立山黒部アルペンルートの新ロープウェイ構想について!続報Ⅱ
2019-03-09
ロープウェイ新設について、富山市議会でも森市長が橋本市議の質問への答弁が北日本新聞に載っていたので紹介します。
立山駅~美女平駅ルートでロープウェイの整備を検討する県の方針に、森雅志市長は「ケーブルカーの老朽化に伴って代替機能を考えるのは必然」と理解を示しつつ、環境保護の観点から「急ぐ必要はなく、慎重に議論してほしい」と求めた。橋本氏への答弁。
市長は、立山黒部貫光の佐伯博社長から「ケーブルカーは急に動かなくなる状況ではない」と説明されたことを紹介。
ルートの輸送力を増すと、ゴミの量や、登山道ではない場所に行く人も増えるとし、「せっかく守られてきた自然や景観を守ることが基本的に大事だと思っている」と語った。
よくぞ富山市議会という、公の場で話していただけました。全くその通りで、拍手喝采ものです!
輸送能力だけの問題ではなく、立山黒部の保全と利用を総合的に考えたうえでの整備がされてゆかなければ!
確かに輸送能力が上がれば、立山駅の混雑解消に役立つし、莫大な建設費用は地元経済にプラスとなるかもしれません。
しかし、室堂・美女平の乗換待ちがが大変なことになるのは目に見えているし、今でもイッパイイッパイで切り盛りしている現場が上手く回るとは思えません。
「立山黒部」の守られてきたものが有ってこその観光ではないでしょうか・・・?
何度も言いますが、多くの方々に来ていただいて、喜んでもらいたいのは同じです。しかし、室堂のオーバーユース問題を解決するのが先決だと考えます。(今の輸送能力でも、ハイシーズンは大混雑しています)
混雑するのは輸送能力の問題ではなく、集中して訪れる来訪者の分散と閑散期の魅力発掘等が必須ではないかと。
この記事の URL : http://azohara.niikawa.com/news/2019/03/n20190309a.html