阿曽原温泉小屋

k

偶然が重なった?必要だから? 動く時なのか?

2021-07-02

写真

鍬で欠落した斜面を削るのは、重労働なのですが誰かがやらないと・・。

昨夜の放送後、反響が有ったみたいで・・このページのアクセス数が三割使く増えていました。

登山道整備に手が回らなくなると「一般登山者が歩ける対象の山・高原等が、ドンドン少なくなってゆくのでは?」との危機感からNHKが取材してくれています。

我々が出来る事は、やってきたつもりですが、「人員確保の難しさ」「ヘリ運賃の高騰」に加えての「コロナ禍」で小屋の存続すら怪しくなった小屋も出てきてしまい・・。

ならば、何が出来るのか?何をしなければならないのか?何処に話を持ってゆけばいいのか?等々考えてみると、問題が多岐に渡り自助努力的なものだけでは解決することが出来ないことが改めて見えて来ました。

困った困ったと嘆いていても何も始まらないので、昨年から「北アルプス山小屋協会」として、何かできないかと動き出していました。

そんな時に、山への思いが同じ「日本山岳ガイド協会」さんから陳情活動の御誘いを頂いて一緒に行動させていただくことになり、同時にNHKの中にも心配してくれている人間がいてくれて。

たまたま今年が黒部の山小屋組合が持ち回りの組合長役だったので、私が陳情に同行させていただくことになったのです。

来週六日には、環境省副大臣・国土交通省政務官へ面会して要望書を手渡しに暑い東京に行くことになりそうです。

現場で汗流している方が、向いていると自任しているのですが・・・支援要請だけでなく自然公園の利用方法の見直し等、考え方を変えて行かなければならないのではないかと個人的に考えております。

NHKのクルーが最初に話を持って来た時にも、「大きな話になるから、覚悟して取材してもらわないと!」って伝えてあります。

ガイド協会の御誘い・NHKの取材依頼が重なって???動くために神様がセットしてくださったのかも???

我々の行動が、山を利用する全ての方々に考えてもらう切っ掛けになり、みんなの山をどうしてゆけばよいのか?? 多くの方々の御理解と御協力が得らる、良い方向に向かってくれればと思って動くのも山小屋を預かる者の仕事で今が動く時なのか??

って小屋の事を放っぽって、こうして動けているのも大仏が頑張っていてくれるからなのです。

アーカイブ

最近の記事