阿曽原温泉小屋

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今年のゴールデンウイークは・・・。

2021-05-02

写真

厳冬期に逆戻り

一昨日、室堂勤務を終えて帰ってきましたが、こんなに人出の少ないゴールデンウイークは初めてでした。

コロナ禍と荒天予報が重なったにしても、観光客・登山者・スキーヤー・スノーボダー全てが「激減」との表現が出来るレベルでした。

写真は、30日早朝に別山乗越(剣御前)から 室堂平 を見下ろしたものです。

前夜からの新雪が20CM余り積もり、暴風雪が吹き荒れてトレースが全て消えてしまいました。(撮影時も爆風で、室堂側には眼を開けていられずにゴーグルを装着してガスと暴風の合間になんとか写された写真だそうです)

雷鳥沢野営場には、前日15時時点で2張りあったはずのテントも確認できず・・なんとか各施設の屋根と高原バス道路は確認できますがトレースなど吹き消されてしまいました。

この日は午後から荒天予報だったので、

「天気がいいからと奥まで突っ込んで、天候が急変してホワイトアウトになると帰り路が分からなくなる危険がある」

「天気が良くても稜線は立つことすら難しい暴風」

「昨夜からの冷え込みと暴風で、稜線は凍結していてアイゼンを履いても歩けないだろうと予想される」

等々を入山者に伝えながらの呼び掛けを行って来ました。

せっかく来て頂いたのだから、立山を楽しんでもらいたいのですが・・・仕方ありません。(昨夜も室堂・剣御前共に大荒れだったみたいです)

※説明

〇中央「室堂ターミナル」(右側に高原バス道路のラインがクネクネ・手前の窪地がミクリガ池) 

〇中央下「雷鳥沢野営場管理棟」(小さい) 〇右下「地獄谷」(灰色の谷) 

〇室堂平左端「室堂山荘」(小さな黒い横長) 〇中央室堂ターミナル後ろ「国見岳」 〇最奥左雲の中「薬師岳」

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