阿曽原温泉小屋

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ジプシー???アタフタ・ドタバタ!

2025-05-29

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極太ゼンマイ

欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト ご支援!応援メッセージ!ありがとうございます。

今日で欅平周辺での作業を、無事終わらせることが出来ました。

明朝下山して、メンバーは扇沢で解散となりますが・・・私は14時半から黒部市内で「黒部観光旅館組合」総会が予定されています。

組合長を仰せつかっておりますので、帰宅してシャワー浴びたら会場までイッパイ・イッパイ

今回の総会は、「欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト」の経過と沢山の方々からご支援頂いた使い道?等の方向性を組合員一同が揃ったところで協議する大切な総会になります。

相変わらず名古屋のイベント以来アタフタ・ドタバタ慌ただしいのですが、山小屋を営業出来ないからと言って「アングリ」口を開けていても食べてゆけません。

皆様からのご支援は、小屋が営業再開する時に大切に使わさせて頂こうと考えています。

応援メッセージに「身体に気を付けて」って有難いメッセージをチョイチョイ書いて頂いてますが、出来るだけ自分で働いて稼がないとバチが当たるかと!なので忙しいなんて言ってられないのです。(幸いなことに仕事の依頼が)

※ゼンマイを美味しく思える様になって来たのは?

子供の頃は「お祭り」「お正月」等で煮物で出されていたのですが、そんなに好んで食べようとは思わなかったのですが・・・

祖母谷温泉のカーちゃんの作る「ゼンマイの煮物」が美味しくて!

泊りに行く度に楽しみにしてしまうのですが・・・煮物が美味しく感じる歳になって来たってことか???

今年は倒木の量が半端ない!ってことは・・・

2025-05-29

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雪崩沢のデブリの上には

欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト ご支援!応援メッセージ!ありがとうございます。

名剣温泉上流 雪崩沢 の雪崩デブリの近景ですが、腐葉土・土砂・倒木に覆い隠されスノーブリッジとなって祖母谷川出合いが埋め尽くされています。

画面左側に見える水流を見れば比高が推察できるかと?・・・大きな倒木が雪渓上に散乱しています。

欅平からこの地点まで河原を覗きながら歩いて来たのですが、河原に引っ掛かっている倒木が多いのに驚かされました。

以前から止まっていた倒木も有るとは思いますが、折れた部分を見ると雪崩で新しく落ちて流されて来たと思われるものが相当量見られました。

これらは大雨が降ると本流に流されて行き下流のダムに漂着するのですが、ダムのゲートに引っ掛かると最悪ゲート操作が出来なくなる・受水口を塞ぐ等々の悪さをするので引き上げなければなりません。(昔アルバイトで大雨発生時、夜中に引き上げに駆り出されたことも)

ちなみに数年前の大雨時に、流木が海まで大量に流れ出してしまい黒部川河口にある漁港に流木が入り込んで船が出せなくなったこともあった様な?

毎年の事ではあるのですが、ダム管理に携わる方々は御苦労なさるのではないかと・・・

ちなみに各ダムには流木を引き上げる装置があるのですが、引き上げられた流木を一時的に保管していると夏前になると流木の中に潜んでいた「クワガタムシ」の幼虫が次々と羽化して来るのです!(湧いてくる)

※ご縁?

以前NHKの番組の案内で、このスノーブリッジ直下の渓流まで女優の吉本多香美さんをダイブツと連れて行ったことがありますが、父上は黒部市出身の初代ウルトラマン ハヤタ隊員役の黒部進さんです。(吉本さんは、流れの中にイワナが泳いでいるのを見付けて喜んでおられました)

黒部進さんは阿曽原に番組制作で泊られた事が有ったのですが、話ししていると当時の宇奈月町長さんと同級生ということで、阿曽原から町長に電話して懐かしがられておられました。

仕事中毒?

2025-05-28

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弾け飛んでもっと遠くにも沢山落ちました

欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト ご支援!応援メッセージ!ありがとうございます。

欅平駅周辺で連日作業に当たっておりますが、トロッコ列車は運行停止中ですが「作業用車両の運行」「欅平駅構内の復旧工事」の安全確保の為に山腹点検・落石防護柵設置等の作業に入っております。

今シーズンは「山が荒れています」と御伝えしていますが、雪崩で倒されて?山腹の立木の「根返り」(倒れて根が起き上がる)が多く見られ、大木の張り拡がった根で押さえられていた斜面の石が、雪崩で押し流されたりして不安定な浮石が多い様に感じます。

写真は駅前広場上部斜面の作業終了時のダイブツです。

雪の周りに溜まっている転石・倒木の半分以上は今回の作業で落とされたものですが、勢いよく落ちて来て遠くまで弾け飛んだ石・岩も相当あります。(奥に雪崩で押し流されてきた生の倒木が、ビジターセンターの外壁に傷を付けてます)

黒部峡谷は険しい山間に、トロッコ列車が運行され・駅舎や発電所が有るので事前に点検・処理しておかないと落石被害を受けてしまうので、事前の点検・処理は危険でキツイ仕事ですが非常に大切になってきます。

写真は転石の間をヒョイヒョイ歩くダイブツです。 この作業に一緒に携わる様になって二十五年以上になりますが、彼は複雑に尾根・岩壁・沢が入り組んでいる「山腹地形」(地図に表記出来ない) を頭に入れていて「人員配置」「目印から向かう方向」等々、緻密なダイブツは黒部初心者が参加しても「効率よく安全に」仕事が進むように仕切れる「漢」は他に居ないと確信できます。

「仕事が好き」 「責任感」 「面倒見が良い」 だけなの??

岩と岩が当たる際に発する「衝撃音」「キナ臭さ」に加え、大き目のモノを落とす際に周囲に知らせるために強く吹き鳴らす「ホイッスル音」と大きなモノが落ちてゆく際に周りのメンバーが発する「ヒャー」って歓声?に取り付かれた中毒患者のごとく、音と臭いと歓声を楽しんでいる様に見えるのは私だけ???

命中???

2025-05-27

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どこから来たのか?想像力を掻き立てられます

欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト ご支援!応援メッセージ!ありがとうございます。

余りの山の荒れ方に、仕事の合間に阿曽原も確認してきたら案の定・・・

水場水槽から分派するバルブとホースの上に、大きな石が乗っていました。

破断面はキレイなので新しく崩れてたものでは? 落石として転がって来てバルブを直撃していれば壊されているはずですが、押されているものの壊れてはいませんでした。

残雪に覆われていた間に転がって来て~丁度水槽の真上辺りで止まって~雪が融ける際に雪の下の水槽の水の流れで裏側から融けていたポイントが先に穴が開いて~岩がその穴に落ちた???

残雪上に、ピンポイントで水槽の上に岩が止まっていたとは考えられないのですが・・・

って想像しているのですが、それにしても広い雪面の中で命中するとは!

周囲の藪を調べれば同じような色の岩が散乱しているかもしれませんが、取り合えず確認出来ませんでした(神様!イタズラが過ぎるのでは・・・)

私一人でも除けることが出来そうでしたが、狭い場所だし障害になる川床の石が有るしで・・・せっかく去年交換した?バルブを壊すと大事なので大仏が入れるまでそのままにしておくことにします。

それにしても次から次へと・・・

やっぱ今年は・・・

2025-05-26

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こんな所で??

欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト ご支援!応援メッセージ!ありがとうございます。(とうとう400件を突破して、感謝・感謝です)

今年は山が荒れていることを御伝えしてきていますが、写真は「東谷吊橋」右岸の横斜面です。

涸れ沢沿いの斜面に、小規模な土石流が流れ落ちてきた様な痕跡が見て取れました。

春先の融雪が沁み込んで緩んだ斜面に、更に大量の雨が降ったのか???(底雪崩とは少し違う様な)

大量の土砂・倒木・泥等が押し流されて来て、緑の葉を確認出来ませんでした。

手前右側に見える太いワイヤ―は吊橋のメインワイヤーですが、手前で止まってくれていたので影響は有りませんでした。(右岸から渡り出して直ぐの踏板が一枚折れていたのは??)

現在作業中の欅平上部「水平歩道」にも、例年とは比べ物にならない多くの落石・桟道崩落等が確認されています。

先日の名古屋のイベントでも、北アルプスの各方面で林道が損傷していると聞きました。(ヘリポートまでの通行確保が出来ず、遠くのヘリポートを使うことになれば輸送費が跳ね上がるとのこと)

吊橋に修復以外にも道の損傷・大雪で塞がる等が予想されますので、入山計画を立てられる際には情報収集を怠りなく!

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