阿曽原温泉小屋

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これも「愛」!

2023-09-08

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ズッシリ実の詰まった?重いのが届きました。

昨日祖母谷温泉のお母さんから「辛いやつ作ったから送るねっ!」電話がありました。

お母さん手作り「激辛唐辛子味噌!」が阿曽原に届きました。

私も大仏もKAIも辛いモノは好きなのですが、コイツは「ニンニク・オキアミ・・・・・」何が入っているのかは詳しく知りませんが、辛いだけではなく様々な味が混ざり合って旨いのです。(私は辛いモノ食べると、大汗かいてしまうので控え目にしてます)

焼肉・ラーメン・炒め物・味噌汁等々に少し入れるのですが・・・プラ製の食器に着くと洗剤でサッと洗ったくらいでは赤色が落ちないのを見ればどれだけ強烈なのか 想像が付くのではないでしょうか?

祖母谷のお母さんは大仏が来ると、喜んでくれるだろうと「鷹の爪」をタップリ使って白菜漬けの炒め物を作ってくれるのですが、これも強烈で自分で作りながら辛さで咳込んでいるのです。

白菜漬けも唐辛子味噌も、大仏の「喜ぶ顔?降参する顔?」見るために(面白がって?)、むせ返って涙を滲ませながら作ってくれてるお母さんの「愛」を何度か見て来ました。

お母さんの愛情の詰まった「唐辛子味噌」大切に頂く予定ですが、お客様におかれましては小屋に到着された際に、強いニンニク臭から「韓国料理屋?四川料理屋?」と間違われませんようお願いいたします。

(冷蔵庫内に臭気が充満しない様に気を付けますが、万が一「冷奴」等からニンニク臭がしても御愛嬌として御許し願います)

感謝されました???

2023-09-07

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最後の1パック! 土曜日に間に合わなかったらゴメンなさい。

先日このページで紹介した 「申し訳ありませんが、お断りすることも!」 で仙人池ヒュッテから引き返して頂いた男性は、真砂沢ロッジでも連泊して「剣御前小屋」まで戻ったところで剣御前小屋のスタッフで阿曽原の大切な小屋仕舞いのメンバーでもあるTちゃんからメールが入りました。

引き返して来られた○○さんは、「私は少し強く言われないと分からないたちなので、阿曽原の主人に言われて引き返して来れて良かった」的なことを仰っておられて感謝されていましたよ!

ってことでした。

強く言われて・・・って、確かに声がデカい私ですが・・喜んで良いのか??まあ結果として無事に帰宅されたのであればヨシとしなければ。

少し前に阿曽原マニア?のガンダムさんが「泉さんに叱られたい人がいるんですよ」みたいなことを呟いてましたが、最近そんなことがが多くて・・・叱ったり・いじったりするのもパワーが必要な訳で、心穏やかに小屋主を務めたいと日々願っている私なのですが・・・。

朝から眠い一日の始まりでしたが、風呂掃除終わらせて~ゴミ片付けて~8時からの電話予約こなして~布団干しして・・・ランチでビール飲んで昼寝したら復活! 

今夜は、馴染みの獣医さん一人だけの宿泊なので好物の干物焼いて飲んじゃおうかな~・・って、明日も横浜から同い年のお馴染みさんが来るんだけれど・・・毎日元気に働いて飲めてる幸せを味わっております。

※ピンチ!

先日追加注文した「あんずボー」がまだ届きません。今日明日は、平日で登山者はほとんどいないのですが、土曜日は動きがあるだろうし・・・届かなかったらゴメンなさいです。

※草刈り

KAI君が「下の廊下」の整備を終わって阿曽原に入ってくれました。

早速「雲切新道」の草刈りに向かってくれてます。裏劔の紅葉見て下って来られる方々が安全に下って来れますように!

春夏秋冬♪(心配が尽きないのです)

2023-09-07

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仙人谷ダム上の分岐案内(関電さんが作ってくれましたが、なぜか数年に何人かは間違われるのですが??)

「春夏秋冬」 作詞・作曲 泉谷しげる   

:人の為よかれと思い 西から東へ駆けずりまわり♪

ってありますが・・・。

午前三時に外が明るくて、外に出て見たら月明かりの横に「オリオン座」が南の空に光っていました。

前線通過後に冷たい空気が入って来たのか、肌寒くて目が冴えてしまい小屋内の寒暖計は16℃でした。

そのまま起き出して、昨日夕方に水平歩道をズブ濡れで届いた台湾人3人と7日本人女性1人(70歳代?)のグループは、衣類がまだ濡れているだろうからストーブを点けて~早目に食べさせねばと朝食用のお茶を沸かして~味噌汁用のジャガイモ切って・・それでも時間が余るのでこのページ書き出して・・・。

仙人池への雲切新道の登りは、昨日までの行動が栂池~白馬(長い下り)~祖母谷温泉~水平歩道(雨の中)と疲れも溜まってきているであろうし、70歳って言われるし、「雲切新道の登りはキツイから涼しい暗いうちから弁当持って早出したほうが良い!」「道を作った本人が言っているんだから」って提案しても、日本人女性は「私は熊野古道も槍ヶ岳も剱岳も登っているから・・・」(どこかで聴いた様な??)って却下されました。

他のお客さんもいないし、シャー無いから25分早く朝食を用意してあげたのですが、寝起き悪いのか?全然ノンビリしておられて・・・遅くなるだろうから仙人池ヒュッテに注意報流しておかねば。

真夏から見れば涼しくなったけれど、この行程をこのメンバーで歩いて来て・・心配が尽きない小屋主なのでした。

今日も午前8時からの予約電話ラッシュが始まるのだろうけれど・・・いつものシーズンだと、この時期はノンビリしているはずなのに??

今シーズンは、すでに疲れてしまったわけではないのですが昨夜も8時前には布団に潜ってました。(早過ぎだから、早く目覚めるんですけど)

やっぱり予約方法を変えたのが大きいというか、ノンビリタイムが無くなってしまい・・・お客さんが少なくても人が動けば次々と突発事案?の対応はあるし、食事・清掃等やることやらなければならないし、かといってスタッフを多く抱えるほどお客さんがいる時期では無いので・・・大仏が登山道整備を終わらせて週末には帰って来るので、それまで頑張らねば!

イジッテ欲しいんかい!!!

2023-09-06

「連日連夜」の続き

心配したドナドナ姐さんが、雨の中を傘をさして阿曽原谷の様子を見に真っ暗な足場の悪い道をヨロヨロと下って行きます。

「シャーナイ」から私も長靴履いて傘をさしてキャンプ場の先まで行くと・・ヤッパリというか予想通りで、沢で水を補給していた様で返事もシッカリしていたので私は小屋に戻りますが?なかなか小屋に届きません。

付き添って来たドナドナによれば「キャンプ場から玄関まで、二回立ち止まって休んでました」とのことでした。

玄関に現れた男性は、大仏をもう一回り半以上大きくしたガタイのイイ人で、途中そこそこ強い雨だったのに「暑くて」って合羽も着ずにズブ濡れでの到着でした。 後からいろいろ聞いて見ると、要は「体力不足」の「計画倒れ」の末にこんなはずではなかった!的なことだったみたいです。

着替えてもらっている間に、取り置きしておいた「オカズ」を温めて、「蕎麦」を冷水と氷で〆直して遅い夕食を食べてもらいました。

私は眠くなったので8時過ぎには布団に潜ったのですが、今朝聞いたら「Tシャツ」(XLサイズでも入るんかな?)と「ステッカー4枚」を買っておられたと聞きました。

もしかして「阿曽原マニア」?・・案の定というか出発間際に、更にステッカー2枚追加購入して「ブログで突っ込んで下さい」的なことを言われたので・・「ボロクソ書いておきます!」って若干切れ気味に送り出したのでした。(恥ずかしいことだと思うのですが?)

結果として無事に到着してくれたので良かったのですがお粗末極まりない山行で、先に書いた13時頃に阿曽原から欅平に向かったビバーク宣言女性二人とすれ違ったのが「大太鼓」だったらしく・・・推察するに欅平からの急登で時間が掛かり過ぎており、コース全体の事を分かっておれば引き返すべきだったのではないかと!

余談ですが、隣の部屋で寝ておられた丸太橋カメラマンさんが、朝コッソリ「遅く来た人のイビキが凄くて、おまけに携帯の目覚ましアラームも鳴りっ放しで・・」って言っておられました。(お客様におかれましては、自衛策として耳栓を持参して頂くことを強くお勧め致します)

阿曽原マニア?で、頑張って歩いて来てグッズも買って頂いたのはありがたいのですが・・・「黒部に怪我無し!」周りに心配かけて迷惑が掛かるようなことは厳に謹んで頂きたいものです。

追加ですが、ビバーク宣言していた女性二人については欅平駅長に連絡を入れておいたのですが・・駅の始業時間には姿が見えず、しばらくしてからそれらしい二人が現れたので話を聞くと「水平道のトンネルで朝までビバークしてた」みたいなことを話してたそうです。

「要らぬお節介!」って言われそうですが、山小屋もトロッコ列車の会社も皆さんに安全に黒部を楽しんでもらうために人知れず?連携しているのです。

追伸!

「受け狙いで?」危ない・迷惑行動等されても、今後このページでは取り上げませんから!!!

連日連夜???

2023-09-06

昨日に続いて、片手で足りる程度の登山者しかいないのに次々と事案が発生しております。

昨日は欅平から往復の単独登山者の予約が入っていたのですが、雨が午後から降り出すし・・夕方になっても到着せず?? 朝一のトロッコ列車で欅平から先着された、「丸太橋」を写真に収めるため??(不思議なものを被写体に選んでおられます)に阿曽原に二年続けて来られたカメラマンは「見なかった」というし???

遅いトロッコ列車かもって、予約時の携帯電話に電話すると「電源が入っていないか・・・」って応答が? 歩いて向かっているのだろうか? 時間を置いて再度掛けて見ると、呼び出し音はするけれど電話には出てもらえず・・。

やっぱり向かっている可能性が高いけど、何処で電波を拾っているのか??  

早く到着してお腹を空かせているお客さんの夕食を提供して、少ししたら電話が掛かって来て・・・でも電波が弱いのか通話が出来ない架電が何度か続き、繋がったところで「ハシゴがどうのこうので、クマザサの広がる平らな場所」って言うので(ナメコ畑?と見当がつきます)「その先下りの長いハシゴが有れば、15分程度で小屋に着くはず」と伝えます。

しばらくしたら欅平側の水平歩道にライトの光が見え出して、玄関先で見に出て来ていたドナドナ姐さんと夕食を終えたお客さん達も一安心したのでした。

って思ったら・・・ずっと下ってくる光を追っていたドナドナ姐さんが「阿曽原谷に降りたまま、上がってこない!」って騒ぎだします。

「緊急避難」ってのは!

2023-09-05

黒部峡谷は国立公園内です。ということは国民みんなの宝で有るはずなのですが・・・体力に見合わない計画を立てて、計画通りに行かずに周りに心配や迷惑掛けたり・ルール無視を平然と侵そうとする方が立て続けに見られます。

先日から、歩くのが遅すぎて仙人池から引き返して頂いた方や同じく小屋から迎えに行った方も今週は二人おられます。(こんなに少ない宿泊者なのに高確率です)

今日の昼過ぎに通過して行った御婦人二人、暑さでバテバテで・・これから欅平に向かっても終電車には間に合わないだろうから祖母谷でキャンプするのかと思ったら?欅平駅の軒先でビバークする!みたいなことを言い出すので、キャンプ指定地があるのに勝手に何処ででもビバークするっもんじゃないでしょ!そもそも、一気に欅平に向かう計画自体が体力に見合っていないのを棚に上げて自分勝手な行動はダメだわ!って、強く指導しました。ちなみに二人がキャンプ場通過するのを見ていたら、露天風呂行きと欅平行きの看板が並んでいるのに露天風呂に下って行こうとするし‥全然、大丈夫ではありませんでした。

(勝手に駅敷地内でテント張ったりビバークするのは、登山者はマナーが悪い!って思われてしまい登山者全体の迷惑になると思うのですが・・)

他には、阿曽原小屋からネットで情報を流すようになってからは無くなったのですが「山小屋は、登山者が来れば収容する義務があるはず!」って小屋が満室で予約を受け付けてくれないけど行けばなんとかなるだろう的な・・ガッテン飛び込み宿泊が後を絶たなかった時期もありました。

無理な計画!適当な計画!甘い見通しの計画!等々、自分に都合の良い山行計画立てて周りに迷惑かけるのは「緊急避難」 等ではありませんから!

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