阿曽原温泉小屋

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ヤッパリ朝焼けは・・・。

2022-08-15

写真

今朝5時前の東の空

今朝5時前に起きたら、外は明るくなり出していたのですが・・・景色が薄いオレンジ色に染まっていました。

外に出て東の空を写した写真ですが、空気全体が色付いていて見上げた雲は朝焼けに染まっていました。

「朝焼けは悪天のサイン!」の観天望気通りで、天気予報は雨雲が迫っていて午後から回復の予報ですが一時的に強く降るらしく・・・。

朝食前に風呂に行ってくると、二人組が向かって直ぐにポツポツ降り出してしまいました。そういえば、昨日この二人組が風呂に行ってしばらくしたら強い雨が降り出して幸い傘を持って行っていたので濡れずに帰れたのですが、風呂に行く度に雨にたたられているみたいで少し気の毒でした。

朝食後から時折少し強めの雨が降り出しましたが、池の平小屋のアルバイト上がりの男性・北海道登別からの80歳代の男性・仙人池を往復して来た元気な70代の男性は順次出発されて・・二人組さんは祖母谷温泉泊なので二度寝?小降りになるのを待ってからゆっくりの出発されてゆきました。

強い雨が降る緊張感も焦りも無く・・なんだかノンビリした阿曽原です。

気持が・・・!

2022-08-14

写真

三種の神器??? 各種サイズのビス・インパクトドライバー・結束バンド

一昨日・昨日と登山靴トラブルがありました。 

軽症のモノは、結束バンドだけで対応できましたが、完全にべローンってソールが剥がれたものについては、泥を洗い流してから一旦ビス止めしてから出発前に結束バンドでソールと靴本体を締め上げてから出発して頂きます。

大概同じ日にソールは張られているので、反対側の靴を調べたら案の定剥がれかけていたので追加でビスを打ち込みます。

大概かかと部分はソールが分厚く、土踏まずから足先に向けてはソールが薄くなっているのですが・・メーカー・タイプ等で厚さが違うのでビスの種類もなんだか増えてきました。

毎年の事ですが、登山者が少ない割にはトラブルが多い様な???小屋に届いてくれれば、各種サイズのビスと結束バンドを用意して対応出来ますが、途中でトラブルに遭うとどうにもなりませんので入山前の点検と「結束バンド」を非常用に数本用意しながら歩かれれば役に立つのでは???(ビスが効かないタイプのシューズの方は特に!)

数日前に立ち寄られた登山者が「もう帰るから、良かったら使ってください」って結束バンドを、別の方も「行くところで配って来ています」ってコロナ対策マスクをワンパック(10枚)置いて行ってくださいました。

なんか~こうゆう周りを気遣う優しい気持ちが嬉しいです。

暇だから、こんな触れ合いも出来ているのですが・・・営業自粛している小屋が沢山ある中で、本当は幸せなのかもって考えれば???

いい話がありません。

2022-08-13

写真

風呂場横の木には、人が来ても鳴き止まず逃げ出しもせずに。

アッチコッチの山小屋から、コロナ感染で営業自粛との話が聞こえて来たと思ったら、加えて台風来週で続々キャンセルが来ているようです。(お陰様で?阿曽原温泉は、感染しようにも宿泊者が少なすぎて感染しようにも・・・)

持ち回りですが「北アルプス山小屋協会」会長を仰せつかっている身とすれば、各小屋の対応に任せっぱなしでいいのだろうか?何か出来る事ないのか?等々気をもんでいるところです。

そんなところへ、数日前にテント場を利用した何度か来てくれている男性で「5日ほどしたら帰ってきます」と元気に剱岳方面に向かったのですが 「三の窓雪渓」 で遭難死しているのが発見されたニュースが入って来ました。

一般登山道ではないルートでの遭難でしたが、今シーズンは猛暑が続いております。普段の登山よりも知らず知らず消耗しているはずですので、水分補給と慎重な行動を御願い致します。

※FAX受付終了!

昨日、自宅に寄ったらFAXが6件届いていました。 自宅FAXでは受付終了しておりますし、小屋にはスタッフが詰めているはずですので、FAXではなく架電して頂ければありがたいです。(先に書きましたが夕食準備時間帯は忙しいし、加えて早朝から働いている身とすれば昼寝時間帯の架電も避けていただけるとありがたいのですが・・・)

登山道情報!

2022-08-11

写真

阿曽原谷の桟道と丸太橋

※水平歩道について。

整備が遅れ気味だった「水平歩道」の整備ですが、未整備箇所へのヘリコプターでの資材輸送&整備もほとんど終了したそうです。

※下の廊下について。

損傷を受けた「東谷出合い吊り橋」の復旧資材は届いたそうで、復旧作業はお盆休み明けから始まるそうです。

吊り橋が復旧してからでないと、S字峡~十字峡~白竜峡~黒部別山谷の下半区間の整備に入れませんので「何時から通行出来ますか?」との質問には、しばらくはお答えのしようもありません。

(黒部ダム~黒部別山谷間の、上半区間は随時整備状況をお伝え出来ます)

お願い!

2022-08-10

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小屋から見下ろした黒部川

毎年書いているのですが・・・この時期の阿曽原小屋は、最小限のスタッフで切り盛りしています。

今日の宿泊客も一桁台でスカスカなのですが、夕食には冷たい素麺と熱々の天ぷらを提供させてもらっています。

少ない夕食数ですが、なるべく冷え冷え・熱々の夕食を提供する為に18時の夕食開始前は厨房は戦場と化します。

そんな時間帯に問い合わせや予約確認の電話を掛けられても、放置したままで直ぐに出れないこともあります。

ましてや「10月末に室堂から仙人池越えで歩きたい?」って言われても・・マジで死にますから!

山の基本的な事を押さえていただき、紅葉のいい時期?・天気はどうか?・その頃の雪渓は?等々答えようのない質問をされても困りますし、新しい情報は逐一このページに載せているつもりですので「ホームページ見ながら電話しています」って方からの電話には・・・勘弁してよ!って泣きたくなります。(昨年以前のページを見て頂ければ、毎年大きく違う事が分かってもらえるかと)

二ヶ月先の宿泊予約・確認よりも、目の前でお腹を空かせておられる方々への対応を優先させていただきますので、小屋への電話は夕方17時半~18時過ぎまではお控え願います。(邪険には応対してないと思うのですが・・・腹の中では「エーィこの忙しい時に!」って声が大きくなりがちです?)

※やって来るのは・・・。

昨夜も今夜も少ないながら、ありがたいことにリピーターさんホームページの愛読者さん?がほとんどで、食事時や出発前になんやかんやとお話しさせてもらったりしています。

先に「ハネアリ」の事を書きましたが、今夜も7時40分には現れていますが・・・他にもウロウロとする奴が目撃されています。

一昨日午後に、小屋の前から黒部川の河原を何気なしに見たら??真っ黒い四つ足動物が川を渡渉?しているのが見えました。

写真中央の、砂の中洲の下流側を右岸から左岸に渡って行き藪斜面に消えていったので、小屋の近くやキャンプ場からはかなり離れているしワザワザ人間の気配のある方向に向かってはこないだろうと思ったのですが・・・キャンプ場にいってお知らせしてから、持参したトランジスタメガホンのサイレンをクマの見えた方角に向けて大音響で鳴らしておきました。

元々が彼らの生息エリアですし、歩いていれば爪痕・熊棚・スズメバチの巣の襲撃痕等の痕跡を見かけることもあります。

人が沢山歩いてくれれば、気配を感じて人間を避けてくれると思うのですが・・・。

今までこのコースではクマの被害はありませんし昨日今日も目撃情報もありませんが、心配な方は「熊鈴」鳴らしながら・歌いながら?・お喋りしながら・爆竹破裂させながら??歩くようにしてくだされば?

やって来るのは・・・。

2022-08-10

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撃退システム??

小屋宿泊もテント場も未だに二桁に届かないスカスカ阿曽原ですが、この時期は晴れていると暗くなると共に「ハネアリ」の襲来に悩まされます。

気密性皆無な阿曽原小屋では、夕食を終えると客室の電燈を消してもらって食堂棟の縁の下に明かりを灯して「集蛾灯」代わりにしています。(部屋に入って布団の上にゴマ塩みたいに落ちると蟻酸の酸っぱい匂いとムズムズでで寝れたものではありません)

そこへ集まって来る「ハネアリ」に向けて、霧状に水を撒いておくと相当数が撃墜されて地面に落ちてくれるのです。

お客様には御迷惑をお掛け致しますが、御協力のほどよろしくお願いいたします。

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