無理せず、待つことも!
2023-08-18
昨日は欅平からの予約がありましたが、昼過ぎから雷と共に雨が降り出して14時半頃には写真のように阿曽原谷が暴れ出しました。
土砂降りの中をずぶ濡れで到着された方を迎えるために、今シーズン初の乾燥室のストーブを点けて・濡れた登山靴に入れて水を吸わせるために新聞紙を用意して・玄関に足ふき用にバスタオル敷いて・御褒美の「あんずボー」を用意して・・・。
最初に到着さんに、他の登山者の情報を聞くと
「他に2人向かっていたけれど、1人はそのまま向かっているはずで、もう1人はテントを持っているからって折尾谷手前の小さな穴でビバークするって言ってました」
遅れて到着した男性は、折尾谷のトンネルの手前で増水した谷をみてこのまま進んで良いものか?悩んで結局進んだのは良かったのですが、悩んで時間を掛けた分増水してしまった様で「折尾の大滝」の渡渉で怖い思いをされたようです。
到着された頃には雨も弱まり阿曽原谷の吹き出しも見えなくなっていたのです。
黒部峡谷は、岩盤の急斜面が多いので強い雨が降ると急に増水することがあります。
しかし事前に大荒れが予想されているなら元々入山者は少ないはずだし、昨日の様な突然の荒天は・・そんなに長続きするものではないと考えても良いかと?
急な大雨での増水で「滝潜り」「渡渉」に危険を感じたら、無理して突き進まずに少し引いて雨が治まるのを待てば水量が少なくなるのも早い黒部峡谷ということをお忘れなく!
ビバークされた方は、翌日昼現在阿曽原には届いていませんが夕方からは雨も治まっていたし「明日、引き返す」って言っておられたようですので心配ないかと。(今日、知り合いが向かってくるので確認できるかと)
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