阿曽原温泉小屋

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前に進まねば!

2025-02-17

写真

お花畑は無いので、ないなりの活動?(この真下に露天風呂があるので、浮石を落としてます)

「北アルプストレイルプログラムあり方検討会シンポジュウムIN富山」を終えて改めて思うのは・・・

日本の山々の多様性?標高・地形・地質・積雪量・植生・利用者・利用形態・これまでの地域の取り組み・・・等々、当たり前の事なのですが違うって事が浮き彫りになった様な?

「自然公園」って言う意味では一括りになるのですが、各方面で維持管理の計画~対策等を考えてゆかねばならないのだけれど、予算はどうするか?管理主体は?現場対応できる人材確保は?考えて整備して行かねばならない問題山積です。

元々が「制度が未整備」「登山道自体も管理者不在部分」が多いまま利用されてきた経緯があって、このままじゃダメ! ってことで各方面で動き出していた人たちの意見交換会的なシンポジュウムと思いながら臨んだのですが・・・。

結果がすぐに出るような問題ではないし、法制度・予算確保・受け皿・整備方法の違い等々体制が整っていないまま「綱渡り状態?」で誰が悪い訳でもない問題です。

そんな中で環境省が「受け皿」を作ってくれて、更には「シンポジュウム」を開いてくれたのは危機感の表れ?みんなでいろんな意見や苦情?を出し合えたのは一歩前進!

問題が大きく広く多岐に渡っているのも共有できたはずです。

何から手を付けてゆけば???混乱してゆくのを調整してくれているのが環境省・森林管理署・県庁担当課!?、現場は我々山岳関係者が連携しながら協力して行くことが大切!?

我々の主戦場「黒部」には高山帯の様な「お花畑」は有りませんが、その地域ごとに現場に合わせた維持管理方法を確立と要員確保を模索してゆくしかないのかなぁ~?

シンポジュウムを行うのが目的ではなく、自然環境を保全して利用して行くのが目的!

問題山積「パンドラの箱」「火中の栗」的で、面倒だし?悪者にされかねないのに・・・よくぞ受け皿を作り~シンポジュウムを開催にこぎ着けてくれたものだと敬意を表して上げないといけないよなぁ~。

いずれにしろこれからが大切!って強く感じた二日間でした。

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