阿曽原温泉小屋

k

当たり前すぎて、普段は見えてないけれど・・・

2025-02-02

写真

昨晩、雪のカーニバルでの冬の花火🎇

文化勲章受章記念&『黒部心象 鉄塔』披露特別展 田渕俊夫―大地のうた―

セレネ美術館で本日午後から開催される「田渕俊夫ギャラリートーク」のため宇奈月温泉に来訪されました。

昨夜は、地元の行政・企業・観光・美術館などの御歴々との会食会が設定されたのですが「この作品に直接の縁が有るから話し相手に出てくれば」って声が掛かって行ってまいりました。

会食では田渕画先生の隣に席を指定されて・・・恐縮しながらの食事で、激レア地酒 「勝駒」 「林」 もジックリ味わえなかったのですが・・・阿曽原に泊った際に「みんなで露天風呂に入った写真」「十字峡への途中で閃かれて、いきなりスケッチを始められて時間切れにならないかハラハラ話」「先生曰く、黒部峡谷は若く見える」「敦煌等海外へのスケッチ行」「親授式のお話し」「薬師寺 御本尊・阿弥陀三尊浄土図」制作のお話し等々、楽しく有意義な時間を過ごして参りました。

『黒部心象 鉄塔』については「小屋から外に出て見上げたら閃いてスケッチしておいた」とのことでしたが、院展で展示された際の作品解説に

「黒部峡谷の鉄塔です。~中略~この急峻な崖に鉄塔を建て、送電線を張り巡らせる人達の凄さに改めて敬意を表します。」

と書いておられてました。

「黒部ダム・黒四発電所建設は偉業として称えられているが、この険しい黒部峡谷で維持管理を継続しているからこそ今の豊かな生活がある」みたいな話もでました。

話しながら埼玉県八潮市で発生した県道の陥没事故を想い合わせて、当たり前に安全・安心な生活を送っているけれど「見えていないモノに支えられているんだ」なんてことを改めて・・・。

※冬の花火!

宇奈月温泉街では冬季間は毎土曜日毎に花火が打ち上げられているのですが、昨夜は「雪のカーニバル」イベント開催日で花火も普段の週末よりも沢山打ち上げられました。

(谷が深いので花火の爆発音が山に響いて迫力があるのです)

夜になっても冷え込みも優しく穏やかな天気だったので、多くの観光客の方々に喜んで頂けたのでは?

参考ですが?

2025-02-01

写真

ここ数年では一番多いのは事実ですが・・・

立山観光旅館組合総会が開催され出席してまいりました。

立山・黒部の山小屋だけではなく、エリアのホテル・旅館等も含めた組合になります。

毎年の指定日積雪量データーが写真になりますが、昨年・一昨年と比べると多いのが解ります。

ただ昨年まで積雪が少なかったのもありますし、大観峰だけが突出して多いのも見て取れます。

室堂平 は、先週6m越えの積雪でしたが若干少なくなっているのは元々が吹きっさらしで雪が飛ばされるのと気温が高い???

(室堂手前の「雪の大谷」は巨大な吹き溜まりなので、大量の積雪で壁の高さが高くなるのですが、案外春先の降雪で冬季間に積もったベースの積雪の融雪スピードが遅れて壁の高さが違ってきたり、冬の降雨で中間層に分厚い氷の層が入っていると遅れたり・・いろいろあるのです)

大観峰 が多いのは、立山の風下の黒部川沿いに強風で雪が大量に運ばれた?

(今シーズンは、強風の日が非常に多い富山です)

黒部平 まで標高が下がると、前年までとそれほど差が開かなくなったのは気温が高くて融雪が進んだ? 

今シーズンこれまでのところ、湿った重い雪が降っている証拠ではないかと?

(威力の大きい「ホウ雪崩」の発生条件は、黒部峡谷の様な急傾斜地で大量の軽く乾燥した雪が一気に積雪がある時と言われています)

下ノ廊下の「白竜峡」「黒部別山谷」「大ヘツリ」 等は、ホウ雪崩が発生した年は融雪が遅れて登山道整備が遅れたり開通しなかった年もあります。

来週は一時的に強い寒気が入って来る予報ですが、「ホウ雪崩」が発生するほどの条件が揃うのか??

アーカイブ

最近の記事