阿曽原温泉小屋

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北アルプス富山県側登山道等維持連絡協議会

2025-03-20

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「剱岳」フェア? 気合入ってました!(ガラスが反射して・・)

昨日午後、富山県防災危機管理センターにて表題の総会が開催されました。 

関連新聞記事 (記事で紹介されている福山君は、仲間の息子で阿曽原に来てくれたこともあるし年末にも馬場島から剱岳に入山しに来て顔を合わせていますが、期待の新星です)

昨年試験的に実施された「北アルプストレイルプログラム」ですが、初めての試みで試行錯誤しながらの運営になるとは思うのですが・・・とにかく動き出さねば「山が荒れる」のは目に見えています。

静岡県も富士山登山者への入山料導入が条例制定されましたが、北アルプスは入山口が多い等・・簡単に乗っかるにはハードルが高いのですが・・・

基本的には「国立公園」なのだから行政の維持管理も当然なのですが、実際に利用する登山者の「受益者負担」も取り入れてゆかねば山に登らない人間からすれば「不公平」と映るのでは?

更に言えば「外国人登山者」の増加が問題になっていますが、日本国に税金をそれほど払っているとは思えない方々なのだから「遊園地の入園料」的な捉え方をしてもらってもいいのではないかと?

禁止区域での、外国人スキーヤー遭難が問題になっていますが、人道的にレスキューは出動してますが・・・最初から入山料徴収して、保険利用!組織への費用補助等で組織充実のために分配するシステム考えるとかすれば?

大きなテーマなので、この先も紆余曲折は必至ですが山を守りながら、山を安全に楽しめる体制作りしてゆかねば・・・。

※劒岳の玄関口なのです

昨日せっかく?富山に出たので、エーショウと飲みに出て~四軒ハシゴしてから~辞めときゃ良いのに〆に 「駅前ラーメンひげ」 でワンタンメン・・・

一晩お世話になって、休日早朝の帰り路は道路が空いているので下道で帰って来たのですが・・・胸焼けしてるし喉が渇いて仕方ないので「上市町役場前のコンビニ」でレモンスカッシュを買いに立ち寄りました。(昼前になりますが、未だ水分しか取れていません)

ここのコンビニオーナーは「かみいち盛り上げ隊」を組織しておられる元気な方で、阿曽原にも「剱岳オリジナルTシャツ」着て仲間と毎年来てくれているので、この辺りへ行くと密かに立ち寄っているのですが、今朝寄ったら写真の様に特別ギャラリー的な店内となっていてオリジナルグッズを販売していました。

上市町に寄ることがあれば、覗いてみれば気に入る「剱岳グッズ」が見付かるかも???

黒部のオカゲです?

2025-03-19

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控え目な大盛り?が届きました。

昨日、午前中に母親を病院に付き添って施設に送ってから以前から気になっていた「唐揚げ定食」の幟がハタメク『居場所食堂ageba』さんに行って来ました。

早目に入ったのでガラガラだったのですが、「唐揚げ定食」を注文したのですが「御飯は大盛りにしましょうか?」ってニコニコ顔で真っ直ぐ見つめられて・・・オジサン的にはドギマギしながら「取り合えず普通」でお願いしました。

先に入っていた女性客の歓声に振り向いて見ると、唐揚げ定食が運ばれているところでしたが・・・その唐揚げのボリュームを見ると「ご飯は普通盛りでは、唐揚げ食べ切れない」って一目で理解してしまい「スミマセン御飯大盛りにしてください」ってお願いしたのですが、「それじゃぁ控え目な大盛りにしますね」って満面の笑みで変更してくれました。

届いた唐揚げが美味しかったのはもちろんですが、お米の美味しさに感動して大満足なランチになりました。

家に帰って『居場所食堂ageba』調べたら地元のお米を使っていることが解かり納得!

美味しいコシヒカリは黒部のオカゲなのです。

たったの百年!・・成長の証人???

2025-03-19

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洪水時の「宇奈月ダム」は濁流が渦巻いてます

これまで何回も「たったの百年」と書いて来ましたが、そもそも黒部峡谷は険し過ぎて人間が立ち入ることが出来なかったエリアでしたが、開発に着手してみれば案の定?洪水・雪崩・崩落等々の災害(生きてる黒部にすれば、ただの地形変化?成長?)に見舞われながらの百年だったのだと・・・。

これは黒部に限った事ではないことで、日本一の落差を誇る「称名滝」も数十年前の写真と比べると形が変わって来ているのは解っています。

変化の激しい黒部峡谷のド真ん中で活動をしている訳ですから、「地形は変化して行くモノ」と受け入れてゆかねばならないと、三十年余りの間「小屋営業」「遭難救助」「災害調査・復旧作業」等々を熟しながら・・・驚かされ~教えられ~勉強させられてきました。

黒部は、そのダイナミックな変化が続いているからこそビジターに感動を与えてくれているし、そんな険しい黒部峡谷で、開発~維持~管理を続けている人間の凄さを伝えるために映画「黒部の太陽」が作られ、毎年の様にテレビ局の取材が核心部まで入って来るのではないかと?(田渕画伯の「黒部心象」然り)

黒部を訪ねてみたい方々には、御心配をお掛けしているとは思いますし、トロッコが止まった影響は富山県内の観光事業者全体に影響を与えているのですが・・・思い悩んでもどうしようもありません。

見方を変えて? 私達は普通の人では成り得ない「黒部峡谷成長の証人」になれているって思う様にしているのですが・・・

たったの百年!・・・再認識してきました

2025-03-17

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恐竜博物館は勉強になりました?(なんてったって研修会ですから?)

昨日まで「宇奈月方面山岳救助隊」の研修会で福井県へ行って来ました。

帰りに「福井県立恐竜博物館」 に寄ってきました。

私的には恐竜の分布・変化・・的なことよりも、大陸や日本列島の成り立ちの解説~富山市八尾町や亀谷産出の鉱石・化石も展示してあったし、今回の災害現場の鐘釣山を成している「石灰岩」の生成や 日本アルプスは「伊豆半島」に日本列島が押された歪み? みたいな検証も紹介されていて面白かったです。(時間内で廻り切れず少し残念でしたが・・)

「たったの百年!」って最近書いていますが、黒部が形成されてきた長い永い時間に思いをはせながら・・・その真っただ中で「ダイナミックな動き」を体感で来ているんだわなぁ~~なんてことを感じられて行って来て良かったですし、もう一度ジックリ訪れてみたいです。

※「恐竜博物館」恐るべし???

我々は午前十時半頃に到着してマイクロバスをスンナリ駐車できたのですが・・・正午前に帰ろうとしたら!!!

丘の上の博物館~クネクネ上山道路~県道交差点~県道の次の信号交差点・・・見通せる範囲の道路は長蛇の車列が渋滞していました。(北陸・近畿・東海方面のナンバーが多かったです)

日曜日・春休み・ポケモンイベントが重なってのことかもしれませんが・・・恐竜博物館恐るべし! (駐車場は乗用車で約1200台とのことですが・・・駅とのシャトルバスも渋滞で動けてませんでした)

たまには独り酒?

2025-03-14

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レバー串だけのつもりだったのに

一昨日は、地元のガイド・民間救助隊員仲間・世話になってる山道具屋さん・・・そして日本山岳ガイド協会副会長のイワオ氏がパキスタンへ行くというので、近場の山関係者だけで壮行会??みたいな飲み会をイワオ氏の地元魚津市の 「ぜんろく」 で集まって飲んで来ました。(若い頃の「ぜんろく」マスターは、私の同級生とバンド仲間だったらしく富山店の時代から時々お世話になっています)

私より少し若いイワオ氏ですが、パキスタンへ行こうという気力には脱帽です。

思いっきり楽しんで来てもらいたいものです。

呑み放題プラン終了で解散したのですが、時間も早いし黒部で途中下車して一杯ひっかけてゆこうかと考えていたのですが、次の富山地方鉄道は三十分余後なので・・・シャーナイから魚津駅前で飲めるところは無いかと、フラフラと焼き鳥屋さんに入ってレバー串とビールで飲み始めたのですが・・

店員さんが「お勘定済ませましょうか?」って言うので?そういえば、店に入った時に店員さんに「次の電車まで呑ませて」って座ったのですが・・・時計を見ると発車まであと10分!少し迷ったのですが、そのまま次の終電車まで一時間足らずを焼き鳥屋で1人で飲むことにして、サガリ肉・アスパラベーコン等々で「独り酒」おかげで昨日は少し呑み過ぎ食べ過ぎで・・・(呑み放題のメガハイボールが悪かった・・)

明日からは、毎年恒例のお楽しみ会?「宇奈月方面山岳救助隊の研修会」で福井までカニ食って飲んで来る予定ですが、寒くて山の雪がなかなか融けず・・今年は仕事に入るのが遅くなりそうです。

たったの百年! 下流域は、安全安心になりましたが

2025-03-14

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左側谷奥山で崩壊して押し流されてきた土砂で本流を堰き止めてますが、昔はそのまま下流に・・

黒部川流域の、災害のことを書き始めるとキリがないのですが・・・

近年は、ダム・砂防堰堤が作られて下流域での護岸整備も進み大きな被害は出ていません。

私が子供の頃は、黒部川河川敷には痩せた土壌に育つ「グミの木」が生い茂るばかりで他の樹木は見なかった記憶があるのですが・・・(河原でグミを摘んで来て「グミ酒」を自宅で作っていました)

近年の下流域の河川敷に、ソコソコ太く育った様々な樹木が茂る場所が目立つのは、チョイチョイ発生していた洪水が河原に自生する樹木をなぎ倒していたのを、ダム・砂防堰堤・水制・護岸工事でコントロールされて来たから??

最近は、河川敷内にゲートボール場等公園整備される様になりました。

しかし険しく急峻な奥山に大量の雨が降るのも変わらないし、隆起続けている山々は崩壊を繰り返し続けて激流で土砂が下流に運ばれるのは変わらない訳で、人が住む下流で被害が目立たなくなっただけで上流~中流域では地形変化が繰り返し続いています。

黒部川扇状地 の広大な平野部は、黒部川が上流から激流で運んできた土砂で出来上がっていると思えば「黒部川の凄いパワー」を感じてしまいます。

参考ですが、奥山から洪水の度に流されて来る「流木」も、途中のダムで止まってしまうのでダムには流木回収装置と処理要員が配備され回収された流木はチップ・工芸品に加工されたり、流木の中に潜んでいたクワガタムシの幼虫が羽化して成虫になる事も(クワガタが湧く?ちなみに流木からはカブトムシは見かけないので奥山にはいないのか?)

ちなみに50年ほど前までは、多くの家庭の風呂は薪で沸かしていたので河原の流木を拾って薪にしてました。(流木を富山湾まで一気に大量に流してしまうと、漁港が流木が埋め尽くされ船が出せなくなったり、漁網に穴が開いたりの被害が出てしまいます)

写真の不帰谷からの土砂の供給は、ダムが出来たおかげで下流域まで一気に届かず災害防止に役立っているのですが、土砂が堆積して~河床が上がり~奥山に留まる様になり「ダムが埋まる」等、他の問題も出て来たのですが・・・調整取りながらの管理が必要に!「自然との共生」ってことが大切に??

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