小屋から見下ろした黒部川
毎年書いているのですが・・・この時期の阿曽原小屋は、最小限のスタッフで切り盛りしています。
今日の宿泊客も一桁台でスカスカなのですが、夕食には冷たい素麺と熱々の天ぷらを提供させてもらっています。
少ない夕食数ですが、なるべく冷え冷え・熱々の夕食を提供する為に18時の夕食開始前は厨房は戦場と化します。
そんな時間帯に問い合わせや予約確認の電話を掛けられても、放置したままで直ぐに出れないこともあります。
ましてや「10月末に室堂から仙人池越えで歩きたい?」って言われても・・マジで死にますから!
山の基本的な事を押さえていただき、紅葉のいい時期?・天気はどうか?・その頃の雪渓は?等々答えようのない質問をされても困りますし、新しい情報は逐一このページに載せているつもりですので「ホームページ見ながら電話しています」って方からの電話には・・・勘弁してよ!って泣きたくなります。(昨年以前のページを見て頂ければ、毎年大きく違う事が分かってもらえるかと)
二ヶ月先の宿泊予約・確認よりも、目の前でお腹を空かせておられる方々への対応を優先させていただきますので、小屋への電話は夕方17時半~18時過ぎまではお控え願います。(邪険には応対してないと思うのですが・・・腹の中では「エーィこの忙しい時に!」って声が大きくなりがちです?)
※やって来るのは・・・。
昨夜も今夜も少ないながら、ありがたいことにリピーターさんホームページの愛読者さん?がほとんどで、食事時や出発前になんやかんやとお話しさせてもらったりしています。
先に「ハネアリ」の事を書きましたが、今夜も7時40分には現れていますが・・・他にもウロウロとする奴が目撃されています。
一昨日午後に、小屋の前から黒部川の河原を何気なしに見たら??真っ黒い四つ足動物が川を渡渉?しているのが見えました。
写真中央の、砂の中洲の下流側を右岸から左岸に渡って行き藪斜面に消えていったので、小屋の近くやキャンプ場からはかなり離れているしワザワザ人間の気配のある方向に向かってはこないだろうと思ったのですが・・・キャンプ場にいってお知らせしてから、持参したトランジスタメガホンのサイレンをクマの見えた方角に向けて大音響で鳴らしておきました。
元々が彼らの生息エリアですし、歩いていれば爪痕・熊棚・スズメバチの巣の襲撃痕等の痕跡を見かけることもあります。
人が沢山歩いてくれれば、気配を感じて人間を避けてくれると思うのですが・・・。
今までこのコースではクマの被害はありませんし昨日今日も目撃情報もありませんが、心配な方は「熊鈴」鳴らしながら・歌いながら?・お喋りしながら・爆竹破裂させながら??歩くようにしてくだされば?