阿曽原温泉小屋

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週末は最後まで雨!

2023-10-29

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イイ感じに。

10月に入ってから全ての週末は雨降りでした。

阿曽原に入って31年目になりますが、ここまで週末だけ降られたことは記憶にありません。

特に小屋の予約が取れずに、やむなくテント場利用で計画しておられた方は残念な思いをされているだろうと・・・。

こちらも週末毎に、キャンプ場が溢れる事態に対応すべく腕まくりしていたのですが・・拍子抜けでした。(もうすぐ営業終わるのに、残った大量のビールはどうする???)

昨日も小屋泊・キャンプ場利用者は当然ながら激減でしたが、欅平駅からは「アジア系の外国人グループが向かって行った」との連絡が入っていたのでしたが、雨の中を薄暗くなってから8人のチャイナ系の名前の方が代表で受付に無事届かれて一安心したのですが・・・。

真っ暗になって少し強くなった雨の中を、黒部ダム方向からも同じくアジア系の若い人達が次々と小屋に届いて・・・総勢17名で代表の方はベトナム系?の名前の方でしたが、先に届いた7名の外国人グループと阿曽原で落ち合う予定みたいなことを話しておられました。

雨の中テントを張りに向かったのですが、30分ほどして外国人男性1人が小屋に来て

「みんなで鍋を作りたいのだけど、シートを貸してくれないか」(ターフの様に使う積り?)

って来たのですが・・・。

キャンプの人は自力で一晩頑張るのが基本だと思うし、箸を忘れた・テントポールが折れた・ガスが切れた等々の小さなトラブルには手を差し伸べて来ましたが、大人数で使うシートを貸してくれと言われても・・・そもそもシートを貸しても、暗い中で張り込むための支柱もないし固定する細引き紐も必要だろうし・・・可哀そうだけど依頼を断りました。

今年のゴールデンウイークに「立山雷鳥沢キャンプ場」で荒天でテントを放棄して野営管理所の部屋に上がり込んで布団を出して寝ていた外国人がいたことを紹介しました。

もちろん、ルールに沿って山小屋・キャンプ場を利用してくれる外国人もちゃんとおられるのですが・・・。

日本の山を楽しんでもらえるサポートはどれだけでもしますが、そもそも「山に入る」ってことについて当たり前のルールというか「日本の登山文化」みたいなものを解ってもらえる様にしてゆかないと混乱は何時までも続くのではないかと。

ちなみに、昨日のテント場利用者34人中25人が外国の人達でした。(晴れてれば五倍位は来ていたのでは?)

日本の未来は?

2023-10-28

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雨の阿曽原谷は紅葉が盛りに・・。

昨夜、市役所の観光課からメールが入りました。

最終のトロッコ列車に乗って来た若い三人組が、欅平駅前のビジターセンターの軒先で寝袋で野宿すると言っていたと連絡が入ったとのことです。

ビジターセンターの職員は、帰りがけだし想定外の事で・・・駅員も帰る列車もないし、今更何処にも向かわせらず・・・軒先のベンチを利用しての野宿を黙認する形になった様です。

あくまでも施設利用者の為のモノで、屋根は有ると言うものの吹きっさらしの場所で寒さのキツイこの時期に緊急避難でもないのに初めから野宿目的で来られては困ります。

欅平地区には宿泊施設として、山小屋・旅館だけでなく祖母谷にはキャンプ場も整備されているのだから、自分達の都合だけで国立公園内を勝手な使い方するのは、明らかな「ルール違反」です。

市役所の担当から「黒部ダムへ向かうのか?阿曽原までなのか?とにかく顔御出したら注意してやってください」との連絡でした。

午前八時半頃、その三人組とおぼしき若い男性グループ(大学生?)が小屋に届いて「風呂に入りたい」とやって来ました。

私は、お客さんを送り出した後の大切な睡眠時間だったのですが・・・玄関に出て行き「ルール違反だから・・・」的な話をしたのですが???

なんでそんなこと言われるのか分からない?駅員さんに良いって言われたから・・みたいな顔をしているので、それは今更どこにも行けないから言ってくれただけだから!って伝えると、「スミマセン」は言うのですが・・・見ると?普通のワイシャツ来てる人間・普通のGパン履いてる人間、寒いこの時期に服装が???

五時間半掛かって来たとのことだったので深夜に歩き出しただろうし、今日は荒れる天気予報なのに風呂から帰って来たのが10時45分!トロッコ列車の終電車に間に合うのか???

帰りの支度を見てると、雨が降り出しているのに合羽の上着の裾を合羽ズボンの中に入れてるし~っ??

日本の未来が心配になる小屋主なのでした。

ありがとうございます。

2023-10-26

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今朝、客室掃除しに行ったスタッフが「布団の上に置いてありました」って持ってきたのが写真のメモです。

他の多くの宿泊客の方々も出発間際に、わざわざ顔見せに来てくれて「アリガトウ」を言って帰ってくださいました。

日中「コイツ」パーティーのリーダーから、謝罪と説明の電話が掛かって来ました。

(ちなみに、同行していて私とコイツ男のやり取りを知っているメンバーは「阿曽原ブログは、優しく書いてある」みたいなこと言っていたそうです)

一般客の予約変更の電話でも「イロイロ大変でしょうが頑張ってください」って労われ・・。

今日届かれたお客さんからも、何人からか応援の言葉を頂きました。

明日からも頑張ります!

って、せっかく持ち直した気分だったのに・・・こんな日に女性のお客さんから「ビールが高い!」って言われて?「他より安くしてるはずだけど!」って強く言うと「怒られた」って仲間のところに向かわれました。(これがまた、コイツ男の名字と女性の住所が同じ読み方で・・・)

残念ながら私は、茶化されても上手な切り返しは出来ませんし、冗談も通じませんから!

コイツ!って言われたのですが・・・(病んでる?)

2023-10-25

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阿曽原谷は眩しいんだけど

混乱の続き!

夕食二回戦目の途中で常駐している山岳警備隊員が、電話を掛けて来ていた三人組テントを迎えに行ってくれて合流して帰って来てくれました。

(79歳の男性と女性二人のパーティーでしたが、男性は5年前に来た時にこんなに長く思わなかった。女性は私が歩くのが遅くて・・・ってことでした)

スタッフの夕食時に、テント泊男性が話題になったのですが「受付の時から高圧的で、凄くイヤな感じで、以前ツアー会社の添乗員していたと他のガイドさんに話していました」(ちなみに阿曽原を出禁になっているツアー会社でした)

今早朝5時過ぎに、昨晩テント泊男性と輪になっていたガイドの出発前に「アンタら知り合い?」って尋ねたら「全然です。昨日相前後して歩いていただけで、グイグイ寄って来られて・・・」って話でした。

朝食を食べてゆくことになった同一グループの小屋泊8人組に「どんな集まりなの?」って尋ねたら「サークルの集まりで知り合いではあるんですけれど・・・」ってことでしたが強い繋がりがあるようには見えませんでした。

そうこうしているうちに、玄関先のベンチに当の男性がやって来てガスコンロを準備し始めました。

朝食が終われば、宿泊の皆さんは玄関ベンチを利用して靴を履くことになるので出発の邪魔になるし、ましてや宿泊者でもない人にこれから宿泊のお客さんが利用する小屋の設備を使われても困ります。

受付から声を何度も掛けますが・・・完全無視!

私は玄関に出て行き、真横で何度も声を掛けますが無視したまま。更に肩の辺りをポンポンと軽く叩いて声を掛けると「何するんだ!」と強く反応して振り払います。

今ここを使うのは止めてくれと話しますが、「ここはアンタのモノなのか?」というので、見た通り小屋の設備で我々が毎年作っているものだと説明しても・・・。

「前の経営者の方がよかった」(君が保育園に上がる前から私はここに入っているので、前の経営者の事など知るはずもないと思うのだけど?)

「北アルプスの○○山荘の○○社長の方が出来てる」(私の方が、○○社長と長く濃い付き合いして来ているし、跡継ぎの息子さんとも名古屋で飲んで来たけれど?)

「言うことが、小さい・小さい」(小屋を運営するうえで迷惑者に当たり前のこと言ってるつもりだけど?)

「こんな事で時間を使わずに働けば」(毎朝四時過ぎには起き出して、朝食の仕込みと早出客の送り出ししてるの知ってるの?)

「そんなことしていると、利益にならない」(そんなこと言われなくても、31年前から黒部で食べて来たけど?)

ア~言えばコ~言う、屁理屈やら屁理屈にならないことをワーワー次々と騒ぎ立てて、遂には私の事をコイツと呼び始めます。

病んでる人間だと思って我慢して来たけれど、ソロソロ怒りもピーク!怒鳴りそうになったタイミングで、朝食を食べていた同じグループの年長者の男性が「小屋の主人の言うことは間違いない」ってなだめに出て来ます。

「病んでいる!」皆の共通認識でしたが、見て見ぬ振りが出来ないのも山小屋を預かる者の努め!

こんなの書いてると、ダイブツから「暗い夜道歩けなくなりますよ」ってまた言われそうなのですが・・・素人さんにやられるほど、まだ柔道も逮捕術も落ちていないって思っているのは私だけ?

イロイロ来ます!(こいつ!って?)

2023-10-25

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混乱1.

昨日宿泊の8人グループ??最初の予約の時点では九月半ばから十月上旬にかけて3グループ分けて数人ずつ別の予約が入っていたのですが、本当は一つのグループで人数も9人~7人~6人と変更を繰り返し結局8人で落ち着いたのですが、到着がバラバラで朝食を食べてゆくかが決まらず、朝食を弁当にして早出することになって会計もバラバラで混乱する受付で到着した人から順次支払ってもらっていました。

欅平に遅く届くと8人まとまって乗れないかも?って話したのですが、バラバラでも構わないって言うし・・どんなグループなの??

このグループにはテント泊で30代前半の若い単独男性が同行していて、彼が「みんな朝食を食べてゆけばいい」って言うもので、先に宿泊費夕食+朝弁当代金を支払っていた方々の追加分を頂くやら未会計の方々からは新たに頂くやら・・・元々混乱している受付はワヤワヤになります。

混乱2.

小屋の食堂は夕食までは「小屋泊のお客さん」に談話室的な使い方をしていただいているのですが、このテント泊の男性がグループの飲み会に混ざりたいみたいだったので、

「本来ならば代金を支払って屋内に入っていただいている方々のために開放していて、テント泊の方には遠慮してもらっているのだけれども同じグループならば仕方ない」

と話して入ってもらったのですが・・・単独テント男性は、途中から食堂の別の場所で同じコースを歩いて来ていたガイドツアーの輪に混ざって飲みだしていたいで???

17時40分過ぎに夕食の準備で食堂を空けてもらい、二回戦目の夕食のガイドグループは玄関ベンチに異動してくれたのですが・・・。

その際に付いて出てきたテント泊男性が「夕食を一緒に食べたいから今から追加できないか?」と言われたのですが、「小屋泊より多くなることがあるテント泊のお客さんに、夕食を提供し始めたら小屋が回らなくなるから断っている」と話しました。

それが気に喰わなかったらしく?「あなたの意見は云々かんぬん」って・・上から目線の捨て台詞を吐いて「ネットで書くのなんの」って小声でブツブツ言うので「いつ書くの?受けて立つから」って答えておきました。

彼はそのまま玄関で集まっているガイドグループの輪に混ざって盛り上がって???

私は、直前に暗くなってから届いた12人ツアー対応やら、「関電の宿舎の前を過ぎて登り出したけどこれで間違っていないのか?」って電話が掛かって来たり、一回戦目の夕食の方々への食事時間・湯茶のサービス等の説明に回ったりと・・テント泊男性にムカついていたのですが、相も変わらずの混乱阿曽原で、それどころではなかったのですが・・・。

続く

予約状況!(10月24日11時現在)

2023-10-24

※予約状況

10月24日11時現在の受け入れ可能人数!(書いてない日は満室です)  

・10月25日(水)4人 ・10月30日(月)6人 ・11月1日(水)14人 ・11月2日(木)1人 

となりました。

※小屋泊は、11月3日(金)の宿泊をもって、今シーズンの営業終了予定です。(10月31日以降は48人収容になります)

※テント場管理は、11月5日(日)まで水場・露天風呂の管理は行います。

※トロッコ列車は、平日でも混雑し始めたようです。

欅平駅長から連絡で、週末だけではなく平日も11時46分発を目標にするようにしてくださいとの連絡が入りました。

注! 平日に阿曽原から向かう方々全員が、昼過ぎに欅平に到着されると乗り切れず待たされることがあるということで、必ず11時46分発に乗ってくれとのことではありませんから!

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