阿曽原温泉小屋

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歩きの大原則!

2023-09-23

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ドナドナ姐さん自作です。

昨日「下の廊下」を歩いて来られた方が、「黒部別山谷」の飛び石でバランスを崩して転んで川に落ちられたそうです。

話しを聞くと、渡る際に「フイックスロープ」に頼り過ぎていたせいで、足運びが疎かになってしまった様な??

山歩きの大原則ですが、自分で足を置く箇所を確認して滑らない様に真上から体重を掛けながら歩くことが大切です。

特に「下の廊下」「水平道」については、岩場・丸木桟道・手摺番線等々が全線にわたり施工されています。

〇丸太に足を置く際なるべく真下に荷重が掛かる様に歩く。(斜めに体重が掛かれば滑ってしまうのは当たり前)

〇手摺り番線に頼り過ぎて足運びが疎かになってしまわない様に注意。(手摺り番線・フイックスロープ等は、あくまでも補助的なものです)

要は怖がらずに普通に歩いて頂ければ良いのですけれども・・・高いところが苦手な方にとっては難しいのかな~・・・。

高所恐怖症の方にはお勧めできないコースである事をお忘れなく!

※Popボード設置しました。

先日ビール自販機で購入された缶ビールは「直ぐに開けないで!」とお知らせしましたが、ドナドナ姐さんが自宅で注意喚起のPop作って来てくれました。

せっかくのお楽しみのビールですが、慌てて開封しては大量の泡が噴き出す心配がありますので、しばらく待ってから開封願います。

必殺仕事人?

2023-09-22

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捕まえちゃった~???

今日新人アルバイト候補が二人、ドナドナ姐さんに連れられてやって来ました。

実は、これまでアルバイトは募集したことがありませんでした。

九月初旬になると、夏山シーズンが終わった山小屋アルバイト達がウロウロし始める時期で、秋から忙しくなる阿曽原はそのウロウロしているバイト上がりに声を掛けて確保したり、知り合いの紹介、押し掛けバイト?などで何となく集まって来ていたのですが・・・。

今シーズンは「下の廊下」が早く開通しましたし、何といっても最近大仏との合言葉が「歳とったな~」ってなってしまい、頑張りが利かなくなって来ているのも事実なので、初めて募集をかけてみましたが二日目で応募して来てくれたので即来てもらいました。

数年前にドナドナの唄をBGMにやって来た姐さんが、逆に二人の新人を引き連れて来るとは・・・必殺ドナドナ返し!恐るべし???

新人バイト君達の奮闘をもって試用期間を目出度くクリアして、シーズン終了まで健やかに育ってくれることを期待する小屋主なのでした。

優先順位!(夕方の電話は御遠慮願います)

2023-09-22

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今朝起きてきたら書置きがありました。

昨日夕食提供時間帯の17時半から18時頃までの間に2件の電話が鳴り「忙しいから、後から電話して」って接客業としてはあり得ない対応をしてしまう阿曽原小屋ですが・・・。

以前にも書きましたが、暇な時期の当小屋はスタッフ数も限られた中で切り盛りしています。(明日から忙しくなるので、今日から新人バイト君達が来てくれる予定です)

目の前でお腹空かせて夕ご飯を待っているお客さんへ、熱々出来たての食事を提供するために調理~盛り付け~配膳を段取り組んで行っております。

昨日は、その時間帯に強雨の中をズブ濡れで到着されるお客さんが3組(7人)おられて、その対応しなければならないし・・・そのうち二人が靴底ソールが剥がれていたりで混乱してしまいました。

申し訳ありませんが、ズ~ッと先の宿泊予約や問い合わせより、目の前の「お腹すかせたお客さん」を優先させていただきますのでご了承いただき、他の時間帯に御電話をお願い致します。

写真は、昨日早く到着されて早朝黒部ダムに向かわれた6人組が書置きを残して行ってくれました。

忙しい時間帯に電話を掛けてきた方には申し訳ありませんが、こんなの書かれりゃ目の前に全力投球せねばならんでしょ。

文句があるなら、私に直接どおぞ!

2023-09-20

先程、高齢気味の男性から電話があり、既に定員に達したと伝えると

「避難小屋として国から許可もらってるんだろ?予約取れなくても、行けば泊まれるんだろ!」  緊急避難には該当しません。

「こちらは身体障害者手帳持っているんだ!」  それでどうしろと?

「8時5分前に電話して断られて、8時からズ~ッとかけても繋がらなかったんだ!」  みなさん同じ条件です。

10月の他の日を提案しても「紅葉の時に行きたいんだよ!」  ワガママ言わないで。

等々、再三断っても無理やりにでも向かう勢いで・・・

スタッフの電話のやり取りを見かねて、私が電話で「モシモシ」と替わった途端に切れてしまいました。

定員60人に絞っているのは、コロナ禍後の対応で以前の様な詰め込み宿泊をお断りすることにしていることは今まで何度も説明してきました。

おかげ様で皆さんから御理解と御協力を頂いて、今現在までのところ予約外の方は一人も宿泊されておりません。(空いた日に雨で逃げ込んで来たキャンプ泊予定の方はおられます。そもそも、このブログ発信するようになってからは殆どありません)

この様な対応も、それこそ国から許可を得て山小屋を運営して来ているからこそ「不公平」を無くすための対応と考えております。

みなさんに黒部峡谷を安全に楽しんでいただくために、登山道整備・情報発信・宿泊客のお世話・キャンプ場の管理等々頑張ってやって来ているつもりですが、自分の思い通りにならないからって皆さんの迷惑になるようなことは厳に謹んで頂かないと、真面目に予約を入れていただいた方や残念ながら予約が取れなかった方々に申し訳が立ちません。

今日の8時5分前に電話して来ておられるところを見れば、この方はこのページを読んでおられるはずです。

自分の思い通りにならないからといって「身体障碍者手帳云々」などと言われるのは他の身障者手帳をお持ちの方々にも大変失礼で迷惑なことだと思いますがいかがでしょうか?

突発事案・事故で、小屋を救護所として利用することになれば皆様にも説明が出来ますが「ガッテン飛び込み」で来られれば、他の宿泊者さんからも非難が上がることは目に見えています。(「小屋が満室とは知らなかった」は通用しませんから!)

面の皮が少々厚い人でも肩身の狭い思いをすることになるはずだし、小屋内の雰囲気が悪くなってしまいますので、どおしても紅葉シーズンに歩きたいのであればテントを担ぐかテントを担いで一緒に歩いてくれるガイドさんを雇うかなりしてキャンプ場をご利用くださいませ。

ガッテン飛び込みは、迷惑行為ですから!

ドタバタドタバタドタバタ・・・それなのに!

2023-09-17

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早朝出発準備のキャンプ場。

昨日は「下の廊下」を歩ける様になって最初の連休初日! 

天気予報は悪くなかったのですが・・・朝から蒸し暑くて?昼頃には対岸の山が近く見えて??もしかして天気崩れるの?って心配していたら、到着のピーク頃に雨が降り出してしまいました。(一時的に強く降り出してしまい)

小屋泊まりの方は、なんとか全員夕飯前に到着されたので一安心。(キャンプの方の中には、暗くなってからもポツポツと到着される方もおられて)

お客さんの中には、・やっとTシャツ手に入れられた ・前回来た時は、サクランボ柄のパジャマで来たけど今年は象柄です ・夏にも来て、今年2回目って剱岳Tシャツレディース ・今年は娘を連れて来ました 他にもキャンプに何度も来ている見覚えのある方々等等等の沢山の笑顔を頂きました。

厨房の中でのチョットしたトラブルで御迷惑をお掛け致しましたが、ありがたいことに皆さん協力して頂き初混雑日を終わることが出来たのでした。

今シーズン初の「食堂」で寝ていただいた方々からは、よく寝れたって声を掛けて頂きましたが、これも宿泊者の皆さんが「周りに気を配りながら」御泊り頂いたからに尽きます。

※それなのに!

昨晩21時51分に受付で電話が鳴り出して、直ぐに切れるかと思いきや・・・仕方ないので電話に出ようと起き出したところで切れてしまいました。

また早朝4時前にワンギリ電話が掛かって来て・・・。

一日行動してから食堂で寝ているお客様・早朝から働いているスタッフにとっては大変迷惑な行為になりますので、このような電話は絶対に止めていただきたくお願いいたします。

それぞれの楽しみ方で!

2023-09-16

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Yさん、ありがとうございました。

昨日の夕方、夕食直前に小屋に届かれたYさん。

痩せた方で少しお歳もメシテしておられ「夜行バスで来たからヘバってしまって・・・」と、夕食も食べ切れず風呂にも行かず休まれていた様でした。

回復してくれるか?心配していたのですが、今朝は暗いうちから「元気になったから、風呂に行って来ます」って外へ出て行かれて6時からの朝食には帰って来られました。

席に着く際に「これ見て」って、小さなスケッチブックを開いて見せてくれたのが写真の水彩画でした。

「クマ」と一緒に入って~隣には元気になったので「活きカエル」も書いて~御主人はもう少し男前に書きたかったけど・・・って、見せてもらうと今年に入ってから書き溜めた絵がスケッチブックにビッシリと描かれていました。

小屋の到着が遅く少し心配しましたが「次は夜行バスは止めるわ」って、元気に欅平に向かわれました。

昨夜は、夕食時に「こむら返り」で食事もままならなかったけど朝には回復されて帰り道にゴミ拾いしていくからゴミ袋をくださいって男性、夕食後に食堂で話し掛けて来てくれた三人組のガタイのイイ競輪選手、大盛御飯をオカワリしてくれた「また来ます」って言ってくれた若い男性二人組、「ここのお風呂が大好き」って連泊で十字峡に向かうペア等々、送り出す時の笑顔を見ていると黒部をそれぞれ楽しんで行ってくれたのではないかと。

今日も、メデタシメデタシな阿曽原なのでした。

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