阿曽原温泉小屋

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死んだふり???

2021-06-20

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オオバコの葉と比べると大きさが判るかと。

火曜日の夕方、小屋前の草刈りがしてない登山道の下草の中にモコモコした塊りが???

後ろからのアプローチで顔が見えなかったのですが、阿曽原に入った年に一度見たことのある「ウサギ」と直ぐに分かりました。

両掌に乗るほどのモコモコ塊は、全く動く気配がなくて・・・後退りして大仏に声を掛けてカメラを持って来てもらって二人でソーッと写真を撮っていたのですが???近付いても・シャッター音がしても・顔が見える場所まで回り込んでも・・逃げるどころか動きません。

瞬きするし脇腹が動いているのを見れば呼吸をしているのですが??? 草の茎でツンツン突っついてみても手足を縮めたままで、まるで熊に出会った時の「死んだふり」しているみたいでした。

摑まえることは簡単にできそうですが、もしも子ウサギで人間の臭いが付いたら親から飼育放棄されるのでは?(そもそも子ウサギなのか?)病気で弱っている様に見えないけど??なんてことを考えながらしばらく見ていたのですが、動いてくれないので小屋の作業に戻って後から見に行ったらモコモコ魂はいなくなっていました。

平成5年夏に一度見て以来、久しく姿は見れなかったのですが??

大仏と「大量に懐いてくれて、登山道の草だけを食べてくれたらいいのに!」なんてことを、緑が濃くなった山を眺めながら呟き合う夕暮れでした。

今年は、まだまだ掛かります!

2021-06-19

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風呂の被害は無く!

昨日、梅雨入りのタイミングで阿曽原から一旦帰ってきました。

玄関の屋根の骨組み・風呂までの草刈り・雪囲い板の塗装・屋内配線準備・池の平まで国交省の雨量計設置等々を済ませてきましたが、今年は湿気で傷んだ床材交換・補修等が有るので・・やる事が山の様にあります。

「唐松岳~祖母谷温泉」間の登山道が一部崩壊しているとの情報も入って来ており、登山道整備にも手間と時間が掛かりそうです。

問い合わせが入っている「雲切新道」の整備も、梅雨明けしないと仙人谷の丸太橋を架けることが出来ず・・このタイミングでの遅い梅雨入りを考えると、7月中に掛けられるのか??

ちなみに、仙人谷の残雪量は異常に多くて遅くまで雪渓が残るのではないかと予想されます。

今年は下界でも熟さなければ成らない事が沢山あって・・・来週からも断続的に小屋に入りながら下界の用事も熟しながらになります。現地の体制が整っていませんので予約・問い合わせは小屋への直接のお電話はご容赦ください。(予約帳まだ小屋には用意してありませんし、脚立に登っての作業が多いので電話度のエクササイズは消耗してしまいます)

予約は、自宅(0765-65-2397)にてお願いいたします。(留守も多いので出れないこともありますが)

これから鹿島槍の柏原さんの弔いに、信濃大町まで一っ走りしてきます。

内装工事へ!

2021-06-15

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昨日写真の反対側

今日から内装工事・草刈りしに阿曽原に行って来ます。

更新する余裕があるかは???

※お願い

申し訳ありませんが、小屋に予約・問い合わせ電話はご容赦ください!

僧ヶ岳パトロール。

2021-06-14

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かなり大きな樹木も根こそぎ!

13日(日曜日)は、恒例の「僧ヶ岳」の宇奈月コースを宇奈月方面山岳救助隊員有志で登山道パトロールに行って来ました。

冷たい雨が降り始めて散々なパトロールでしたが、林道が塞がっているだけで登山道自体にトラブルは有りませんでした。

写真は、1,043m展望台と第三登山口の中間の林道です。斜面が崩れて岩屑・土砂・樹木等が林道を塞いでいました。

重機で除去するしかない大量の崩れですが、林道が通れるように土砂が除去されても・・・崩壊面からの落石が治まるのだろうか???

黒部は生きてます。

2021-06-12

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昨日の不帰谷!(堆積土砂の上を濁り水が)

写真は鐘釣橋上流です。 

右奥からの黒部川本流は透明感のある流れですが、左側の堆積土砂の中を流れ下って来る水が濁っているのが分ります。

これまで何度か紹介してきましたが、濁り水と崩壊土砂を黒部川に送り出しているのが「不帰谷」になります。

晴天が続いているのですが、これだけの濁り水が流れて来ているのを見れば不帰谷流域で大規模な崩壊が進んでいるのが容易に推察できます。

時には黒部川を堰き止める堆積土砂ですすが、本流の水勢が強くなった時に下流に流されて何とか今の形で流れが出来ています。

険しい地形と気象条件の黒部は、ドンドン形を変えているのです。

ZERO?

2021-06-11

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セミの大合唱の中で、頑張ってきました。

昨日は、収納中に濡れてしまい乾かしておいた部材の確認に阿曽原へ、向かうトロッコで次々と事務連絡がメールで入って来るのを捌きながら・・・。

一人で見に行くだけでは芸が無いので、キシラデコール(防腐・防虫塗料)持参で行って来ました。(大仏は、祖母谷温泉の小屋開けの助っ人に)

写真は従業員棟の雪囲いの厚板ですが、右端の列の色が濃く見えるのはキシラデコールを塗ったからですが、長期間塗装していなかったので塗料の吸い込み方が半端なくて物置・トイレの雪囲いも全て塗装するとなると・・・考えていたより塗料の量と手間暇が掛かりそうです。

塗るのは楽しいのですが・・・よーく考えると余っていたキシラデコール使っていたのですが、全てを二度塗りすると足りなくなりそう・・・価格の高い塗料なので、雪囲い用ならば価格を抑えたものに変えねば金が掛かるばかりだと気が付く経営センスZEROな小屋主なのでした。

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