天気待ちしていたら・・・
2025-08-11

丸太橋架橋予定場所は、倒木&転岩で地形が変わってしまい・・・
九州での大雨被害!お見舞い申し上げます。
先週は富山にも強い雨があり我々も山から下りて、現在は次の仙人谷での作業まで天候待ちです。
雨が降れば仙人谷が増水してしまい・・・橋があれば行き来も出来るのですが、これまでの橋が作られていた箇所は転石・巨岩・倒木で地形も流れも変わってしまい・・・
新たに岩にドリルで穴を空けて~鋼鉄のアンカーボルトを打ち込んで~アンカーに丸太を切断したものを固定して~丸太橋を受け止める枕(土台)を作り~両岸の高さを合わせたら丸太橋の長さを揃えて切断~丸太と土台を番線で固定~丸太を並べて橋を架けて~手摺り用の支柱を立てて~手摺用ロープを張り込んで・・・(倒木等を動かしてみなければ、実際に安全な橋を架けられるのか??)
水量が多い時に一連の作業を行うには・・・足を取られて流される・岩が濡れて滑りやすい・沢水の音が大きくなりコミュニケーションが取りにくい等々の問題があり無理に仕事には入れないし、阿曽原が営業出来る見込みが無いのに小屋に入っていてもなぁ~ってことです。
※訃報(可愛がっていただきました)
そんな時「五色ヶ原山荘」の前経営者の「央元」さんが亡くなられたとの連絡が入り・・・昨晩御通夜に参列させてもらうために立山町まで行って来ました。
私が新人山岳警備隊員だったころは、現役バリバリ山小屋の親父さん?というか「芦峅寺のトーちゃん!」と言うか・・・40年ほど前は、あの年代の小屋主さんが現役で何人もおられて、芦峅寺の多くの方々(友邦・新正・定一等々)は「鉄砲撃ち」としても活躍しておられました。
山岳警備隊と立山地区民間山岳救助隊との合同訓練が、芦峅寺スキー場で毎年冬に行われていたのですが昼食時には芦峅寺のトーチャンが仕留めた「ウサギ鍋」が振舞われるのが楽しみでした。
なんといっても「鉄砲撃ち」のトーちゃん達が「クマ撃ち」話しを始めると、半日でも喋り続けるのですが、その話が面白かったし?今にして思えば「山の勉強」になっていたのだと・・更にはコミュニケーション取れたおかげで阿曽原の経営に当たることが決まった時に芦峅寺トーチャン達から応援して頂けたのではないかと???
昨晩は「男前」な御遺影を眺めて、阿曽原が営業出来ていなかったからこそ?「最後のお別れ」して来れたのだと・・・
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