やっと雨が!
2018-08-07
昨日の夕方と夜に、少し雨が降ってくれました。 今日も、午後から少し降りそうな予報。
阿曽原の水源は、キャンプ場上部の湧水で、まだ涸れる心配はしていませんが、ここまでの猛暑と雨が降らない夏は平成6年以来ではないかと。水の心配をし始めている稜線の小屋が出始めるはず、今後も猛暑が続くようなら規制の掛かる場所も出て来るかもしれません。入山される方は事前チェツクが必要になって来るのでは!
雨が降らないと、雪渓の融け方が上部(表面)が融けずに下側のトンネルばかりが発達する傾向が(その年の残雪量にもよります)、要はスノーブリッジが高いまま秋まで残ってしまう可能性が有ります。(今年の阿曽原谷はそんな感じです)
仙人谷は、まだまだシッカリした雪渓ですが、シーズン中に一時的に嫌な感じになる時期が有ります。必ず、最寄りの小屋で最新の情報を仕入れてから通行して下さい。
今日明日と、王子が仙人池までパトロールに行ってくれますので、明日の夕方には最新情報が載せられるはずです。
※写真は、折尾谷のトンネル通路です。階段を数段降りて平らな通路を歩いて階段を上って外に出る事になります。大雨で水が入り込むと、一緒に泥や枝葉が入ってきて水抜き穴を詰まらせて、階段の高さ(胸下)まで水が溜まって抜きに行った事も有ります。ちなみに「水抜き穴」は、阿曽原側出口の最下段谷側に有って、突っく棒も置いてあります。
何事も、多ければ多い少なければ少ないで都合の悪いものです。
って言うか、阿曽原の辞書には「例年通り」と言う言葉がない様な・・・、黒部に翻弄されつつ26年目の夏を迎えていますが、登山だって生きて行く事だって、大小はあってもその時々の困難を一つ一つ乗り越えるために、汗をかいたり知恵を絞ったりしているんだから同じ事ですよねっ。
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