目の前に見えているものが、全てではないのです。
2020-12-22
不帰谷出合の夏場の写真ですが、堆積土砂の中に水の流れた跡が分るでしょうか?
不帰谷は、雨が降っておらず晴天なのに赤茶色く濁った水が流れて来ることが良くあります。
崩れた土砂は黒部川まで運ばれて、河原を埋めて川床を高くして行くのですが写真の右下の流れの辺りは以前は巨岩が目立っており川床からは温泉が湧いていたので、冬場に湯気が立ち上っているのが確認できたのですが・・・現在は全く分からなくなりました。
昭和初期には、不帰谷出合の黒部川右岸に「新鐘釣温泉」という温泉宿があったと聞いていますが、不帰谷の崩壊・氾濫で宿がダメージを受けて営業を諦めたとのことです。(今でも、新鐘釣温泉に向かうための廃道を確認することが出来ます)
「目の前のモノだけ見て判断せずに!」って、なんにでも通じる事ではないでしょうか???
この記事の URL : http://azohara.niikawa.com/news/2020/12/n20201222a.html