すべては事故防止のため!
2022-04-17
アルペンルート始発ケーブルカーは午前7時なのですが、毎年登山者が朝一のバスに詰め掛けるので午前5時半から立山駅にて「入山届」記入のお願いに向かいました。
「入山届」の提出は室堂ターミナルの受付窓口になるのですが、室堂でバスを降りて直ぐのスペースは狭くて次々と押し寄せる観光客がスムーズに流れる為に立山駅でケーブルの待ち時間に事前に記入してもらっているのです。(コロナ禍前の外国人でアルペンルートが観光客で溢れかえって、天候が悪く外に出られない日等は悲惨でした)
毎年来ておられる方々は、ネットの 「コンパス」 「立山室堂地区山岳スキー等安全指導要綱に該当する登山等」 を利用して、事前届や自宅で入山届を作成して来てくださるが徐々に増えて来てスムーズに入山出来て来ているのではないかと。
実際にあった話ですが、新雪が積もった翌朝に発生した表層雪崩にスキーヤーが数人(8人?)巻き込まれてしまい、巻き込まれた人数が目撃者からだけの情報でハッキリせず・・そろそろ目撃された人数は掘り返せただろうと作業中止をしようとしたところでもう一名見つかった事例があります。
届が出ていれば、入山者名(連絡先)・入山コース・行動計画等が把握出来て捜索に活用できるし事後対応もスムーズに行きます。
この時期は、最近は常識になって来た雪崩ビーコン を装着して頂ければ早期救助につながります。(立山駅・室堂ターミナルでも、レンタルありますが・・・料金がお高めですので、持参して来てもらうのがよいかと!)
登山だけでなく「スキー」「スノーボード」を楽しみに来ておられる方にも提出を御願いしているのですが「今日は斜面がクラストしている」「昨夜新雪が積もって、○○斜面は雪崩の危険が」等の最新の注意情報をお伝えできるし、声掛けすることで今までの事例をお伝えすることが出来れば「注意喚起」になるかと考えております。
一々面倒臭い事だと思われるかもしれませんが、全ては事故防止の為ですので御理解・御協力のほどお願いいたします。
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