阿曽原温泉小屋

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今年の仙人谷は雪が多い!

2022-06-23

写真

中央奥に仙人温泉先の二股!(右側手前、緑の台地上に仙人温泉小屋が有るはず)

大仏達が仙人峠まで行って来た情報によると、今年の仙人谷の雪渓はかなり多かったそうです。

写真を見ましたが、例年より遅めに入ったはずなのに仙人谷全体が広くベッタリ埋め尽くされている感じでした。

不思議なことに、仙人池ヒュッテ付近は・・多くはなかったそうです??

今年は山雪だったのですが、例年と雪質が違いホウ雪崩が発生し辛い! 写真を見ると雪渓の傾斜が滑らかで雪渓上の土砂・腐葉土が少なく見えるのは仙人谷は雪崩が少なかったから?(タダタダ大量の雪が積もった?) 三月に積雪が少なかった! 風の向きが違っていて雪庇の発達方向が違っていた??から猫又駅付近の雪崩被害が発生したけれど・・・一駅先の鐘釣では「万年雪」と呼ばれる雪崩れデブリが少なく???

よく分からん年です!

この先の気象状況にもよりますが、コース上に残る雪渓情報を山岳警備隊・最寄りの山小屋等から仕入れてから入山してください。

「ヘルプ」って・・・!

2022-06-22

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昨日の阿曽原谷の雪渓は、崩壊と融雪が進みドンドン状態が変わってました。

阿曽原を空けている間に・・外国人登山者が欅平を水平歩道からやって来て、キャンプ場を使ってそのままま黒部ダムに向けて「下の廊下」を歩いて行って・・・「新越」辺りでビバーク、状態が悪いのに突っ込んで来たので帰るのも怖くて、そのまま突っ込んで行って内蔵助谷出合付近の核心部を過ぎた辺りで滑落負傷・・・タマタマ近くに釣りに入っていた人が「ヘルプ!」って声を聞きつけて、電波の通じるところまで走って救助要請して救助ヘリにて回収されたとのニュースが入って来ました。

今年は、梅雨の本格的な雨が降らず残雪がそのまま残って岩壁から隙間(シュルンド)が発達せずにいたのではないかと想像しますが、ラッキーとしか言えない行動の末に核心部以外で滑落とは・・・。

何年か前の8月に、夫婦で整備前の「下の廊下」を下り出して「白竜峡」で進退窮まって救助ヘリで収容された事案もありました。

平成8年の夏に単独で未整備の「下の廊下」に入り込んで行方不明となって、大捜索隊が編成されたのですが発見に至らず、翌年遺体の一部が「大ヘツリ」対岸付近で発見された事案もありました。

私達も捜索に協力して同行もしましたが・・ここでは書けない?書けば一週間以上毎日書けるボリュームで?大きな問題に発展する可能性もあった?印象に残る事案でした。

この時期は、一般登山者は入り込んではダメなエリアなのです!(危険を承知で装備と技術を持って日数に制約のないクライマーならば話しは別ですが)

予約状況

2022-06-20

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ご機嫌です♪♪♪

6月20日15時現在の予約状況!

予約不可日 〇10月8日(土) 〇10月9日(日) 〇10月22日(土) 〇10月23日(日)

ソロソロ? 〇10月3日(月) 〇10月7日(金) 〇10月21日(金) 〇10月29日(土)

となりました。

確認電話が通じない方がおられますが、いまのところ予約不可能日への予約は入っておりませんので予約は入っていると考えてもらって良いかと思います。

※なかなか良いです♪

Ⅿs.OOJAってオシャレな女性ボーカルが数年前から気になっていたのですが、カバーアルバムを二枚注文して。

「異邦人」「真夜中のドア」「シルエットロマンス」等々、懐かしい名曲を上手に歌っているのですが、どうしても「さよならの向こう側」 を車で聴きたくて!(今時、CD買わなくてもどうにでもなるのですが??)

御存知?阿木耀子&宇崎竜童ペアが作って山口百恵さんが歌った名曲ですが、百恵さんが歌ってこその曲だと思っていましたが、MsOOJAもなかなか良いです。確認電話を掛けたら後ろで曲が流れているかもしれませんから。

そんな年?歳??

2022-06-20

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大仏と二人で食べたジンギスカン1㎏(厚切りで漬けタレが凝ってました)

朝日小屋のゆかりさんの、お母様が91歳で亡くなられました。

朝日小屋の先代御主人の「故下沢三郎」さんには、入善警察署勤務当時は大変お世話になっていましたが、2000年に亡くなられた当時は雪崩で埋没した遭難者の捜索に毎日没頭しており、葬儀にも参列することも出来ず不義理を後からお詫びしていました。

お母様には時々山菜を届けたりしていたのですが、顔を出すと喜んでくれる仕草が本当に可愛らしくて・・・。(お肉も大好きだったそうなので肉の写真を?)

今夜が通夜で明日が葬儀と決まったのですが、この時期は山小屋関係者は山に入っていて参列し辛く参列は少ないとは思うのですが、もしも関係機関等からの参列者がおられた場合に受付で顔が分かる人間が控えておれば失礼にもならないのではないか?との思いと、22年前の不義理の償い???イカツイ私が受付していると・・・ですし?お節介かと思いましたが山岳関係者の受付をかって出ました。

春から、欅平猿飛山荘と剣沢小屋の御主人の御通夜~御葬儀の受付をさせていただきましたが、なんかそんな年?歳??なんだろうな~などと・・・ただのお節介なのかなぁ???

※地震について。

昨日&本日発生した能登半島震源の強い地震についてですが、黒部は幸いなことに揺れは小さく被害も今のところ入っておりません。

各方面から心配のメールなどが届いておりますがご心配なく。

ちなみに「防災無線」で、緊急地震速報が入りましたが・・・最近毎日「防災無線」から流れていたのは「○○地区の駐車場で、クマの成獣が目撃されています」的なものが流されていたのですが???(どうも隣町の山沿い集落に毎日来ているみたいです)

10月8日・9日!

2022-06-18

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御褒美は、大好物のカシミールカリー!

18日13時現在!

10月8日(土)は予約でいっぱいに成り、10月9日(日)は残り5人となりました。

予約確認の電話を折り返しても繋がらなかったり、返信用のファツクスに電話しても着信設定となっていなかったりして確認取れない事があります。

携帯の着信履歴に、こちらの電話番号0765-65-2397 が入っていたら、こちらから確認電話を掛けた証拠です。第1希望日から第10希望日まで記入して来られる方もおられ、予約方法も様々ですが届いたファツクスは予約帳に記載して返信電話を掛けることが出来たと思っておりますが、心配な方はファツクスを再送して頂ければと思います。こちらへの留守番電話は、着信音も消してありますし確認することはありません。

毎年この時期は「小屋に電話が繋がらない」とお叱り!を受けていたからの今年の予約受付方法です。

この時期は、人を雇えないほど暇で規模の小さな山小屋です。そして他の山小屋と大きく違うのが、小屋を毎年建てて整備しなければならず、他に黒部は標高が低いので草の伸び方が高山帯とは比べ物にならない茂り方で労力も手間もかかるエリアで・・・やらなければならないことが沢山あります事を御理解いただき、万が一不手際がありましたらご容赦願います。

※御褒美の肉祭り??

先日まで大仏と二人で小屋の内外装工事をして来ましたが、トーチャン達二人の宴のメインメニューは・・・。

初日 〇生ギョーザ各1パック 〇トンカツ用肉各1枚をソテーにして 〇牛肉サイコロステーキ(ガーリックペッパー味) 

二日目 〇ジンギスカン焼肉(1㎏)ピーマン・タマネギ・モヤシ添え 〇デリー カシミールカリー(極辛) 鶏モモ肉大を各自一枚ずつソテーして根菜茹をぶち込んで!

さすがにジンギスカン500gは飽きて来て・・・でも、鶏もも肉は絶品で独特のスパイシーなカシミールとの相性抜群!

夜中にトイレに起きるので、ビールは控えていたのですが・・辛くて流し込むのにうってつけでツイツイ進んでしまうのでした。

黒部の雪は!

2022-06-18

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滝が大きく見え出しました。

小屋で作業をしていると、「ドーン」と大きな音が時々聞こえてきます。

数百m離れた阿曽原谷の雪渓が崩壊している音なのですが、遠目に見て雪渓上に一面に広がる土砂・腐葉土などに白くラインが入ることがあります。雪渓にクラック(割れ目)が出来て、雪渓が直に見えているからなのです。

全てが危険という事はありませんが、雪渓周りの地形・雪渓表面の傾斜や歪み・聞こえて来る流水音等々にもよりますが雪渓崩落直前サインかもしれません。

崩落音が聞こえて、パッと見では状態が変わっていなくても雪渓の裏側が剥離して谷底に落ちていることも有ります。

黒部峡谷は、そもそも豪雪地帯・急峻な地形で谷に雪崩デブリが溜まる・山は深いけれど標高が低いので夏場は気温が高く毎日状態が変わる等々、ルート上に雪渓が残った場合には慣れていない方には厄介な状態になる事があります。

昨年の仙人温泉直下の仙人谷しかり、今年の阿曽原谷の滝を見れば雪渓は沈み込み後退しながら形状が変わっています。 参考;5月29日の状態

それでも今年は、融けて無くなるまでしばらくかかる様な気がしますので、入山される際は各山小屋等で雪渓の状態確認を御願い致します。

(来週天気回りが良ければ、仙人谷の様子もお伝えできるかと)

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