まさかの・・・?(人間、振り返るのも大切なのです)
2020-06-24
続き。
漂着者は、大岩のポイントで本流を登らずに左側から合流する枝沢を上り詰めてしまったのでした。
本流は大岩のポイントから右側になりますが、雪渓が切れて沢登りとなる上に両岸が狭まっていて・・・パッと見では行けそうにありません。(そりゃそうだわ、ルートではないのですから)
反対に枝沢の方は、その時期には未だに上部まで残雪が残っていたので登ってしまったようです。(北向き斜面になるので長く残る年があります)
途中からは沢沿いの雪渓というよりも、急斜面に張り付く残雪なのですが・・・残雪が無くなった後は尾根まで大変な藪漕ぎだったはずです。
途中で振り返れば、仙人温泉小屋と前後に続く登山道も確認できたと思うのですが???
登り詰めたのは、現在の雲切新道 1629mピーク のはるか上部の藪尾根上(たぶん1,900m付近)で登山道などあるはずもなく・・・登って来た斜面と反対側の雲切谷右俣の谷底には、送電線と黒部川沿いに仙人谷ダムから東谷吊り橋に向かう道路が見えたそうです。
続く。
※参考
ちなみに、写真の右上から中央に下ってきているのが「雲切新道」が付けられている尾根ですが、その裏側が雲切谷右俣になります。
ややこしいですが、谷を下流から上流を見て右側が右俣!(右岸・左岸の呼び方とは反対です)
この記事の URL : http://azohara.niikawa.com/news/2020/06/n20200624a.html