間が掛かってました)

※昨日現在

「白竜峡核心部」では、短い距離ですが丸太桟道が設置されておらず足場を岩場に求めなければならない。

「半月沢上流」の昨年崩落して修復された丸太桟道が緩んでいるので、斜面に回り込んで土砂の上を歩くことになる。(緩んだ丸太桟道を、見れば足を置く気にはならないはず!)

また未整備箇所では、手摺り番線・ロープ等の支点が固定されていない箇所があるので、手を掛ける際には引っ張るなどして確認する必要があります。(妄信してはいけないのは、剱岳のクサリ場も同じなのですが、慎重になれば時間が掛かります)

徐々に整備は進むので「怖い場所」は解消されてゆきますので「自信が無いけど歩きたい方」は続報をお待ちください。

悪い事ばかりじゃないと♪♪♪

2024-10-08

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ヒラヒラと「イワナ」が泳いでいるのが見えます

今シーズンは黒部ダムからのピストン山行になってしまったのですが、先日来られた数少ないお客さんと話していて「皆さんに知らせておいた方がいい」ってことに気が付きました。

今シーズンは黒部ダムサイトの宿泊施設が営業休止の為、テント泊以外の方は朝一で扇沢発して黒部川を下流に向かって「下の廊下」を歩かれることになります。

また上り返すのは「キツイ」と考える方が多いと思うのですが、毎年一定数の方は「扇沢から宇奈月までの車の回送料金」「下山した宇奈月から扇沢までの交通機関の繋がりの悪さ」等から、黒部ダムからピストンされる方がおられます。

御存知の方もおられると思いますが、黒部ダムは観光のために10月15日までは朝8時頃から下流に向けて放流していますが観光客が居なくなる夕方から朝までは放流を止めています。

黒部川は清流といっても、ダム湖で一旦留まった水にはどうしても濁りが入ってしまいます。

なので観光放流開始後は川の水量が増えて迫力は増すのですが、若干の濁りが入った流れと共に下流に向かって歩くことになるのです。

観光放流された水が十字峡に届くのが午前11時前後になるのですが、その時間までは透明感のある清流が流れているのです。

なので阿曽原を朝一で黒部ダムに向かえば、「S字峡」「半月峡」「十字峡」足が速ければ「白竜峡」までは透明感のある清流を眺めながらの歩きになるのです。

S字峡では高低差90mほど下を流れる川床の岩がハッキリ解るし、十字峡の展望台に降りれば「イワナ」が泳ぐ姿が見て取れるのです。

上りだから大変!って考えられる方がおられるかもしれませんが、上りなればこその良いこともあるのです。

御協力を御願いいたします。

2024-10-08

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ショボい箱ですが・・・ヨロシクお願いいたします。

「北アルプストレイルプログラム」

今シーズンから富山県内でも試験的に実施されているのですが、今シーズンは地震災害で阿曽原温泉小屋が営業出来るかどうかハッキリしなかったので募金箱設置を見合わせていたのですが・・・取り合えず小屋番することにしましたので急あしらえの「協力金募金箱」を受付カウンターに置くことにいたしました。(百均で買って来たプラBOXの蓋に、ダイブツが上手に穴を空けてくれました)

詳細については、上記リンクを見て頂いて賛同いただける方がおられましたならば協力して頂けた幸いです。

※取り合えず

秋雨前線の影響で天気予報が悪いし・・下の廊下の整備も万全ではないので、未だ片手で数えられるほどの登山者ですが、晴れ間にはキャンプ場・風呂場などの二度目の草刈りに汗を流しております。(二度目のハチの巣駆除も!)

これまで歩いて来られた方によれば「十字峡上流の丸太桟道が少し揺れたのが怖かった」とのことでしたが「危なくて歩けなかった」って声は聴かれませんでした。(怖がりの方はダメかも?))

明日から天候も回復するので整備も進むはずですが、新たな情報が入ればこのページでお知らせいたします。

ちなみに次の金曜日までに小屋泊予約は二人だけですが、来られる方は作業員に声掛けなどして自分を認識してもらってから「ご苦労様」の一言など掛けて通過して頂けたらと思います。

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