慎重かつ大胆に!
2022-08-23
橋の架け替えの前には、環境整備を済ませねばなりません。
中間の橋と流失した左岸の橋を繋ぐ橋脚岩に大きな流木が引っ掛かっていて、こいつを取の座かねば次の増水時に抵抗となって水流が盛り上がり丸太橋に流れがぶつかれば丸太が折れたり橋自体が流失しかねません。
実際に、中間の橋の一番上流側の丸太は折られていたし、束ねられた丸太上や隙間には小石・砂・枝等が乗ったり詰まっているのは、それらを含んだ濁流が橋の高さより高いレベルで流れていた証拠です。(右側丸太橋が捲り上がって傾いているのが証拠!恐ろしい濁流だったと想像できます)
大仏は小屋から担いで行った重いプロ用チェンソーを使っていますが、水流が流れる川床の岩の上は足場が悪くバランスを崩せば・・・流木も歪に曲がっていて適当に切り込みを入れるとチェンソーのバーが切り口で挟まって動かなくなりますが、なにより切断する際に流木のバランスが崩れて身体に当たろうものなら川に流されるか足にぶつかるか挟まれるか・・・でも細かくすれば手間が掛かるばかりなので慎重かつ大胆に刻んでバラバラにしてゆきます。
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