阿曽原温泉小屋

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今日から、阿曽原へ

2021-07-17

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昨日は精米作業も

今日から阿曽原に入りますが、小屋の内装・草刈り等々こなさなければならない作業が大量に残っています。

来週には荷揚げ・ワクチン接種が控えているし、月末までに県庁自然保護課へのコロナ対策補助金申請書類を仕上げなければならないし、昨日は走り回っているうちに水質検査の容器を貰いに行くのを失念!

(来週末まで小屋での予約受付体制は出来ませんので)

今年は、こんな年なのかも・・・って、毎年こんな事言っているような??

荷揚げに向けて昨日朝一の涼しいうちに、玄米専用の冷蔵庫から一昨日のうちに出して平温にしておいた玄米を精米してきました。(近所の農家が栽培したコシヒカリです)

山小屋の仕事は、「山から安全に帰宅してもらうために」腹いっぱいになってもらって~ぐっすり寝てもらって~お腹をスッキリして元気に歩いて行ってもらう事です。

御飯の美味しさは「食事の基本」って考えているので、なるべく荷揚げの直近に精米するのも安全登山に繋がると考えての事なのです。

想定外時こそ実力が!??

2021-07-16

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橋掛けは、ハラハラものなのです。

昨日は、富山県議へ省庁への陳情についての実情説明に富山市内へ向かい、合間を縫って来週の作業の段取り(登山道の草刈りと並行しての仕事なので人員の調整が・・)~作業用の資材等の調達~オリンピック開催で想定外の休日変更になっていて・・荷揚げ貨車の手配と積み込み時間の調整やら~それに合わせての燃料・ビール類等の手配やらでドタバタして。

今日の私は登山道のパトロールを勘弁してもらって、検査機関へ水質検査用の容器を受け取り~食料品の買い出し~ホームセンターでスノコ制作の材料と塗料やら細々したものを調達して・・・走り回ることになりそうです。

早い梅雨明け宣言に振り回されていますが、想定外になったらなったで切り盛りしてゆくのも甲斐性なのですが、実は下界は暑くて頭が廻らなくて・・・。

※小屋は留守ですから、予約電話は自宅(0765-65-2397)にお願いしますが・・留守の事が多いはずですので、夏場は心配しなくても小屋が満室になる事は有りませんから慌てずに。

※結構緊張しています。

写真は先日の橋架け作業ですが、白く泡立った強い流れは渡渉は無理どころか、落ちれば激流に流されて打撲だけではすみそうにありません。

丸太を「仮」に向こうの岩の上に置いて並べたものに、ソーッと跨って少しずつ前にズリ進んで渡るのですが・・丸太は固定されていし結束してないのでバラケテしまいそうで結構緊張させられます。

梅雨明けしました。

2021-07-14

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仙人谷下部の丸太橋を架けました。

今日まで阿曽原に入って小屋の内装・厨房作り等々をこなして、天気が回復した昨日と今日で仙人谷の丸太橋を架けてきました。

写真は、前日までの大雨で増水した冷たい沢水の飛沫を浴びて凍えながら、流失してしまった橋台を作る大仏の雄姿です。(左手前の巨木は、去年までは無かった流木ですが、次の洪水で流れ出して橋を壊さないか??)

6m丸太は水分を吸って重いし、腐食しているものは交換しなければならないし、なによりも橋脚になる土台の岩が水流で動かされていて橋の高さ・長さの調整に手間取ってしまいました。

ただし!丸太橋が架かったといっても、水平歩道の整備はまだ終わっておらず、小屋の上部は猛烈な藪になっていますし、雲切新道・仙人谷ルートも今週末を過ぎてからの整備になります。(今週末は、宇奈月方面民間山岳救助隊員は白馬線・唐松線の登山道パトロールの予定で全員出動です)

今年の阿曽原はネット環境が調子悪いのもありますが、作業が遅れ気味で毎日目一杯働いていて・・登山道情報にヤキモキされている人もいるかと思いましたが正直ネットの更新まで手が回らずに?申し訳ありませんでした。

参考情報ですが、仙人池ヒュッテは今日ヘリが飛んで入山したそうです。今週末には、池の平小屋にもスタッフが入り、営業休止の仙人温泉もスタッフが入るとか??梅雨が早く開けましたが、準備が済んだわけではありませんので。

熱いもの持ってますか?

2021-07-10

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パッケージも、なかなかです。

昨日の昼前に、信濃大町を過ぎてからランチをどうしよう???

そういえば二十年来の付き合いの「赤沼千史ガイド」(山番組のガイドを何度もしているから見ている方は居るはず)が蕎麦屋を出したとか?って噂を聞いていたのを思い出して。

早々電話したら「店は出していないけど自分で打った蕎麦を冷凍にして通信販売しているんで、近くにいるのなら家に来てくれたら食べてもらえるよ」ってことで御言葉に甘えて!(昔から彼と一緒に飲んで、蕎麦の話になると・・・メチャ熱い男なのです)

茹で上げたものを冷凍にしてある普通の冷凍食品とは違って、「手打ちの生蕎麦」を冷凍にしたものは全然別物! 特に喉越しの良さ・最後に頂いた三温糖?を足した蕎麦湯は濃厚な御汁粉みたいで感動モノでした。

興味のある方は、山岳ガイド赤沼千史のブログ のページから、もうすぐ取り寄せることが出来る様になるはずです。

千史の事を知らない人は買う術がないので、ブログを更新するようにけし掛けておきましたので、もうすぐ連絡先が掲載されるはずです。

ちなみに、二人分300g・ストレート汁付き! ラベルデザインは、今をときめく 後藤郁子氏 とのことです。(詳細はブログ見てください)

なかなか遠出できない昨今ですが、蕎麦を食べてホノボノとした有明の風景と蕎麦に打ち込む熱男に思いをはせて頂けたら???

ピンチはチャンス!!?

2021-07-10

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昨日の富山新聞。偶然?並んで立山(雄山)四ノ越で登山道が一部欠落した記事

昨日は、松本市島々の環境省事務所での会合出席に行って来ました。

途中で白馬村郵便局で山小屋協会の事務手続きするために7時前に自宅を車で出発~安曇野市有明の知り合いのガイドの家で「手打ち蕎麦」を御馳走になってから~会場に向かい14時からの会合が終了したのが16時過ぎ~自宅には20時となってしまいました。

糸魚川市を過ぎた辺りから、次々と「富山新聞読んだぞー」みたいなメールが届き出して・・・先日から省庁への陳情の件で、北日本新聞・読売新聞・KNB北日本放送・BBT富山テレビ・NHK等に立て続けに取り上げてもらっていたのもあってか反響の大きさに驚かされています。

目的は「保全と利用」!

みんなの宝である山の環境を守りながらも、その山でこれから先もズ~ッと楽しませてもらう為には、何をしてゆかなければならないのか?何が出来るのか??歴史・経緯・実情等を踏まえて、見直しや仕組み作りをしてゆかなければならない時期に来ていると考えるから行動しているつもりです?

たまたま巡って来た会長職年に偶然っていうにしては・・腹の立つコロナ禍ですが、その御蔭で問題に真剣に取り組む切っ掛けが出来た!って考える様にすれば前向きになれます。

ひとまず終了。

2021-07-09

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松本市から上京するより、黒部からの方が早いみたいなことを・・。

七日の厚生労働省「大隈政務官」への要望書を提出で、五省庁への陳情はひとまず終了です。(さすがに、もうこれ以上は小屋のオープンに向けて動かないと・・)

直後に東京に緊急事態宣言が出されるとは、運が良いというか?タイミングが良いというか?

しかし要望書を提出するのが目的ではなく、要望して来た事を少しでも実現させてゆくことが大切で、国民共有の財産である山岳環境の「保全と利用」に繋がるはず!って信念を持って??って弁論大会みたいですが・・難しいことではなくオカシイことを改善して行くためには、オカシイことをを見つけて関係する者が一緒に考えて改善してゆきましょう!ってことだと思うのですが。

今までの経緯・歴史・思惑等々があって、なかなかまとまらない話ではあるかもしれませんが・・いま動かないと大目標の「保全と利用」が出来なくなり、みんなが今まで通りに山で遊べなくなる!って危機感が有るからこその陳情と考えています。(なんで、こんなヤヤコシイ時に会長が廻って来たんだ!って思ってもいるし・・全く私らしくないのですが、体が動かなくなって来た分、口を動かすのも山の為になるかと考えて?)

そして声を出すだけで役所に頼る・任せるのではなく、現場を任されている我々が自分達でも動いて周りからの理解を得られる様にしてゆくことが大切なのだと。

今日は松本市で、環境省長野事務所と山小屋関係の会合に向かう予定ですが、省庁巡りの際に出された意見・考え方等を共有して「山」の今後に向けての話して来ねば。

それにしても行く先々の省庁で、本郷林野庁長官・三谷文科省政務官・笹川環境省副大臣・朝日国交省政務官・厚労省大隈政務官(面会順)それぞれお忙しい中で、シッカリ・ざっくばらんに・前向きに話を聞いて頂けてありがたかったです。 

これも調整に当たって頂いた、橋本岳衆議院(父上の橋本龍太郎首相はエベレストのベースキャンプまで何度か行っておられたそうです)秘書の藤村さん 陳情に声を掛けて頂いた、日本山岳ガイド協会理事長 全国山の日協議会事務局長 の御蔭で行ってくる事が出来たことを感謝申し上げます。

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