谷?が暴れています!
2018-09-01
今回は、久々に強い雨でした。
阿曽原谷の滝は、普段は手前の岩が邪魔して小屋からは見えません。
大雨が降ると、滝上部の急傾斜の沢から勢いよく吹き出した水は轟音を響かせながら落下しています。水が着地した地点の、水煙を見て頂ければその勢いが分かるかと。
今回は泥の混じり方が多く、勢いが強かった証拠です。雨粒が多すぎて写真にならず、この写真は少し雨が弱まった時のモノで、少し前はもっと大きな吹き出しになっていました。(H7.7豪雨時は、吹き出しがもっとデカかったし時間も全然長く続きました)
小降りになると、水の濁りも無くなって吹き出しも少なくなります。 黒部は岩盤が多く傾斜が急なので、水の出方も早いけど引き方も早いのです。 もし行動中に、大雨に降られて度渉等が出来なくなっても、小降りになればしばらくしたら引き始めるはずなので、不安を感じたら無理せずに!
雪渓の崩壊時にしろ今回の大雨にしろ、山を震わす轟音の前では、改めて人間のチッポケさを痛感させられます。
先日崩壊したスノーブロックは、おかげで随分小さく成りました。黒部川本流の濁流にも雪の塊がドンブラコしていたので、下の廊下の残雪もかなり無くなっているのではと推察できます。
※5日に直撃予報の台風も控えていて、昨日から7日の1名までは予約のゼロ行進が続きます。
1人で留守番なので、電話の近くに居ない時には繋がりにくいかと思います。
下の廊下の工事も、雨の影響で思うよう進みません。 このページで告知が無いと言う事は、進んでいないと考えて下さい。 最近、情報が無いからとの電話での問い合わせはご容赦願います。
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