阿曽原温泉小屋

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欅平駅構内には。

2020-10-04

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高熱隧道執筆時の、万年筆&原稿レプリカ

欅平構内のパネル展示コーナーには、「高熱隧道」執筆時の万年筆と原稿のレプリカが御遺族から提供を受けて展示されています。

先日も「高熱隧道を読んでから歩きに来ました」って、文庫本を見せてくれた方もおられましたし、昨日も「この道作った人達って凄い」って話し掛けて来たコンビもおられました。

欅平に行かれた際には、是非ともパネル展示コーナーに立ち寄っていただけたらと思います。

※昨日の阿曽原キャンプ場は49人!

土曜日で混雑を心配していたのですが、良い感じで間隔を取ってテント場を利用されていていたし、全員日没前に到着されて安心して飲み始めることが出来たのでした。

昨日御伝えした草履からシューズに履き替えた彼は、夕方「仙人池からの裏劔がキレイだった」と元気に帰って来ました。今朝も朝風呂に行っていた様で?阿曽原を満喫してくれたのではないかと?

多くの方が硬貨を用意して来てくれていて、感謝感謝の阿曽原なのでした。

御飯が足りません!

2020-10-03

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フレッシュ鷹の爪は鮮やかで。(食べたら中に、もう一本潜んでいて)

ランチは今日から勤務の新婚S隊員を歓迎して、みんな大好き「銀座○リー」のカシミールカレーを一手間掛けて!

鶏肉・タマネギをバターで炒めてジャガイモは別茹でにして、元々辛いのに大仏がフレッシュな鷹の爪をルーに仕込ませたもので、みんな汗をかきながらも美味しくいただきました。

流石にフレッシュ鷹の爪は、丸かじりすると口の中が辛くて痛くて食べ切るのに御飯を大盛に、5合以上は残っていたはずの炊飯ジャーでしたが4人で分けると全然足りなくなって・・・。

今日も元気に、登山者を御迎えいたしております。

人間って凄いんです!

2020-10-03

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券買所隣の、パネル・モニター等。

今年は、水平歩道が作り始められ手から100年目なのです。

欅平駅構内の券買所隣には、電源開発当時の苦難が分かるパネル等の展示があり、高熱隧道掘削の過酷な工事の様子・当時の阿曽原の宿舎群・泡雪崩の威力等が分かります。

通り掛かられた際には、是非とも立ち止まって見て行っていただければ!

どんな凄い所に、来ていたのか!これから向かうのか!

黒部を理解していただくだけでなく、人間って凄い事やっちゃうな~なんてことを感じて帰っていただけるのではないかと思います。

なんだかんだと「秋」!(人が動くと、いろいろと・・・)

2020-10-03

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モタセ(ナラタケ)?だとしたら、いつもより早いけど???

 中秋の名月に続き、昨夜も明るい月夜でした。

名月の深夜三時過ぎ、月は坊主尾根の裏に隠れていましたが対岸の山並みが淡い光にクッキリと照らし出されて足元は照らさなくても歩ける明るさでし。

空を見上げれば、明るさで大半の星が見えないなかで冬の星座「オリオン」が坊主尾根に圧し掛かる様に被さって輝いていて・・・そんなに寒くはないけれど「秋」だってことを教えられます。

 昨日のキャンプ場には19人!扇沢駅・立山駅では紅葉目当ての観光客で待ち時間が出ていたそうです。

金曜日なので、人が動いて来たのかな~なんてことを考えていたら・・・欅平から素足に草履履きの若い男性がやって来て「明日はナンポウに行きたい」?ナンポウって劔岳には南壁はあるけれど北方稜線のこと?マップで説明を聴いたら「池の平山南峰」の事だと分かりましたが踏み跡程度のルートだから「草履では無理」と教えておきました。

今朝四時過ぎに外に出ると、草履の彼が「素足にジョギングシューズ?」で現れて・・・どこへ行くのか聞きながら「こんな暗い中を歩いてマムシを踏みつけたら噛まれるよ」って脅したら「温泉が気持ちよかったので、仙人池まで往復して帰ってきます」と元気に出発してゆき一件落着。

今まで数件「草履履き」の人が現れましたが、決してお勧めは出来ませんから!

※ありがとうございました。

昨日も、硬貨を用意してくださった方が大勢おられて助かりました。

草刈り・雲切新道伐開・橋掛け・高巻き桟道・キャンプ場管理等への、労いの言葉も頂き有難く感じました。

一番早く着いたのは、ヘルメットに日の丸を付けたガタイのいい男性でTシャッには海保の文字が!昔キャンプ場に来ていた海保のレスキューの方に、怪我人の蘇生を助けてもらった話ししてお互い笑顔になれて。

変わった所では、昭和9年の地図を研究してから来てくれた東京からの若い二人組の研究熱心さにはタジタジ・・・。

こうして、黒部を楽しみに来ておられる方々のサポートって「いい仕事」だな~って。

今日も事故がありませんように!

ありがとうございます!

2020-10-02

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さすがに、アッサリ浅漬けを・・・。

昨日来られた愛知からの男性が「ネット見て来ましたよ」って、3枚の500円硬貨を使ってキャンプ場利用料と入浴料を支払ってくださいました。

他の方も小銭を使ってくださっていたみたいで、釣銭箱には硬貨が溜まって一安心です。

初対面もリピーターの方々も来てくれますが、小屋のスタッフそれぞれが一寸した気遣い・思いやり!を持って接してゆければ、黒部での思い出がより一層良いものになるんだろうと。

平日は、阿曽原に訪れる登山者も10人前後で推移しています。

毎日、こちらが暇を持て余している時に声を掛けてくれる方がいて、黒部のことをお話ししたりしています。

怖そうに見えても?怖い人間は一人もいませんので、暇そうにしていたら気軽に声を掛けてやってくだされば、いろいろ教えてあげられることがあるかと?

(大仏は働き者なので、暇にしていることはないはずですが)

いろんな問題が・・・。

2020-10-01

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昨夜は、チャーシュー焼いて!

現実、小屋のスタッフが大仏と二人なので・・・大挙して来られたらどうしよう?

遭難事故が発生してヘリが使えなかったら、阿曽原で勤務する警備隊員が1~2名なのに対応できる訳ないし・・・。

優先順位最上位の救助活動だもの、現場応援・電話と無線の中継等に小屋のスタッフが応援に当たるのは当然なのですが、遭難救助と混雑時のキャンプ場の受付・説明・両替・落し物・怪我の治療等々例年通りのキャンプの人出が重なると・・・大混乱になるだろうな~なんてことも心配しているのです。(例年10月の週末は、従業員2・3人でキャンプの受付に午後から掛かりっきりになっているのです)

スタッフを増員しようにも、従業員部屋は冬季間は布団置き場なので小屋本棟が建たないと布団と荷物で狭くて寝る場所が確保出来ない・炊事場所や食事場所の確保等の問題も出て来るのです。

トラブルが無ければ、それでよいのですが・・・そんなこと期待していても多くの人が動けば何か起こるのが当たり前だし事実起こって来たので心配しているのです。

なので「都合のつく方は、混雑予想日の利用をなるべく控えて」ってことなのです。

※最近よくある質問!

キャンプ場の予約について

上のリンクで説明している通り、予約は受けておりませんのでよろしくお願いいたします。

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