右側が上流で、左側に続く中央の白いラインが黒部川です。(左奥は日本海)
花曇りの中を、自宅の裏山頂上にある神社(金毘羅社)まで散歩に。
黒部川扇状地は、太古の昔から黒部川が水のパワーで運んできた土砂が堆積したデルタ地帯です。(航空写真で見ると一目瞭然)
両岸に河岸段丘が連なり、大雨の度に流れを変えながら作られたものです。
今でこそ、洪水の氾濫は治水事業・護岸工事・ダム建設等で治まり。
砂地の為「保水力」が無く、水田には向いてはいなかった土地は「流水客土」事業で土質改良して。
豊富な水を運ぶ農業用水も整備され、米・黒部スイカ等の農作物が栽培される、豊かな農地になっています。
明日から、宇奈月の奥山で山腹調査等の仕事が始まります。
扇状地から上流は、いくら整備が進んだとは言え黒部川のパワーは変わりません。
観光客に来て頂き感動してもらうのも、流域で安全安心に生活するための治水・ダム等の事業を遂行するためにも、山腹調査は欠かす事の出来ない仕事だと考えます。
「危険」で「汚い」作業ですが、責任を胸に頑張っております。「カッコいいこと」言っちゃいますが、誰かがやらなければならない仕事ですから。
危険な作業を終えてから、黒部を利用させてもらっているのに、簡単に観光推進等とか言われても???なのです!