山小屋の基本!
2018-08-07
阿曽原の夕食は、カレーオンリーでは有りません。というか、夏場に小屋が混む事が無いので特別リクエストがない限りは作りません。(秋の混雑時には、コンロ三基・炊飯器三台で大勢の人の食事を賄うにはカレーしか出せません。解体する小屋なので、厨房設備も増やせないのです)
夏場は、アジフライ・野菜天ぷら等の定食に汁物の代わりの素麺を食べてもらっています。
暑い夏場はバテて、いくら炊き立てのコシヒカリでも喉を通らない方もいらっしゃいます。素麺ならば食べ易く、水分・塩分・炭水化物の補給も出来ます。
阿曽原は、キレイな冷水が豊富だし標高が低いので乾麺も上手に湯がけます。
なにより「奈良の三輪素麺」を使っております。大仏の実家から毎年送って頂いているものですが、喉越し抜群でお客さんにも喜んで頂いています。
※山小屋の基本!(全ては、翌日シッカリ歩いてもらい無事に帰ってもらうために何が出来るか)
①美味しく食べてもらう!(特別な料理は出せませんが、出来立てを食べてもらう工夫をする)
②気持ちよく寝てもらう!(お風呂が有るので寝具も汚れにくいので助かります。部屋割りは皆が納得できるように)
③スッキリ出してもらう!(キレイなトイレを心がける)
秋のハイシーズンや小屋の設備等どうにもならない事もありますが、その日その日に出来る事をやっております。
ここで一言!
山小屋は、規模の大小・標高・交通機関からのアクセス等々条件が違う中で仕事をしています。 食事や設備等一部分だけ見て、良し悪しを判断しないでやって下さいな。それぞれ出来る事、出来ない事ありますが、一生懸命のはずなのですから。(って、信じています・・・)
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