阿曽原温泉小屋

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スムーズな運営の協力依頼について。

2023-09-13

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500円硬貨のみで宿泊代を用意して来てくださいましたが・・・今年は大丈夫そう。

①混雑時のお願い

混雑時でも宿泊は一人一畳スペース&一組の布団は確保されますが、雑魚寝になりますので「イビキ」「トイレの出入り」「冷蔵庫の起動音」等々で耳障りな音がしてしまうはずですが、小屋としては何ともしてあげられないので耳栓・アイマスク等対策をして来られることをお勧め致します。

なお食堂で寝ることになられた方は、最低二回戦の夕食を済ませてから布団を敷くことになりますので、食事が終わるまで荷物置き場などで時間待ちして頂くことになります。

②予約数制限への御理解を

コロナ対応により、客室12畳半のスペースで12人 食堂15畳スペースで12人(通路確保のため少なくしてあります)

と収容人数を制限させていただいております関係で、毎朝8時開始の予約電話が繋がらない状態が続いて、Reダイヤル200回以上で繋がった時点では受付終了となっていることもあり予約希望の方々に御迷惑をお掛けしております。なるべく不公平のない様な体制でいるのですが、限りがありますことを御理解のほどお願い致します。

コロナ前の様に収容人数を増やす訳にもゆかず、増築しようにも雪崩の巣である阿曽原では作ることが出来ず、仮設小屋を作るにしても解体した小屋の壁板・屋根等を収納しておくスペースも確保できませんので、多くの方々に黒部を楽しんでいただきたいのは山々なのですが御理解・御容赦のほどお願いいたします。

③今年は足りそうです。

以前、「500円硬貨が足りなくなる!」って持参協力依頼をしたことがありましたが、昨日来られたお客さんが宿泊代全ての代金分の500円硬貨を丁寧にジップロックに収納して代金記入してまでして用意して来られました。

気を遣って頂きありがたいのですが、重くなるでしょうしワザワザ手間を掛けてまで用意していただなくてもよろしいので普通に代金を用意して来て頂ければよろしいですから。

ちなみに100円硬貨も同様ですから!(万が一ピンチになったら、ここでまた協力お願いするかもしれませんが・・・)

キャンプ場利用者の方々へ!

2023-09-13

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キャンプ場の、草刈り・転石除去を追加で終わらせました。

今週末からの連休はコロナで小屋泊を詰め込みしない関係で、テントで「下の廊下」「裏劔」を歩こうかと考えておられる方も多いのではないかと考えられます。

先にも書きましたが、阿曽原キャンプ場は予約制を取れない限られたスペースを多くの方々に利用して頂くことになる訳ですので、混雑した場合には少しずつ詰めて「譲り合い」ながらテントを張っていただくことになります。

テントを張る際、基本的にはペグ・張り綱等で固定するのが基本中の基本なのですが、幸いなことに阿曽原キャンプ場は高所の稜線・高原等と違い、風が通り抜ける時は荒天時と考えてもらっとも構いません。(そもそも荒天時にはキャンパーは激減するはず)

天気が安定している混雑時には必要以上にテントを固定しなくても、隣同士ギチギチに接しながらの幕営になるはずなので、四隅を固定するペグ程度は必要かもしれませんが「張り綱」については出来るだけ使わない様な「臨機応変」な対応をしていただければ

・スペースを有効利用できる

・夜間歩く際に足を引っ掛ける「ワナ」を作らない

ことに繋がりますので、御理解御協力のほどよろしくお願いいたします。(風が強い時はともかく、普通にザックを重しにしてテントに入れておけば飛ばないかと?)

今回キャンプ場の草刈りを行った際に、張り綱を固定するのに使われている「転石」をほぼ除去しました。

どおしても張り綱使いたい方は、ペグ持参して打ち込む・阿曽原谷まで降りて石を拾って来る等対策していただくことになります。

※荒天時にはキャンプ場利用者は激減するでしょうから、もちろんペグ・張り綱を利用して風に負けない様に思いっきり固定してください!

※先にも書きましたが「ターフ」「シート」を拡げての場所取り・飲み会会場確保等は、後から届かれる方の迷惑になりますので混雑時にはご遠慮願います。

※そもそもですが!

この先の毎週末土曜日・連休中日は、混雑で風呂にも入れない(20人余りの男性が露天風呂に浸かっているヤバイ写真が出回ってましたが、それでも入浴待ちの方がたくさんおられて)・トイレ待ちの行列等々が起こります。

小屋として対応出来る事は限られておりますので、日程調整が出来る方は混雑予想日には絶対来ない方がよいです。(平日・日曜日に、キャンプ場がオーバーフローしたことはありません)

小さな幸せ?

2023-09-12

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入山前には、点検して来てください。

土曜日に欅平から来てくれた信州からのグループの先着者によれば「靴のソールが剥がれた人がいて、ゆっくり向かっている」ってことでした。

ゆっくりといっても、夕食時間には全員余裕で届いておられてシッカリしたグループでした。

到着された信州マダムは両方とも靴底ソールがベロ~ンと全面剥がれて、つま先部分だけがなんとか接着していたものをリーダーが持参の細い針金で靴を丸ごと縛って阿曽原まで届かれました。

夕食を食べていただいてる間にビス止め補修を始めたのですが、中間のウレタン部分が欠損していたり柔らかくて固定してくれないので長めのビスを打ちたいところですが、靴の中まで貫通させては拷問状態に・・・ソールも場所によっては厚みが違うのでいろんな長さのビスを沢山使って両方を固定して、補助に結束バンドを巻いて翌朝マダムが靴を履いた時点で締め上げて固定して差しあげました。

(「至れり尽くせり~」って黄色い声が同行マダムから聞こえて来て、実は少しだけ耳を紅くしていたりして・・)

今シーズン2件目でチョイチョイ発生してしまうのですが、小屋で補修して差し上げています。(もちろん男性の靴も)

明りの有る受付前玄関で作業していると、他のお客さんも興味深そうに寄って来られて色々と話しかけて来られます。

大した事していないのですが、感心されたり・感謝されたり・・・補修作業しながらの受け答えだし照れ臭いしで「ハイハイ」的な?適当に答えてしまうのですが・・実は「山小屋やっていて良かった~!」的な、小さいですけど幸福感?充実感?に浸れる時間なのです。

山の中でいろんなトラブルに遭われた方々にしてみれば本当に困ってしまう訳ですが、我々が少しのサポート・お世話をしただけで「ありがとう」を自然と言って頂けるわけで「いい仕事させてもらっているわ」なんてことをおもうと「次も頑張らねば!」ってことになるのも自然(あたりまえ)なことだと?

人それぞれ「幸せ」を求めて生きているはずですが、山小屋稼業は連日いろんなことが起きてしまい「イラっ」とすることもあるけれど、実は「幸せ」を沢山感じれる仕事だと思っていたりする小屋主なのです。

※だからって、壊れそうな靴で山に入って困るのは歩かれる本人ですから入山前の点検はシッカリお願いいたします。

我々にしても、お客さんが到着される時間帯は忙しいしお楽しみの飲む時間が削られるので、一度に何足も修理するのは流石に・・・。

嫌な思いさせるし、パワー使うし・・実は嫌なんだけれど。

2023-09-11

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気楽そうで、うらやましいくなる時が・・・。

「僕が僕であるために」 尾崎豊

僕が僕であるために♪

正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで♪

今シーズンはすでに何度も「ウリャ!何やってんだ!!!」みたいに吠えることがありました。

周りに迷惑・心配かける登山者だけでなく、他の仕事上でも「コリャ!」がチョイチョイあったりして・・。

先日も86歳が筆頭の4人組が、12時間掛けて池の平から降りてきて・・翌日も早朝早出したのに欅平までかなり時間がかかっていたと心配する連絡が・・今シーズンは、お客さん少ないのにトラブル率が高すぎです。

その都度、言いたくないけれど指摘する羽目に・・そのままにしておけば他で同じことされても困るし、見ている人からは「注意してやらないの?」って無言の圧が・・・?

よくわかっていない人に注意を喚起するためには、強く言わなければならない時もあるのですが、これでも人格を傷つけないようにと気も使うしパワーを使うというか、正直見て見ぬふりしてスルーしていたほうが楽ちんなんだろうけど。

みんなが利用する山小屋を預かり、不公平にならないように利用してもらって、無事に家まで帰ってもらえるためのサポートが仕事ですが、突発事故は「お互い様」で皆さんにも納得していただけますが、間違ったものは正してもらわないと。

「正しいものは何なのか♪ それがこの胸に解るまで♪」

山小屋入って31年目ですが、いつまで「正しいこと」を追い続けてゆかねばならないのやら???って思いつつも、目の前で何か起きると見て見ぬ振りが出来ない自分がいて・・基本的にはメチャザッパな自分なので、他人に何か言えばブーメランとして帰ってきて自分で自分の首絞めている的な・・・「シャーないな~」と誰に言っているのか??独り呟く小屋主なのでした。

初の土曜日はノンビリと。

2023-09-10

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くつろいでおられます。

取り合えず「下の廊下」が歩ける様になって初の土曜日でしたが、ノンビリしたもので各部屋6人~7人で余裕も有ったし、なにより皆さん到着が早く全員お風呂を済ませてからの夕食を楽しんでいただきました。(キャンプ場もガラガラでした)

大したもの出してませんが、出来立て熱々!冷やしたぶっ掛けうどん!等提供していますが、銀シャリが美味い!って褒めていただきました。(皆さんの笑顔が私達スタッフのやりがいになります!)

リピーターさんも何人かおられたのですが、16年前のNHK制作ビデオは見たこと無い人もおられたので夕食後に上映会したら、まだ髪の毛が白くない頃の私を見て?喜んで頂けたみたいです。(何度も来てても、混雑日には上映する余裕が無い日も有ります)

写真は小屋の裏側下テラスですが、角材を井形に組んでベンチにして鉄製階段をテーブルにした自炊場を作ってみました。(ベンチの角材は、固定してないのでハシャギ過ぎない様に願います)

昨日、素泊まりさんがノンビリお酒を楽しんでおられるのを見ると、少しの手間だったのに喜んでもらえて作って良かったと思うのでした。

看板は、大仏の実家から送っていただいた「三輪素麺」の木箱の蓋に防腐剤を塗装して再利用しいます。

限られたスペースで大勢では利用できませんが、皆さん仲良く使って頂けたらと思います。

※間に合いました。

「あんずボー」昨日届きました。皆さんに冷たいものをと思って、バラバラにして冷凍庫の壁に沿わせるようにして凍らせながらの提供でしたが半氷状態でも喜んで頂きました。 あと280本くらい残っていますが、無くなり次第配布終了となります。

登山道情報!(下の廊下は大丈夫!)

2023-09-09

「下の廊下」下半区間(黒部別山谷~仙人谷ダム)の状況確認に小屋のスタッフが向かい

〇何ヶ所かの補修必要箇所があるけれど、山歩きしている人であれば問題なくクリアできる。

との電話連絡が入りました。(今シーズンから十字峡付近も通話エリアになりました)

更に、朝一で黒部ダムを出発した男性も届いて「草もキレイになっているし問題ないです」ってことでした。

先にも御伝えしていますが、下半区間は整備が全て終了している訳ではないので平日は作業員が整備に当たっているはずです。

行き当たった場合は、作業員に気付いてもらえるまで合図を送りながら間を取ってアプローチしてください。

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